2018年8月29日水曜日

ヤマダ電機がドンキに変身!

かつて、自宅から徒歩で20分、8号線沿いの一角にヤマダ電機福久店があった。この店舗ができて5,6年は営業を続けていたが、店舗はいつもガラガラの状態だった。どのフロアーもお客さんより店員の方が多かった。結局この店舗は閉鎖となったが、建物は3年くらい放置されていた。

ヤマダ電機が2013年4-9月連結決算で初めての赤字を発表した。ヤマダ電機の赤字の原因としては、中国出店の失敗、ベスト電器の買収の失敗などがあげられているが、インターネット販売との競争激化で家電製品に利益が出づらくなっている構造上の問題も存在しているという。
現在はグループで国内外に1000店以上の直営店を展開しているが、同業他社との値下げ競争や、インターネット通販の普及で事業環境が悪化したようである。

さて、話を戻すが、一昨年の5月20日、ヤマダ電機だったその建物がドン・キホーテ金沢森本店としてオープンした。

ドンキホーテ金沢森本店
 開店から今年で3年目に入ったのだが、近くても特に買いたいものは無かったので、ついこの間まで行くことはなかった。毎日のウォーキングで1度だけそこに行ったのだが、まだ開店時間前だったので入ることは無かった。
つい先日、女房が「いろんな商品が天井まで積み上げてある、一度行ってみたら」と盛んに勧めるので車で出かけた。

ドンキホーテの商品陳列は天井まで積み上げてあるという話は以前から聞いてはいたが、中に入ると所狭しと商品の山、自分が店舗のどの位置にいるのかさっぱり見当がつかなくなった。



陳列されている商品の種類は「ありとあらゆるもの」である。
商品も多いのだが、来客数も実に多いのである。

食品売り場に限っては一般的な陳列方式だった
チョコなどのお菓子類では、イオンで100円くらいのものが70円前後の値札が付けられていた。
この値段でドンキしか買えないのだが、これでも利益を確保できるのだから経営方針が他の追随を許さないということだろう。

「やっぱり魔境だよな」――。ドンキホーテホールディングスの創業者である安田隆夫氏は、最近よく社内でそう口にするという。“魔境”とは、天井近くまで商品を積み上げた陳列が特徴的な同社の売り場を言い表したもの。特異な店舗づくりで独自の立ち位置を確立してきたドンキが今、“再生屋”として存在感を増しているという。

ドンキが8月上旬に発表した2018年6月期決算は、売上高9415億円(前期比13.6%増)、営業利益515億円(同11.7%増)と29期連続で増収増益を達成した。業績を牽引したのは食品や化粧品、医薬品などだ。特に訪日観光客のリピーターが増加傾向にあり、免税売り上げは前期比56%増の568億円と絶好調だった。

金沢森本店の来客の多さがそれを物語っている。

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