2018年8月16日木曜日

車の走行音がうるさくなった

最近、国道、県道に限らず車の走行音が非常にうるさく聞こえるようになった。
これは高級車であろうが大衆車であろうが同じである。今の車に乗り換える前は「ウインダム」に乗っていた。確かに今の車と比較すると、静粛性は全然違う。
だが、2,3年前までは60km/hくらいで走行していると、1500ccクラスの車でも走行音は殆どしなかった。それが現在では騒音が凄く気になるくらい大きくなった。

その原因は何かというと、透水性舗装の普及したことによる。

透水性舗装と一般舗装
なぜ透水性舗装に変わりつつあるのかというと、普通舗装の場合は表面がアスファルト乳剤でコーティングされているため降水は全て側溝に流れ込む。このため、降雨で急激に下水や河川に流入し洪水になりやすい。透水性舗装の場合は降った雨は一旦表面舗装を浸透し集水管で側溝排水したり、そのまま直下に浸透させる。この直下に浸透させる構造は舗装を支える路床が排水で軟弱化する問題があるので、常識的には直下浸透方式の構造は難しい。

透水舗装は水を垂らすと「じゃじゃ漏れ」状態となる
表面がざらざらしているのが透水性舗装で、なめらかな表面は普通の舗装で、ここを走ると「全く静か」な走行となる。

ところが、国交省の資料では透水性舗装が一般舗装よりも低騒音だとする資料がある。

全く馬鹿げた図面である
こんな素人だましの絵は破棄すべきである。


透水性舗装で一旦表層部を浸透した雨水は、下部にそのまま浸透させると路床が破損してしまうため、結局下層部で集水管を埋設して側溝に流しているから、洪水対策というのは「真っ赤な嘘」なのである。
アスファルト乳剤の使用量が極端に少なくてすむ舗装は、当然コストダウンとなる。
どうもこの隠れ蓑として透水性舗装のメリットを誇大吹聴している節が見え見えだ。

静粛な走行ができる普通の舗装が恋しいのである。

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