2017年9月30日土曜日

鳥人間コンテストに挑戦したことのある30歳の夢追い人

昭和52年に第1回が開催され、今年で40回となる彦根市松原湖岸で実施した鳥人間コンテストがあった。
毎年TVで観戦しているのだが、小さく狭いキャビンで必死にペダルを漕ぐ姿に感動を覚える。製作の過程から飛行の様子まで紹介される。
今年は20kmの折り返し点から復路のスタート台までの40kmを飛行することに初めて成功したチームがあった。毎日自転車を漕いで猛特訓した成果だろう。



こんな大会に出場したことのある30歳の若者を紹介する記事が朝刊に掲載された。
今年7月末、北海道大樹町でホリエモンの宇宙ロケットが打ちげられた。そのスタッフの一員である稲川貴大君が紹介された。


東京工大卒。大手カメラ会社に就職が内定していたが、堀江貴文氏に誘われてロケット開発の道を選んだという。
鳥人間コンテストに参加するグループのメンバーは、それぞれ個性的な人間が多い。40歳を超えた人が自費で飛行機製作に挑み参加している人もあった。
民間ロケットで宇宙ビジネスを目指す稲川君の活躍を期待したい。



2017年9月29日金曜日

土壇場+修羅場+正念場

安倍総理が解散を宣言する2時間半まえに、小池知事が電撃的記者会見で「希望の党」創設をぶち上げた。
そして間を置かず前原代表は「名を捨て実をとる」として「解党」を宣言した。
正に激動の政局となった。
こうなるとは誰が予測し得たか。
希望の党は民進党議員の受け入れを拒まないという。が、小池代表のふるいにかけられるのだ。プライドを捨て入党を乞う道しかない。臣下の礼を尽くすことになるのだ。

まさに土壇場と修羅場と正念場が同時に巻き起った。地方の民進党議員はどうすればいいのか途方に暮れているだろう。石川県議の中で早速希望の党に入党したいと手を挙げ、若狭代議士の同意を得たという。さあ、あとの議員の皆さんはどうするのか、思案六法悩ましいところである。

この政変をイギリスの新聞は次のように評した。
英タイムズ紙(電子版)は28日、小池百合子・東京都知事率いる新党「希望の党」との事実上の合流をうちだした前原誠司民進党代表の判断を「政治的ハラキリ」と表現。「政治の展望を一変させ、確信をもって結果を予測するのが不可能になった」と報じた。

英ガーディアン紙は、与党保守党が野党労働党に圧勝すると予想されたものの、過半数割れに追い込まれた英国の6月の総選挙と比較。「英国の労働党と違い、日本には野党と呼ぶにふさわしい存在はない。自民党はこびとたちの中の巨人で、大きなスキャンダルでも無い限り『安倍特急』は脱線しないだろう」というテンプル大のジェフ・キングストン教授の見解を紹介した。(ロンドン=下司佳代子)

政治的切腹という表現はドンピシャ。しかし大学教授の安倍特急は脱線しないだろうとの見方は正解となるか。

朝刊を見て大いに腹の立つ記事が眼についた。
平昌オリンピック組織委員会のHPに記載された世界地図に、日本が消されていることがわかったという。これは明らかに意図的な仕業。

こんな馬鹿げた地図をHPに載せたという。韓国のSNSでは北朝鮮の核で日本が沈没したと愉快がっている輩がいるとか。
東京オリンピックの組織委員会がこんなことをしようものなら、即、会長の責任が問われその職を解かれるだろう。日本バッシング全て良い韓国なのだ。

2017年9月28日木曜日

深海に宝の山あり日本が資源大国に!

日本は資源がない国で、そのほとんどを輸入に頼っていると学校で教わって60年もそう信じてきた。ところがである。2,3年前から太平洋や日本海の海底に膨大な資源が眠っているということがメディアで報道されるようになった。
日本海ではメタンハイドレートと称されるメタンの凍結氷柱が発見され、採取にも成功したという。
その規模は消費量の100年分、120兆円というから驚きである。

そして一昨日の新聞では、資源エネルギー庁が沖縄海域で海底1600mにある熱水鉱床から採取機械を投入して資源採取に成功したと報じた。


北國朝刊9/26

海底1600mで作業する集鉱機
資源エネルギー庁HPより
世界で初めて海底熱水鉱床の連続揚鉱に成功しました~沖縄近海で海底熱水鉱床の採鉱・揚鉱パイロット試験を実施~
本件の概要
経済産業省及び(独)石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は、採掘・集鉱試験機を用いて海底約1600mの海底熱水鉱床を掘削・集鉱し、水中ポンプで海水とともに連続的に洋上に揚げる世界初の採鉱・揚鉱パイロット試験を沖縄近海で実施し、成功しました。この試験の成功は、海洋鉱物資源開発に必要となる技術の確立に向け大きな一歩となります。今後、本試験成果の他、資源量評価、環境調査等の調査結果を踏まえて、平成30年度に経済性評価を行います。
1
.背景
沖縄近海等に分布する海底熱水鉱床は、我が国固有の資源であり、これらの開発が可能になれば、鉱物資源の大部分を海外に依存している我が国にとって、これら資源の新たな国内供給源として期待されます。
経済産業省は、「海洋基本計画」(平成25年4月26日閣議決定)及び「海洋エネルギー・鉱物資源開発計画」(平成25年12月24日経済産業省策定)に基づき、我が国周辺海域での海底熱水鉱床の資源量調査、生産技術に関する基礎的な研究・調査等の取組を進めています。
2.採鉱・揚鉱パイロット試験の概要
沖縄近海において、試験サイトの地形や環境の特性を調査した上で、8月中旬より準備を開始し、9月下旬までの海象条件が良い時に、複数回に分けて、事前に採掘試験機で掘削・破砕した鉱石を、集鉱試験機で海水とともに集鉱(吸引)し、水中ポンプ及び揚鉱管を用いて、水深約1,600mの海底から洋上まで連続的に揚鉱し、この一連のシステムの技術的検証やデータの取得を行いました。

本試験は、実海域で鉱石を海水とともに連続的に揚鉱する技術を適切に検証し、データを取得するため、水中ポンプの閉塞防止を目的とした鉱石の事前破砕、海水に対する鉱石の濃度の手動調整、海象条件が整った期間のみの実施等、試験の目的に即して条件を整えた試験となっています。
なお、本試験の実施に当たっては、事前に周辺環境への影響を検討し、深刻な影響が生じないことを慎重に確認するとともに、試験中及び事後にも環境モニタリング測定を行い、環境への影響を評価します。

3.今後の予定
本試験の結果の取りまとめとして、採鉱・揚鉱技術に係る商業化に向けた今後の課題を抽出するとともに、選鉱・製錬技術も含む生産技術の検討を進めつつ、併せて、資源量調査、経済性評価、環境調査の検討等を進め、海底熱水鉱床の商業化に向けた取組を総合的に推進していく予定です。

一方、メタンハイドレート関係は以下のとおりである。
メタンハイドレートは、低温かつ高圧の状態で水の分子がメタン分子を包み込む形で組成された固体結晶です。見た目は氷のようですが、火を点けると燃えるため「燃える氷」とも呼ばれます。メタンは、石油や石炭に比べ、燃焼時の二酸化炭素排出量がおよそ半分程度であり、環境対策に有効なエネルギーと考えられています。

現在、資源エネルギー庁は、日本海側の新潟県沖と能登半島沖での採掘調査を行う準備を進めているところです。日本海側のメタンハイドレートは、海底の表層に存在し、特に富山湾では、水深500メートルと他の埋蔵海域に比べ浅く、生産に適していると期待されています。生産における今後の課題は、海洋環境に与える影響や安全な精製過程の研究とコストダウンなどが考えられます。

これらの条件を克服することが商業化の前提となるでしょう。2014年度のメタンハイドレート開発促進事業の政府予算は127億円であり、さらに補正予算で20億円が追加されました。政府としてもメタンハイドレートを次世代のエネルギーとして期待しています。

最低でも120兆円の価値がある。
2018年には商業化も
将来的にメタンハイドレートの総生産量は、回収率を約3分の1と想定して4・1兆立方メートルと推定され、金額的には最低でも120兆円を超えると言われています。年間推定生産量は約500億立方メートル、金額にして1兆5000億円。経済波及効果は合計3兆円に上ると考えられています。

2007年に制定された海洋基本法に基づき、2013年に制定された海洋基本計画では、2018年に商業化することと、2023年以降は民間企業主導による開発に移行する目標を立てています。

現在、天然ガスの多くは、中東やオーストラリア、ロシアなどからの輸入に依存しています。しかし、戦乱などの事情により輸入が制限されることになっても、メタンハイドレートの開発を続けていれば、自前のエネルギーを持つ道が開けます。

昨日、「希望の党」というのが立ち上がったが、深海の宝の山の開発こそ日本の希望である。



2017年9月27日水曜日

秋の気配

立秋は8月7日なのだが、この頃はまだ夏真っ盛りだ。旧盆を境に虫の声が聞こえてくる。夜中にその声を聞くともうすぐ秋だなぁと思う。
”秋来ぬと目にはさやかに見えねども・・・”と古今集で歌われたのはこの立秋だという。1100年も経た今に通じる。藤原時行朝臣が詠んだ。

一昨日も昨日も秋晴れの爽やかな日であった。団地の裏手に広がる田んぼの刈り入れも終わりを告げた。台風の被害もなく収穫が終わった。
ウオーキングをしているとコスモスが咲き乱れていた。この花を見ると秋だなぁという感が強くなる。


稲刈りも終わった
吾が住宅団地の東側に蓮田と田んぼが広がっているのだが、最近になって休耕田が増え雑草が生い茂っている。
荒地となった田んぼ

2年前までは耕作されていた
じいちゃんが高齢で足腰が痛み、やるにやれない事情があるのだろう。
国道8号線から海側に田んぼが広がっている。この付近に海側環状道路の建設が進められている。この道路建設により、農地の土地利用が大きく変わることを期待する耕作者は多い。だが、都市計画では「優良なる農地」と位置づけされ、変更は許されないという。
耕作者の大部分は高齢者であり、「米」づくりの先行き展望が暗いため後継者がいない。
これでも行政は「優良なる農地」として保全するのにこだわるのか。
これは行政のエゴであろう。


2017年9月26日火曜日

ボランティアの当番表

毎月中旬になるとメールで学童下校時間予定表が配信されてくる。発信元はちさか地域安全パトロール隊の隊長から。配信されると、もうそんな時期になったかと時の流れの速さに驚いている。

町内のパトロール隊員登録者は18名だが、体調不良や子育て等の都合で4名がお休み中である。
配信された下校予定表に基づいて、14名の当番を割り当てする作業が実は大変なのである。1週間に1回が基本なのだが、月2回に限定の方も複数おられる。なおかつ、曜日が指定されている方もおられる。表はエクセルで作成しているが、複雑なため間違いが生じる時もあって迷惑をおかけする場合が発生する。

最も大変な月は新入生のある4月。1年生は毎日の如くに下校時間が違うのである。
当番は必ず2人同時に立哨することにしている。学童といっても1,2年生を対象とした横断歩道の見守りと誘導を実施しているのだが、曜日によっては1年生と2年生の下校時間が1時間違う場合がある。この日は早番と遅番と称して、2人づつ4人が要員となるので、1週間に1回の割り当てが場合によっては2回になる場合がある。


平成18年まで6名のボランティアだったが、他の町会の実態を調査してボランティアの人数の多いのに驚いた。これではいけないと思い、大募集をかけ20数名の協力者を得ることが出来た。町会役員も積極的に登録していただいた。だが、それから徐々に都合が悪くなったとか、高齢による体調不調でやめる人があって、14名にまで縮小してしまった。

10年以上続けている人も5,6人を数える。1年生だった児童が高校生になっている。
何よりも信号待ちしている時間の、子供たちとの会話が楽しい。

2017年9月25日月曜日

映画の手書き看板

金沢の市電は昭和42年2月に廃止された。廃止されるまで、ボギー車の車体には大きな映画の手書き看板がかけられていた。衰退化が進む映画界ではあったが、この頃はまだ市内に沢山の映画館があった。今でも目に焼き付いている映画のタイトルがある。「長く白い雲」という洋画。

香林坊には封切り映画館が数館あって、どの映画を見ようかとうろついたものである。
パリー菊水は洋画専門。松竹、東映、大映が軒を連ね、現在の109あたりにスカラ座があった。ここは洋画とストリップ劇場の共用だった。
そんな映画館の正面には上映されている映画の手書き看板があった。どの看板も見事に描かれていた。

往時の香林坊映画街
中学生のころは映画観賞は親子同伴に限られていた。友達と行くと補導員に捕まったものである。学校名、住所、氏名を聞かれ学校に通報される。そして職員室に呼び出され長い説教があった。

しかし、この頃は学校として映画鑑賞が実施されていた。「警察日記」、「滅びゆく大草原」、「海底二万哩」などを見に行った。これは非常に大きな楽しみだった。
大和デパートの5階や丸越の5階にも映画館はあった。並木町の「北國第1」や「北國会館」はいつ無くなったのだろう。
50円2本立ては石引の「スター劇場」、ここへもよく行った。

手書き看板の名人はまだご存命だろうか。
イオン金沢の映画はシルバー1100円。50年前の封切りは350円もした。それでも見たい映画が山ほどあった。
今は年に1,2本ほどでしかない。

2017年9月24日日曜日

障子と縁側、畳に床の間

現在の住まいは平成9年に新築した。自分で方眼紙に間取り図を描いて、それを基本に確認申請ができる図面に書いてもらった。ここに転居前まで住んでいた家も基本設計は自分で行った。2軒の家を自ら概略設計したのである。最初の家の間取りはインナー車庫に座敷と縁側とLDK、2Fは洋間2、和室2であった。昭和56年に完成したその家は和室がメインで、当時は極一般的な間取りであった。
それから16年後、今の家が完成したのだが、間取りが一変し1Fが和室1、洋間3、2Fが洋間3で洋間がメインとなった。

それから20年を経た今、新築住宅から和室が消えた。コストダウンを追求した結果なのだろう。和室に畳は付き物である。10年前に比べてい草の需要が半減したという。
畳は平安時代から貴族が使っていたが、江戸中期から町人に広がって、明治中期には農家にまで普及した。

日本文化となっているものの多くは中国大陸から入ってきたものが多い中、畳は日本で生まれ育ち、延々と伝えられてきた。いなわらを使用して作られた床にイグサで編んだ畳表を作り、日本の気候に合い湿気にも強い畳を作り上げた。日本での生活も益々欧米化が進む中、畳が姿を消しつつある。

そんな中、ある畳職人が業界にかつを入れた。業界は社会の変化でそうなったというが、それは違う、業界が努力を怠ったからだと主張している。その主張を読んでみると納得する部分があることは確かだ。


昨日は彼岸の中日だった。和室のない家の仏壇はどこに置くのだろうか。仏教王国といわれる北陸の家から仏壇が消えるのだろうか。これは心配しすぎか。
やはり障子と縁側、畳に床の間がある家は心が落ち着く。

一般的な座敷
だが、前の家にしろ今の家にしろ座敷を使うのは月に1,2度くらい。贅沢な空間にも思える。


2017年9月23日土曜日

今日は集会所の当番

今日の午前中は町会の集会所である荒屋会館の当番の日。9時に開館に行ったところ、下足箱には十数人の履物がづらり。そーか、今日は麻雀同好会の定例会か。それにしても出足が早い。3卓でゲームが始まるという。30分ほど遅れて一人が来られた。交代でやるのだとか。

会館の当番制は7年前に会館完成と同時に施行された。火と木以外は午前と午後に毎日当番が詰める。こんな制度がある町会はほかにはない。では何故こういう制度が導入されたのか。町会集会所は昭和43年に新築された。もともとグレードが高くない建物なので老朽化が進んだ。平成4年、当時の町会長が「20年後には必ず建て替えなければならなくなる。よって改築資金積み立てを行うものとして、月500円を町費とは別に徴収する」と総会で提案して承認された。

当時の町会長は自分の考えをブルドーザーのように押しまくるタイプ。誰も反対することができなかったという。その町会長の功績をもっと高く評価すべきだと思う。
当時の郵貯の金利は8%時代。18年間積み立て、元利合わせて2千万円を超えた。私は業務上得た知識があったので、敷地に見合う施設計画を立て概算工事費を算定してみた。
補助金を合わせれば何とかできると公表した。そうしたら1年でやめると決めていた町会長だったが、余りも無責任ではないかという声に押されて6年間もやる羽目になった。

18年間で1世帯約10万円の積み立てをしたことになった。よく一致団結してそこまでやったもんだと感心した。
そこで折角一致団結して建設した集会所なので、誰でもこの集会所を遠慮気兼ねなく使える施設にしようということで、15の同好会を提案して会員を募集した。料理・生け花・茶道・クラフト・カラオケ、麻雀等、今も活発な活動を行っている。

そして当番の話に戻る。
当番は同好会の会員が主となって、それぞれの組織が午前と午後に分けて当番を担うことにしたのである。平日は高齢者が担っている。土日は町会班長、子供会育成部、ネットサークルに割り当てられている。
当番の用務な何?
来館者との応対であったり、施設や備品類の管理である。
何よりも目指すところは、「常時オープンの会館」であること、当番者の顔見知りが事務室で談笑できる場であることなのだ。要するに「絆づくりの肥やし」といえよう。

ソフトボール同好会という組織が延々と活動してきて、荒屋団地交友会として名称変更されると同時に町会の同好会として承認を受け、このメンバーが主となって「荒屋団地お助け隊」が設立され、利用者が徐々に増えつつある。この制度は校下一円に広まったという。

その核が「荒屋会館」である。荒屋会館は住民の宝なのだ。
情報発進基地の1F事務室

荒屋会館全景 EV付なのだ

2017年9月22日金曜日

脳卒中の引き金は高血圧

1カ月ほど前になるが、児童の下校時に横断歩道で誘導をしたり、民生委員として地域のために骨を折っていた近所の女性が家で倒れ救急車で入院したという。ご主人がわざわざ来宅され、状況を説明された。もう1か月リハビリすれば退院できると聞いた。

昨年は、長く学童の安全誘導活動に貢献した人が動脈瘤破裂で亡くなられた。町会のネットサークル定例会には欠かさず出席されていた。あんなに元気だった人がもういないなんて信じたくない思いがする。
3年ほど前には私の姉が脳卒中で倒れ、未だ完全に治癒してはいなく、後遺症に悩まされている。

この人たちには共通することがある。それは高血圧症だったことである。動脈瘤で亡くなられた人は、高血圧の薬が切れたが通院している院長が体調を崩して休診中であったため、薬がもらえずそのままだったという。悔やまれるところである。

私の両親も脳梗塞を発症した。他人ごとではないのである。
昨年、医科大病院でMRIで頭部の検査をした。パソコンの画像を見ながら医師が恐るべきことを告げた。「10日ほど前に脳梗塞を起こした痕跡がある」と。なるほど画面を見ると白い小さな点があった。血液検査データにより、血液が濃すぎるから水をどんどん摂取するようにと指導を受け、血液さらさらの薬を処方され現在も服用している。毎日2ℓ程度の水を飲むのが望ましいというが、それが中々難しい。

そこで脳卒中の原因や予防について調べてみることにした。

予防十か条なるものがあった。

やはり高血圧が1番になっている。おかげさまで私は血圧に関しては正常値の範囲内にある。太りすぎにならないようウオーキングとスイミングを心がけよう。

参考資料
脳卒中の患者数は現在約150万人といわれ、毎年25万人以上が新たに発症していると推測されています。
脳卒中は、がん、心臓病に次いで日本における死因の第3位となっています。
「寝たきりになる原因」の3割近くが脳卒中などの脳血管疾患です。

また、全医療費の1割近くが脳卒中診療に費やされています。
高齢者の激増や、糖尿病、高脂血症などの生活習慣病の増加により、脳卒中の患者は2020年には300万人を超すことが予想されています。

三大成人病のひとつ、脳卒中はある日突然襲ってきます、多くは何の前触れもなしに。
しかし、脳卒中の原因となる高血圧や動脈硬化は、程度が進むといろいろな症状をあらわすものです。
気がかりな自覚症状があったら迷わず専門医の診療を受けてください。



2017年9月21日木曜日

金沢プールで30年ぶりのスイミング

毎日40分程度のウォーキングを続けているのだが、最近腹周りが太くなり体重の増え方が半端でない。ファスナーが止まらないズボンが増えた。こんな体重増加は異常である。原因を探れば禁煙のせいだろう。痩せるためにやめた煙草を復活させるわけにもいかない。
思案六法の末、考え付いたのが新築なった金沢プールで泳ぐのはどうか。女房に話したところ、もろ手を挙げて賛成してくれたので、先週スポーツ用品店で水泳パンツ、帽子、ゴーグルの3点セットを購入した。

月曜日は定休日なので19日(火)に金沢プールに行った。広い駐車場に20台くらいが駐車。午前中だから少ないのだろうと思い入口に向かった。何でこんなに入口が遠いのだろうと思いながら、ようやく入口に辿りついた。が、ドアが開かない。不審に思って何度もドアを開けようと試みていたら、窓を清掃中の若い女性が、「今日は昨日の代休日で、プールはやっていません」とのこと。30年ぶりのスイミングをと意気込んで来たのに出鼻をくじかれ帰宅した。

エントランスはズーッと向こうの方にある
そして昨日の午後に出直した。入場料はシニア360円。回数券を購入した。
新品の施設は気持ちがいい。

ロッカールーム
プールは25mと50mの2面。25mプールで泳ぐことにした。1コース貸し切りみたいに平泳ぎ、クロール、背泳ぎで各25mづつ。30年ぶりとなるスイミングは体力が落ちたのか20mくらいで疲れて足をつく。ベンチで一休みして再チャレンジ。スタート台に立ち、飛び込みで潜水したまま25mを泳ぎ切ろうとした。が、やはり20m付近で息が切れ足をついた。2回飛び込みをして浮き上がったところで、女性の監視員がやってきて、「飛び込みは禁止になっています」と注意された。怪我に責任が持てないというのが理由らしい。

40分くらいで上がることにした。そして50mプールへ。

国際大会も可能な素晴らしいプール
このプールでは泳げないなぁ・・・と思った。今のパワーでは50mを泳ぎ切るのは無理。
着替えをして帰ることにした。エントランスを出るころ、俄かに風雨が強くなり土砂降りに遭った。庇の下を歩いても横殴りの風で駐車場にたどり着くまでに全身ずぶ濡れになってしまった。
回数券も買ったことだし、これに懲りずに続けて行きたいと思っている。
こんなことが出来るのも「隠居の身」であればこそ。好きな日の好きな時間に行くことができる。今までの頑張りに対するご褒美だと考えることにした。






2017年9月20日水曜日

日本地図を500m角に分割して得る情報技術

今日の朝刊を見て驚いた。日本地図を500m角に分割して、そこに何人いるか調べることができるようになったという。全国を500m角に分割すると何個になるのだろう。凄い数になるのだろうなぁと想像がつかない。
どうしてこんなことが出来るのか?

それは携帯電話の位置情報を把握できる「ドコモ」であるからこそできる技である。
携帯電話の普及が進んだことも可能になった一因だろう。何せ小学生までが携帯を持つ時代なのだ。
電車を待つホームの高校生、みんな携帯を持ち親指をせわしく動かしている。何だか異様な風景に感じるのは私だけか。

さて、それはおいといて、500m角の中に何人いるか判断できることで、最もメリットがあるのは災害時の救難にある。広範囲な災害であれば、最も密度の高いエリアを調査して、優先的に救助・避難・誘導を行うことができる。
人の動きを調べるのに30分かかるという。そこで登場するのがAI。過去の人の動きを分析して即時に現在の情報を得ることができるという。


AI(人工知能)はこのような分野にも大活躍するのである。
地震、津波、水害や火災等々あらゆる災害にその威力が発揮されるであろう。
しかし、このAIによって、30年後には失業者が溢れるという予測もあるが、これは外れであってほしいと願わずにはいられない。

2017年9月19日火曜日

囲炉裏の席順

小学生の頃、親父の生家である「本家」によく行った。本家の跡取りは、いろいろあって親父の弟である5男が継いでいた。どこの田舎でもあったように、本家には囲炉裏があった。その囲炉裏にはいつも牛の餌を煮る鍋が自在鉤にかけられていた。薪は雑木と杉の枯葉だった。いつしかその囲炉裏に座る場所が決まっていることが分かった。

本家の囲炉裏のイメージ
親父が自分の家で商売を始めてから囲炉裏に自在鉤を吊り下げ、茶釜がぶら下げられた。
囲炉裏を囲んで座る場所も決まっていた。

囲炉裏の座る場所の名称

囲炉裏を囲む座る場所
この間取り図にABCDと記号が記入されている。親父の場所はA。ちなみにこの場所は「横座」という。Bは来客席。普段は私が座った。Cは「かか座」といい、母の居場所だった。Dは「下座」といわれ、姉や妹が座った。
わが家の自在鉤は真鍮製である。今は使用していないので天井に固定されている。

わが家の自在鉤に似ている
幼かった時代を思い出すイメージ写真
この囲炉裏を囲んで親父から戦争の話をよく聞いた。呉、大連、ハルピン、駆逐艦勤務でシンガポールやベトナムを訪れた様子、上海上陸作戦の戦闘模様などを話してくれた。
囲炉裏にはそんな思い出があるので、長火鉢を買うきっかけとなった。しかし、囲炉裏のある実家の傷みが進んできて今後どうするか悩みはつきない。




2017年9月18日月曜日

二組の紅白饅頭

今日は敬老の日である。吾が町内(町会)では敬老の日に紅白の饅頭を贈っている。これまで70歳以上の方がおられる家庭に贈られた。夫婦が70歳以上でも1組の饅頭だったが、今年から対象者それぞれに贈られることになったのか、わが家には2組の饅頭が配付された。これは1個でもかなりのボリュームがあって、かつ、おいしい。

敬老の日のほかに老人の日がある。なんでだろう?どう違うのだろう?と疑問に思ったので調べてみた。

調査結果
「敬老の日」は、お歳を召された方に日頃の感謝の気持ちをあらわすイベントのことです。敬老の日は現在、9月の第3月曜日に制定されている祝日です。

これに対して「老人の日」は、祝日法ではなくて老人福祉法に定められた日のことです。老人の日は、以前敬老の日として制定されていた9月15日です。こちらは祝日扱いではなく、老人の福祉について考える啓発の日ですね。

お歳を召された方の長寿をお祝いするのは、敬老の日です。老人の日はあくまで啓発の日ですから、間違って老人の日にお祝いをしないように注意してくださいね。

ただし、老人の日である9月15日から1週間は「老人週間」と言って、老人の福祉や理解について考える期間とされています。もしやむを得ず敬老の日のタイミングを逃したときは、敬老のお祝いをこの老人週間で行っても良い、という解釈もありますよ。

以上のとおりであった。「なるほどそーだったんだ」という気持ちである。

千坂地区福祉協議会が毎年敬老会を開催しているが、この参加者は75歳以上が対象となっている。予算上やむを得ずそうしているようである。これまで公民館長という立場で3回出席した。今年は晴れて?その有資格者として出席の案内が届いた。
開催日は20日、会場は西インターテルメ金沢、バスが各町内を巡回し参加者を運ぶ。ちなみに参加費は500円と格安に設定されている。


今朝の朝刊によると、90歳以上が200万人を超えたという。
100歳以上に贈られる銀杯も、対象者がどんどん増え続けているため、去年から廃止されてしまった。

鹿児島県の117歳のおばあちゃんが世界一の長寿者となられたというニュースもあった。それに65歳以上の男性が50%以上も就労しているというデータもあった。
日本は凄い!



2017年9月17日日曜日

年金機構からの通知

例年より1カ月ほど早く年金機構から分厚い封書が郵送されてきた。
中身を確認すると、個人番号と扶養家族の申告書であった。去年までは個人番号の申告なんてなかった。記入方法の説明書が、広げてみるとA3の大版サイズである。全てに眼を通すのが面倒なくらいだ。


年金機構は先だって年金の支払い事務に齟齬があって、最大600万円もの支給漏れがあったという。年金の受給が開始されたとき、配偶者が65歳になるまでに支給される加給年金なのだが、月3万円位が平均支給額だと思う。600万円になる人はどのようなケースなんだろう。

よっぽど歳の離れた夫婦かな?それとも高額受給者なのか。羨ましく思えるが、私の場合は鳴和にある事務所で事前に十分説明を聞き、7年間ほど受給した。総額250万円程度になるか。配偶者が65歳になると加給金はゼロになるが、月3万円には届かないが、配偶者の年金に調整金として支給される。

同窓会の話題といえば、病院通いや飲んでいる薬の話、それに年金の話が加わる。
年金を受給するようになってから15年目。64歳まで減額受給だった。満額の1/3くらいだったが、満額になって10年が経った。当初よりも減額され、おまけに住民税や介護保険料と健康保険料が控除される。

決して満足できる受給額ではないが、1日も長く元気で過ごし、受給期間で年金総額を増やしたいものだと思う。



2017年9月16日土曜日

含蓄のある言葉

去年から、30分の番組だったのが1時間になったNHKの「ブラタモリ」。そして、都内だけだったのが全国各地を巡るようになった。その理由は、あるテレビ番組を降板して自由時間が増えたのだそうだ。
このブラタモリで、知らなかったことが次々に紹介してくれるところが気に入っている。

例えば、函館山。私はここで夜景を楽しんだことがあるが、ブラタモリでこの山が国土防衛の一大要塞であったことを知った。


山頂の砲台跡は縦横に張り巡らされているトンネルと共に現存しているのには驚いた。

金沢編も放送された。北國新聞社裏あたりは、高い土塁が張り巡らされていたという。
辰巳用水のトンネルにも入った。


この解説で用水の取水口と金沢城の高低差が50mであることを知った。


常にサングラスをかけ、不気味な感じがしたものだが、それにはその訳があるという。
小学校3年生の時、下校途中に電柱のワイヤに顔をぶつけ、針金の結び目が右目に突き刺さって失明。2ヶ月休校して治療したものの、視力は戻らなかった。(納得した)
それに、早稲田大学を中退したのだが、その理由 がこうだ。
同級生三人で、二年生になる時の五月の連休に旅行に行こうということになり、そのお金をタモリが立て替えた。しかし二人からお金が返ってこなかった。タモリが立て替えたそのお金は学費だった。それで、「学費未納のため抹籍」という処分になったという。 
だが、その二人とは今も親交があるというから訳が分からない。

同郷の誼で、赤塚不二夫と親交があったという。大学中退して帰郷するというので、赤塚不二夫が車も使え、俺の家に住めということで長期間居候したという。
赤塚不二夫の葬儀では、白紙の弔辞を7分間にわたって読み上げたという。

さて、昨日の北國に今日の言葉という欄にタモリの言葉があった。


前を向いて歩くより、後ろを振り返ったほうが楽しいよ・・・という。
なかなか含蓄のある言葉だと感心した。タモリは見かけよりずーっと奥が深い人間だと気が付いた。

2017年9月15日金曜日

どうしてこうなった?

朝刊を見て「エエーッ」と、ある写真に眼が釘付けになった。
日馬富士が真っ逆さまに土俵に落ちる瞬間を捉えた写真である。阿武咲がはたき込みで勝利した。しかし、相撲でこんなに見事に頭から足まで逆さまになっている写真は初めて眼にした。カメラマンの絶妙のシャッターチャンスを捉えた技量を褒めたい。

北國新聞朝刊より
ネット記事より
新鋭阿武咲のはたきに、真っ逆さまに落ちた。土俵の上にもんどり打って前方にゴロンとぶざまに一回転。「足が付いていかなかった。相手は見えていたけど…。何だろうね」と、ため息をついた。
初めて味わう一人横綱の重圧だろう。3日連続の金星献上は14年ぶりの屈辱。「体が動いているのに、いい結果につながらないのが残念。勝った方が強いわけだから」と、連勝街道を走る21歳の勢いを認めた。
3日連続の金星配給は過去13例あり、7横綱が途中休場している。日馬富士は先場所後に左肘の手術を検討するなど両肘、下半身は満身創痍(そうい)。昭和以降初となる4横綱全滅危機も忍び寄ってきた。

さて、最近野菜や果物等農産物泥棒が全国各地で横行しているという。あるスーパーの店長が曰く、「果物や野菜を必要なだけ調達できるが、何かいらないか」と電話があった。相手は誰か名のらなかったという。必要な量を聞いて深夜軽トラで農場へ盗みに行く手口。
金沢ではこんな被害を防ぐため、五郎島金時盗難防止パトロールをしたという。


毎年3~5tも被害に遭っているという。スイカなども例外ではない。あの重いものを大量に盗む場合は、単独犯では無理であろう。
悪党どもを一網打尽にする方法はないものだろうか。


2017年9月14日木曜日

動物と瞬時に心を通わす人

世界ネコ歩きという番組で不思議に思うことがある。画面に道路の片隅が写される。しばらくしてそこにネコが現れる。そこに自然体で猫が横たわる。これって、猫と打ち合わせして演技している筈がない。なのに、当然ここにネコが来ると確信してカメラを向けているのである。カメラマンは岩合光昭氏。


猫の心を見透かしてカメラを構える岩合氏。そうでなければNHKの企画番組にはならないだろう。それに、こんなにまで近づいてカメラを向けられると普通は逃げてしまう。


彼の略歴を調べてみた。

1950年東京生まれ。19歳の時に訪れたガラパゴス諸島の自然の驚異に圧倒され、写真家としての道を歩み始める。以来、地球上のほとんどの地域をフィールドに、一年の大半を大自然の中に身を置き、野生動物からの確かなメッセージを送り届けている。「ナショナルジオグラフィック」誌の表紙を飾り、雑誌「ライフ」ではベストフォトグラフに選ばれるなど、全世界で高く評価されている。
主な写真集として「海からの手紙」(木村伊兵衛賞)、「セレンゲティ」(日本写真協会年度賞)、「サバンナからの手紙」(講談社出版文化賞)、世界でベストセラーとなった「おきて」、「クジラの海」など。身近な動物にも注目し、最新写真集に「ニッポンの猫」「風のいい島」がある。

私が現職中に業務上住民と協議のため自宅に訪れる機会が多々あった。一緒に行く人によって、やたら吠えまくる犬だったり、尻尾を振って寄ってくる犬になったりする。吠えられる人は大の犬嫌い。やはり犬は遠くからでも人間を判別できる能力があるのだと思ったことがある。

こころ旅の火野正平氏も、この番組に出てくる馬や牛、犬と自然体で交流している。馬は顔を摺り寄せてくるし、牛も触られて満足そうなそぶりをしている。


犬や猫であっても人間の人柄を瞬時に判別する能力を持っているのと、動物を本当に可愛いと思う心が動物にも通い合うことを証明する人物像でした。

2017年9月13日水曜日

運転免許証の更新に必要な認知機能検査の案内

去る7月中旬に標記のハガキが届いた。
免許証有効期限が平成30年1月下旬なので、どうしてこんなに早く案内がきたのか不思議に思っていた。10月頃に申し込みすれば十分だろうと考え、今月初旬まで放置していた。ところが、ある集まりの機会があって、この話をしたところ「申込者が多くて会場が満杯になる。早めに手続きした方がいい」とアドバイスを受けた。
そして指定の自動車学校に申し込みしたところ、10月末にハガキと免許証、受講料を揃えて持参したうえで受講することになると案内があった。
そこで改めて講習のハガキをじっくり読んでみた。


5年前に高齢者講習を受講したが、その時は70歳で簡単な室内テストと実技試験が実施された。今回の更新は75歳以上となる年齢に達するので、認知機能検査を実施し、その試験成績で講習時間が2時間の場合と3時間になる場合があるとしている。


76点以上が認知機能クリアーとある。これだと「記憶力・判断力」に心配ないと評価される。48点以下だと医師の診断書が必要らしい。
数種類の品物を机にならべ、後で何があったか答えろという。完璧に答えられる自信はない。こんな記憶力テストで認知症だと判断されるなんて、ちょっと異議申し立てしたい心境である。

しかし、高速道路の逆走運転やコンビニ飛び込みの事故が多発していることから、講習は厳格に実施するべきだとも思う。
手数料も認知機能検査の結果で倍増する。
これまでゴールドだったが、75歳以上だと有効期間は3年になるのかな?


2017年9月12日火曜日

文春砲の咆哮

文春砲と称されるスクープで、衆議院議員豊田真由子、山尾志桜里の二人の女性国会議員が国民から総スカンを食らった。どのテレビ局もこの話題で賑わっている。
「このハゲー」の録音テープを白日のもとに晒されて、当事者は今だ世間に顔を出していないし、青森の町会議員が秘書を辞退したというニュースがまだ冷めやらぬ数日前に、今度は山尾志桜里議員の密会写真が週刊文春に晒しだされた。幹事長就任を前にこの噂が広がり、この話は没になって民進党離党届が提出されたところとなっている。



それにしても、取材はどのようにして実施されるのだろうか。カメラマンは明智小五郎的な嗅覚で以って、ただひたすら姿を隠してシャッターチャンスを待っているのだろう。
週刊フライデーのカメラマンとして活躍した宮嶋茂樹氏は、命が危険な場所に何度も取材しに行ったという。


その週刊文春が新潮社に謝罪したという小さな記事が昨日新聞にあった。
文春砲を放つためには、ライバルを出し抜いて他社の先端を維持しなければならない。
このため、週刊文春は週刊新潮の電車の宙吊り広告の内容を事前に入手していたという。
意外と汚い手を使っていたことになる。我々の知らない世界で、し烈な戦いが繰り広げられている。


当事者の写真を無断で撮影しても違法ではないのだろうかと疑問に持ったのでいろいろと調べてみた。
清水陽平弁護士の見解
■スクープ写真が「盗撮」で即座にアウトにならない理由
スクープ写真はダメな「盗撮」に当たるのか。
スクープ写真もいろいろあるが、写真の多くは、手を繋いで帰宅した写真とか、公道上でキスをしている写真など、公道で撮影がされているので、下着などを撮影しているものでない限り、なかなか違法とは言えないと思われる。
ただし、撮影された方からすれば気分のいいものではないことは想像に難くはない。

■プライバシー権侵害や肖像権侵害の問題は残る
たとえ芸能人だとしても、プライバシーは当然認められるべきだ。そのため、公道といえども勝手に撮影された場合は、プライバシー侵害や肖像権侵害があるとして、損害賠償を求めたり、場合によっては雑誌の発行の差止めを請求することもできる。

ただ、これが当然認められるというわけではなく、そもそもプライバシー権侵害や肖像権侵害があるかどうかという点が、かなり争われることになる。
芸能人の方から「これは何とかできないですか」とお話しをいただくこともあるが、「裁判をする必要がありなかなか長丁場になりますよ」という説明をすると、とりあえず静観するという選択をする方も多いように感じる。

芸能人がターゲットになっていたが、最近は国会議員にその的が絞られた。
国会議員の皆様、くれぐれもその的にならないように細心の注意を払われるようお願いいたします。


2017年9月11日月曜日

「三角乗り」ってわからないだろうなぁ

小学4年生の頃だったと思うが、家に親父の自転車があったので乗ってみたくなった。
時は昭和27年だから年齢10歳。当時の自転車は頑丈に作られていた。だから重い。
ハンドルを持つのもほとんど背伸び状態になった。それにサドルがとんでもない高さに思えた。
うちの子供にしろ、孫にしろ、自転車の乗る練習は子ども用で補助輪が付いていたもので始めた。だが、我々が子供の頃には子供用自転車など、どこにもなかった。
重かろうが、背伸びしようが、大人の自転車に乗るしかなかったのだ。

大人用の自転車はサドルが高くて、足が地面どころかペダルにも届かない。
そこで行われたのが、今では伝説の「三角乗り」であった。

三角乗りは、右足を三角空間に通して右側のペダルへ乗せ、自転車を右に傾けながら左足で蹴って進み、少しスピードが出たら左ペダルへ乗せる。そして、右に傾けすぎた車体を少し左へ戻したりして走行する。
これはやってみると、それなりにバランス感覚が必要だし、何度か転倒してすり傷のいくつかつくるのは当たり前だった。
イラストで表すとそれはこんな状態になる。


このようになるまで、相当時間がかかったが、神社の境内で一人で黙々とチャレンジした。

年恰好が当時の自分を彷彿させる
今の時代、1万円前後で自転車が買えるが、六十数年前の当時も1万円以上した。中卒の初任給が1000円くらいの時代の1万円なのだ。
そのころに原付自転車が普及し始めた。

原動機付自転車
どんな自転車にも取り付け可能な優れものだった。今のアシスト付き電動自転車よりもバイクに近いものだった。

小学校6年になって、私は自転車通学を始めた。まだ、誰一人として自転車通学はしていなかった。そんな私をみて、半年後には2,3人が自転車通学を始めた。
その小学校は取り壊され鉄筋コンクリート造となったが、これも移転集約のため廃校となってしまった。

昭和がだんだん霞んでいく・・・。