2019年8月31日土曜日

「しぶこ」のプレーに注目

現在、小樽で開催されているニトリレディース第3日において、あの渋野日向子が2打差の4位に浮上 したというニュースがあった。全英オープンで優勝した以降、連日記者団に追われ体調を崩したが、ようやく復調しつつあるという。

<女子ゴルフ:ニトリレディース>◇31日◇第3日◇北海道・小樽CC(6650ヤード、パー72)
体調不良を抱えながら強行出場する全英女王の渋野日向子10+ 件(20=RSK山陽放送)が、ニトリレディース第3日に挑む。前日の第2日は19位から出て1イーグル、3バーディー、1ボギーの68で回り通算5アンダー。首位と2打差4位で国内ツアー18戦連続で予選突破し、連続オーバーパーなしの記録は26ラウンド(R)に伸びた。全英から帰国後、出場2戦連続で優勝争いに加わる「しぶこ」のプレーに注目だ。 

ニトリレディス 第3日目 1番、ティーショットを放つ渋野(撮影・黒川智章)

日刊スポーツでは全英から帰国後すぐの北海道meijiカップから、渋野の各ホール詳細をお伝えする「1球速報」を実施。第3日も午前8時30分のスタートから渋野のプレー動向をリアルタイムで速報します。


今日の朝刊紙面にプロテストに県内から二人が合格したという記事があった。
ゴルフプロテストに県内2人合格 17歳北國と金沢学院大生の作田 

 プロテストに合格した北國(左)と作田=茨城県内
公益社団法人日本プロゴルフ協会(PGA)の資格認定プロテストは最終日の30日、茨城県常陸大宮市の静ヒルズカントリークラブで行われ、金沢市在住でルネサンス大阪高(通信制)3年の北國(ほっこく)譲斗志(じょうじ)が10アンダーで2位タイ、金沢学院大4年の作田大地が8アンダーで7位タイとなり、プロテストに合格した。17歳の北國は今大会最年少で、作田は金沢学院大在学中の学生として初めての合格となった。

北國は3日目に11アンダーで首位タイとなり、最終日を迎えた。しかし、後半に失速。1オーバーの72で終了し、惜しくも優勝を逃した。「後半、3パットをたたいて流れが悪くなった。優勝できなかったのは悔しい」と話す一方、17歳11カ月でのプロテスト合格は歴代5番目の若さとなり「本当にうれしい」と笑顔を浮かべた。

ゴルフを始めたのは3歳。両親がゴルフをしていたのがきっかけだ。今回のプロテストには母の恵麗さん(53)の運転で来て、4日間、車中泊をして臨んだ。母は合格祈願に千羽鶴を折り、3千羽以上になったという。

北國の夢はミズノオープンで優勝し、副賞のポルシェを母に贈ること。あどけなさが残る高校3年生は野心たっぷりに「誰もが知っている人気者になりたい」と意気込んだ。 

あの「しぶこ」は去年のテストに合格したのだという。
北國譲斗志君も作田大地君も来年の全米を目指して是非頑張ってほしいものだ。


2019年8月30日金曜日

こども食堂って何?

今朝の朝刊に、「金沢・大浦校下 初の子ども食堂」という記事が掲載された。
子ども食堂っていう言葉は初耳である。調べてみると東京が発祥の地で、 子どもやその親、および地域の人々に対し、無料または安価で栄養のある食事や温かな団らんを提供するための日本の社会活動だという。

2010年代頃よりテレビなどマスメディアで多く報じられたことで動きが活発化し、孤食の解決、子どもと大人たちの繋がりや地域のコミュニティの連携の有効な手段として、日本各地で同様の運動が急増している。

で、今朝の記事


大浦小学校の児童が100人も参加したという。この記事のコメントは瑞樹に住む孫の感想が載せられていた。

一方、中日新聞は次の記事を掲載した。
大勢でおいしい昼食を楽しんでもらおうと、金沢市大浦公民館で二十九日、夏休みの小中高校生に無料で食事を振る舞う子ども食堂が開かれた。大浦校下青少年健全育成協議会が企画し、JA金沢市から地元産の食材が提供された。

協議会の城崎亮会長(44)によると、地区内の木越団地や瑞樹団地などでは共働き世帯が多いという。一人でご飯を食べる子どもを減らそうと初めて開催した。
小学生ら約百人が参加した。JA金沢市にも協力を呼び掛け、市産の新鮮なニンジンやタマネギ、コシヒカリなどの食材の提供を無料で受けた。JA金沢市が子ども食堂に食材を提供するのは初めてという。

公民館スタッフやボランティアで参加したJA金沢市女性部の五人らがカレーやサラダを調理し、子どもたちは夏休みの思い出などを語り合いながら笑顔で味わっていた。
大浦小学校二年の荒谷優太君(7つ)は「夏休みの間、会えなかった友達と一緒なので、いつもよりおいしかった。学校が始まるのが楽しみ」と話した。

配膳などに協力するボランティアとして金沢大地域創造学類三年の学生四人も参加した。三浦悠希さん(20)は「大人も交えてみんなで楽しく食べる機会があるのは良いこと。今後も手伝えたら」と話していた。 (小川祥) 

子ども食堂の普及に貢献しているのが「子ども食堂ネットワーク」という組織がある。
そのHPから引用
「今晩のご飯はボク1人なんだ」
「お母さんがお仕事の日はお弁当を買って食べるの」
そんなとき、こどもが1人でも入れるのが“こども食堂”です。

栄養満点の温かいごはんをつくって待っているのは、
近所のおじちゃん、おばちゃん、お姉さん、お兄さんたち。
そんな地域のこども食堂へ行きたい人、手伝いたい人を
結びつけるのが、私たち『こども食堂ネットワーク』です。

こども食堂ネットワークは、地域でこども食堂を運営している人たちが交流をし、
こども食堂の輪を広げるための連絡会です。
こども食堂ネットワークでは、参加しているこども食堂を管理したり、会費や寄付金を集めることはありません。また、それぞれのこども食堂で生じた個別の問題について責任を負うことはできません。

金沢市内にも数か所活動が始められている。食材提供はJA。調理はボランティアの皆さん。場所は公民館。千坂にもできたらいいなぁ。

2019年8月29日木曜日

のと海遊回廊

今朝の新聞で、能登島の水族館の入場者数が1600万人に達したことを報じた。

昭和57年に開館だというので、今年で37年目である。まだ能登島大橋が有料だった頃、小学生だった娘二人を連れて訪れたのが最初であった。1600万人ということは国民10人のうち約1人が行ったことがあるということになり、これは素晴らしい記録である。
人気スポット:のと海遊回廊
以下、新聞記事
七尾市ののとじま臨海公園水族館の入館者が28日、1982(昭和57)年7月3日の開館から累計1600万人に達し、家族ら10人で訪れた金沢市野町5丁目の真田梗平(さなだきょうへい)君(6)に浅田隆館長が記念品と花束を贈った。


真田君は「ヒトデが好きで、楽しみにしてきた。とてもうれしい」と満面の笑みを見せた。水族館の入館者数は2005(平成17)年6月に1千万人、17(同29)年8月に1500万人を突破している。

町内のシニアクラブでも4年前に訪れたことがある。1600万人のカウントの一部になっている筈である。

21人だったかな
自分が水槽の中にいるような気分に
去年だったか、リニューアルが行われ、のと海遊回廊という施設ができた。
完成してから行っていないが、インスタ映えの場所として人気急上昇しているらしい。




海中の結婚式を企画したり、ペンギンの行進を企画したりと誘客努力を重ねた成果が1600万人来館となったのだろう。関係者の努力に敬意を表さなければならない。

2019年8月28日水曜日

もし千坂校下に大雨特別警報が出たらどうする

今朝7時、気象庁が特別会見し九州地方に大雨特別警報が発令された。
佐賀駅前の実況中継では道路が冠水、駅コンコースもひざ下くらいの冠水状況を伝えていた。佐賀市は川らしい川がないところだが、時雨量が100mmを超えたため排水が追い付かなくて冠水したと思われる。


福岡、佐賀、長崎に大雨特別警報 九州北部で猛烈な雨

西日本では九州北部を中心に局地的に雷を伴った猛烈な雨となった。気象庁は28日、福岡、佐賀、長崎に大雨特別警報を発表した。土砂災害や洪水の危険度が高まっている所があるとして厳重な警戒を呼び掛けた。

早朝の佐賀駅構内
気象庁によると、日本海にある前線を伴った低気圧が発達しながら北東に進行。低気圧に暖かく湿った空気が流れ込み、西日本から北日本の広範囲で大気の状態が非常に不安定となる見込み。

29日6時までの24時間予想雨量は、いずれも多い所で、九州北部200ミリ、関東甲信、東海180ミリ、北陸150ミリ。その後の24時間は北陸、中国、九州北部が50~100ミリ。

もし千坂校下に警戒レベル5の警報が出た場合、あなたはどのような行動をされるのだろうか。先日、校下の防災訓練が実施された。町内からも20人ほど参加されたが、この訓練は常に地震発生を想定している。そのため、実際に大雨警報が出た場合の避難はどうすいればいいのか右往左往する人が殆どだと想定される。

こんなとき頼りになる人はきっと防災士の方々かも知れない。
阪神・淡路大震災の教訓の伝承と市民による新しい防災への取り組みを推進し、我が国の防災と危機管理に寄与することを目的に平成15年にこの制度が創設された。

防災士は地震の対応だけか?あらゆる災害の防災士なんだろう?
防災士の役割は、まず自分と家族を守るために、わが家の耐震補強、家具固定、備蓄などを進めます。それを親戚、友人、知人に広めていくとともに、地域・職場での防災啓発、訓練を実施していきます。だれかが積極的に声をかけなければ、人は動きません。 防災士は、まず自分が動き、周囲を動かすよう努めていきます。必要に応じて、防災講演、災害図上訓練、避難所訓練等のリーダー役を果たすとともに、自主防災組織や消防団の活動にも積極的に参加します。

自分が被災したら
その場その場で自分の身を守り、避難誘導、初期消火、救出救助活動等に当たります。東日本大震災や熊本地震においても防災士のリーダシップによって住民の命が助かったり、避難所開設がスムーズに運んだという事例が多数報告されています。

被災地支援 近年の災害では防災士による被災地支援活動が積極的に行われています。具体的には避難や復旧・復興に係るボランティア活動あるいは物資の調達・運搬等各種の支援活動に参加し、時には重機を使ったガレキ処理等専門技術を活かした活動も実施されています。

このように、風水害、豪雪に関する行動指針は「ない」のである。
石川県内の防災士資格者は6,100人前後なっており、何と全国6番目の陣容を誇っている。
大雨洪水発生でも避難場所の千坂小学校までいくのか?そりゃないぜ!学校周辺が最も洪水になるであろうことが分かり切っているのだ。はっきり、地震と水害の非難区別を早急に整えて地域住民に周知徹底を図る必要があろう。

こんな状態になったらどうする?
経験したことのない大雨
気象庁が発表する気象等に関する特別警報で用いる、大雨についての表現。台風などの大雨により河川の氾濫(はんらん)や土砂崩れなどの災害のおそれが強まった際、住民にいっそうの警戒をよびかけるために使われる表現で、「これまでに経験したことのないような大雨になる」といった形で呼びかける。「数十年に一度の大雨」ともいい、同時に「ただちに命を守る行動をとってください」という呼びかけも行われる。

大雨についての特別警報を発表する判定指標は、降水量(3時間あるいは24時間積算)、土壌雨量指数(水分が地中にどれだけたまっているかを示す)、流域雨量指数である。なお、降水量と土壌雨量指数についての判断には50年確率値が用いられる。まず、全国を5キロメートル四方にくぎって格子とする。そして、府県程度の広がりの範囲内で、50年に一度の値を超過した5キロメートル格子の数が、解析雨量48時間積算及び土壌雨量指数において50以上となるか、解析雨量3時間積算及び土壌雨量指数において10以上となった場合で、さらに雨が降り続くと予想されることを警報発表の目安としている。


町内にも複数の防災士がおられる。水害の際の具体的な避難方法を確立していただければ荒屋町の住民は安堵できるのだが・・・。





2019年8月27日火曜日

パソコン普及率日本一の村は今

平成8年といえばわが家に9808を据え付けた年である。そのころテレビを見ていたら富山県の山田村というところで、全世帯にパソコンを無償配布しており、家庭にパソコンが届けられて開梱している場面がTVに写った。
そのころPCは30数万円はしていたと思うが、そのシーンを見てすごく羨ましく思ったものである。そして、かなりの高齢者がキーボードに向かって入力している場面が出てきた。日本一の電脳村という番組タイトルだった。


ところがである。配布されてから4年後(平成12年)のローカルテレビ局のリポートがあった。
富山県の中部に位置する山田村(現在は富山市に合併)。駅もコンビニも無い、これといった特産物も無い、日本のどこにでもあるような山奥の村。しかし、ただ一つ違ったことがあった。それは村中の各家庭にパソコンがあることでである…。


山田村は5年前(平成8年)の夏、当時の国土庁の地域交流拠点施設モデル事業の採択をうけ、村中の家庭に無料でパソコンを配布する電脳化計画を立てた。各家庭に配られたのは、1台35万円のテレビ電話付きパソコンセット。総額3億6千万円をかけた、村始まって以来の一大プロジェクトだった。高齢化が進むこの村で、ほとんどの人はパソコンを見るのも触るのも、もちろん初めての経験。

突然、家にやって来た不思議な白い箱。どうやら村を変えてくれるらしい。一体、何が起こるのか?ほとんどの村人にはさっぱり分からなかったが、パソコンにかける期待は高まった。

ネットを通じて村中の家庭に成人式の様子が生中継され、趣味の写経をキーボードで打ち込むお年寄りも現れた。村のホームページも登場し、一軒一軒の家がアイディアを凝らしたデジタルタウンで、新しい形のコミュニケーションの誕生した。何かが変わる。そんなムードが、村中を包みこんだ。


パソコン普及率日本一。村挙げての電脳化計画は日本中の注目を集めた。
が、しかし…。
村はいつしか「電脳村」と呼ばれることが重荷に感じるようになっていた…。

こんな導入部で始まるのが平成12年10月10日(水)放送の第10回FNSドキュメンタリー大賞ノミネート作品『電脳村の火星人 ~山田村6年目の夏物語~』(制作 富山テレビ)だ。
取材のきっかけについて富山テレビの前谷喜光ディレクターは、
「山田村は過疎と高齢化という大変厳しい様々な問題を抱えています。農業従事者の大半は60歳以上の高齢者のため、年々段々畑は歯抜け状態となっています。さらに、米価格の低迷と国の減反政策が追い討ちをかけ、人口はとうとうピーク時の半分の2000人を切ってしまいました。

ITバブルがはじけて、IT不況といわれる今日。電脳・山田村の話は、日本のどこにでもあるのではないでしょうか。過疎と高齢化に悩み、村おこしに躍起になっている村はITという夢に飛びつく。ハードは揃えたけれども、ネット上に流す肝心のソフトが育たない。いつしか夢は色あせていくという構図です。そんなことが、この取材のきっかけでした。そして、これは番組になると手応えを感じたのはある村人との出会いでした」と語る。 

・・・あれから20数年が経過した。タブレットなるものが出たと思う間もなくアッという間にガラ系からスマホに変革し、このためパソコンに向かう人間が減少したという。
村の全世帯にパソコンを無償配布し、日本一の電脳村ともてはやされたが、やはり過疎化に悩む普通の村に戻ってしまったようだ。

2019年8月26日月曜日

町会長選出委員会で白熱討議

吾が町内の町会長を担っておられる人は現在7年目である。その人がある日、「体のそこらじゅうがガタガタになってもう今年で限界だ」と言われた。そして、「次期町会長選出委員会を立ち上げたい。私のほか副会長3名、副会長経験者や長く町会に関わっておられた方と12名で構成する委員会としたい」と相談を持ち掛けられた。

近年、率先して町会長をやられる人がなくなって輪番制とする町会が増えた。校下23町会でも1年又は2年で交代する町会が半数以上となった。
吾が町内では町会が設立して54年目となったが、初代町会長は通算17年も担われた。そのあと1年だけ務められた人や3年、4年続けられた人、6年が二人、そして7年目の現在に至っている。

町会長を担うときには副会長等を経験したノウハウがある人でないと、運営を円滑に進めることが困難である。校下の世帯数が300以上もある町会が、担い手がいなくなってとうとうジャンケンで決めたという。人にもよるだろうけど、そうして選出された町会長はなにから手をつければいいのか見当もつかないという壁が立ちふさがるだろう。

町会長の仕事はやれどもやれども尽きることがないくらい繁忙を極める。そんなことから
率先して手を上げる人がいないということになる。

先ず総会の仕事
各種委員会の取り仕切り
功績者表彰業務
夏祭り開催
防災訓練
餅つき大会の取り仕切り
そんなことで、昨日、第1回次期町会長選出委員会が開催された。
委員12人全員の意見を聞いた結果、副会長の中から選出することを基本とするが、複数の適任者を選出して打診し応諾が得られればその人にお願いする方法も選択肢とした。
そこで、1班から17班までの候補者をホワイトボードに列挙した。

その中に現副会長が二人含まれていたので、二人で話し合った結果を後日聞き取り、次回委員会で報告することと決した。
1時間くらいで委員会は終わると思っていたのだが、議論百出で2時間半を要した。
よりよい地域づくりのためには、その時間は惜しんではならないのである。

2019年8月25日日曜日

4校連合チームの特集番組

今朝、何気なくTVを見ていてNHKにチャンネルを変えたら、4校連合チームの特集番組をやっていた。4校連合チームという名称はおぼろげに知っていたのだが、4校の高校名までは知らなかった。ま、知らなかったというより無関心だった。

番組を見ていると、先ず穴水高校野球部の様子から始まった。主将をしている選手が1年生の時、熱心に友達に野球部にい入らんかと誘ったという。その友人は野球はやったことがなく人ともしゃべるのが苦手なタイプだったとか。だが、取材を受けた対応はてきぱきとしていて好印象だった。

穴水・宝達・向陽・辰巳丘の4校の生徒で構成されたチーム。100kmも離れた高校もあるので練習は土・日だけ。穴水高校では先生がノックの練習に汗を流されていた。
このチームは何年前にできたのか資料がないのでわからないのだが、公式戦は30点差からスタートしたという。

練習日の休憩タイム
ネットで以下の記事を見つけた。

野球をしたいのに、部員はわずか1人――。野球熱が高い石川県でも、そんなケースが現実になっている。今年の石川大会には、辰巳丘、向陽、宝達、穴水が4校で連合チームをつくって出場する。選手たちは何を思っているのだろうか。

開幕が約1カ月後に迫った6月16日午前。金沢市の辰巳丘のグラウンドに、色とりどりのユニホームの選手10人が集まった。4校連合チームが松任を迎えた練習試合。「ナイスバッティング」「ここ勝負やぞ」。学校の枠をこえて声が飛び交った。


平日は、それぞれの学校で練習している。
向陽の選手は中村広勢君(2年)ただ1人。キャッチボールの相手は高橋亮部長だ。穴水は選手5人に対し、マネジャーが4人いる。宝達の選手も2年生3人にとどまる。時には合同練習をするが、総勢12人の選手に休みがあると、指導者の方が多くなることも。「マンツーマン以上の指導が受けられますよ」と辰巳丘の島崎大志部長は笑う。

週末は集まって練習試合を重ねる。場所は設備が整っていて、相手も来やすい辰巳丘。だが、穴水からは往復約200キロ、3時間かかる。
結成は昨年7月末、石川大会閉幕後だった。2年連続で連合チームを経験することになった辰巳丘の北川拓甫(たくほ)君(3年)は「どんなチームになるんやろ」とワクワクした。

当然、「初めまして」から始まった。普段満足に練習出来ない4校だから、連合でも苦労は多かった。
結成当初の練習試合では30点差以上つけられて負けたことも。辰巳丘のマネジャー石田唯さん(同)は「相手の攻撃がいつも2巡目にいくから、スコアをつけていても今が何回なのか分からなくなる。手も足も出ず、炎天下、ずっと守り続けて休めない選手を見ると、心が折れそうになりました」と振り返る。「これ以上負けようがないところからのスタートでした」と辰巳丘の坂本侑也君(同)。そこから少しずつ、結束を強めていった。

今年4月には羽咋との練習試合で、結成以来初の勝利を挙げた。序盤に最大4点をリードされる展開だったが、あきらめなかった。四死球や失策を見逃さずに1点ずつ返し、8―5の勝利。喜びにわく仲間を見ながら、辰巳丘の久津礼(くづれ)択海君(同)は「勝つってこんな感じだった。また勝ちたいな」と思ったという。

連合チームによる大会出場は、1997年から全国的に認められるようになった。県内ではその5年後、町野の2、3年生と能登青翔の1年生が「町野」として出場したのが最初。昨夏の第100回記念大会では、出場46チーム中、翠星と加賀、辰巳丘と向陽と内灘の2チームが連合で参加。少人数の学校が大会に出る方法として定着してきた。

今年、4校を指揮する辰巳丘の木之下崇監督は「このチームは全員がレギュラー。これまで満足に練習出来なくても気持ちを切らさなかった。試合に出て、野球の楽しさや厳しさを学び、卒業した後も野球の魅力を伝えていって欲しい」。

先月の抽選会。連合チームの主将として、穴水の久保由伸君(同)が壇上に上がった。くじを引いた後、客席を見ると、穴水の花園修兵部長が「開幕戦やぞ。開幕」と必死の口パクで伝えていた。久保君は思わず、笑顔になった。


久保君は4校について「思ったことを言い合える、本物のチームになってきた」と語った。課題は、勝ちにこだわることだ。「大差で負けたときに感じた、アウトを一つ取る難しさを思い返し、一つ一つのアウトを確実に積み上げて、勝ちたい」。12日、石川高専との開幕試合に臨む。

去年の試合はあの「星稜」。ヒット2本打った!
4校連合チームの入場行進
確か平成12,3年ころだったと思うが、業務で辰巳丘高校と関りがあった。
そのころ、夏の大会で辰巳丘があれよあれよという間に決勝戦まで勝ち進んだ。事務長が青ざめた顔で、「優勝したら甲子園の宿の手配や応援団のバスの手配、ほか諸々の仕事がドカンと控えているので今から準備に入らんなん」と、慌てふためいておられた。

その辰巳丘が野球部員が減ってしまって連合チームの一員になったということが信じられない思いである。
特集番組で、最初はばらばらだったチームが一つにまとまって試合に臨んでいる姿を見て感動した。


2019年8月24日土曜日

奥能登はイノシシの新天地?

この稿で何度か取り上げたことがあるが、今日の朝刊の写真を見てイノシシの多さに驚愕した。写真に写っているイノシシの数は8頭なのだが、写真を撮影した人によるとその数は何と13頭もいたという。

場所は穴水町のブドウ畑。幸いにしてブドウの木の根は荒らされていなかったというが、事前にその対策に取り組むという。
記事によると、イノシシは倍々ゲームのような増え方をしており、昨年度の穴水以北のイノシシ捕獲数は5356頭で前年度1502頭の3倍以上に急増している。

奥能登地方は余程イノシシの生育環境が適合しているということになる。人が近づいても逃げないのだという。最近のイノシシの増え方が異常なくらいだ。



専門家の意見があった。
直接農家をまわって驚いたことは、農家の人は、あまりにイノシシのことを知らないということでした。盲目的に危険と考えたり、イメージだけが先行している現状でした。これではダメだと思い、できることから指導しました。

例えば農家でイノシシ対策として張ってある網を止めるために、大きな石がおいてあったので、この石を取り除くように言いました。イノシシは起きている時に何をしているかというとほとんどの時間食べ物を探しているのです。そして、大きな石の下には虫やミミズなど好物がいることを知っています。大きな石を置いておくということは、イノシシをわざわざ呼ぶようなことをしているのです。農家の人々にイノシシが石を動かしているビデオを見せて、こういうところに石をおかないように指導しました。

また、よく電気柵や防護柵を試して効かなかったという人がいますが、だいたいの場合は設置の仕方が悪い場合が多いのです。几帳面の人は電気柵を均等にはります。でも畑では大きくへこんでいる場もあります。その場所には、多少位置をずらしてもいいので、入られないように大きな隙間をなくすようにはって下さい。また、トタン板で田畑を覆うときは、田畑の中が見えないように覆ってください。

イノシシはトタン板が厚いから田畑に侵入しないのではありません。目の前に何があるのか分からないので、侵入しないだけなのです。本当は、かなりの臆病者なのです。その他の取組みでは、耕作放棄地に牛を放牧して、草を食べてもらい田畑の見通しをよくして、イノシシを心理的に畑に近づきにくくさせる方法もあります。

イノシシに里の食べ物の味を覚えさせないような努力も必要です。イノシシはしつこさにかけては天下一品で、頭もいいですので、しっかりとした対策が必要です。

先日、白山市で豚コレラの陽性反応を示したイノシシがいたという。
石川県は陽性のイノシシがいなかっただけに、養豚関係者は戦々恐々となった。
能登町のピッグファーマーでは警戒心をあらわにして対策を講じるという。1頭でも発見されると何千頭もの豚を殺処分しなければならなくなるのである。

この地図は先日白山市の豚コレラ発見で変更を要する
吾々ができることといえば、もっともっとイノシシの肉をたべようということだろう。

2019年8月23日金曜日

市内優勝パレードの期待霧散霧消

今度こそきっと優勝してくれると期待していた昨日の試合だったが、善戦むなしく相手の優勝となってしまった。昨日の奥川、やはり1日休養したとはいえ完全な復調ではなかったと感じた。
これまでの試合で、あのような高目のややど真ん中に投げ込むケースはなかった。
それに低めぎりぎりのストライクが決まらなかった。


金沢駅コンコースが応援する人で溢れたという。

金沢駅コンコースで星稜の応援をする旅行客
 7回裏の攻撃で同点とした場面では、「ひょっとしたら・・・」という気持ちにしてくれた。それにしても悔やまれるシーンが3つほどあった。1塁ランナーが2度も挟まれてアウトになった。星稜らしからぬ場面だった。もう一つは3塁手の送球エラーがあった。

だが、終わってみればヒットが11で同等、堂々とした戦いぶりを見せてくれた。

7回裏の同点打シーン
戦い終わって善戦を称えあった
本田がSNSに投稿した。


そんな高校球児の手に汗握る激闘に反応したのが、サッカー界をけん引し続けてきた本田だ。試合後、自身のツイッターを更新。本田にとって星稜は母校だが、「履正社おめでとう!星稜ありがとう!」とメッセージを送った。勝者の履正社を称え、準優勝に終わった母校・星稜に感謝の言葉を送った。最後は本田らしく「どちらも明日からが大事やで!」と締めくくっている。

そんな本田のツイートは投稿から10分あまりでリツイート1000超、いいね5000件超と大きな反響を呼び、「有難いお言葉」「響く言葉だな」「本田さんらしくポジティブ思考ですね」などの声が並んだ。

星稜時代に甲子園に4度出場し、巨人、ヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏(45=ヤ軍GM特別アドバイザー)が、決勝後に代表取材に応じて母校にコメントを寄せた。1学年下の林監督とは、高校時代に三遊間を組んだ間柄。自宅のある米ニューヨークで全試合をネット観戦した後輩たちの激闘を、温かい言葉でねぎらった。

結果は残念でしたね。見ていましたよ。決勝戦だけではなくて、インターネットで全試合見てました。でも、仕方がないです。勝者と敗者が必ず出てしまうのが野球です。履正社とお互いに精いっぱい戦って、負けたわけですから。決勝戦も非常にいい試合でした。7回の同点劇の攻撃なんか、素晴らしかった。

去年の第1試合で何と星稜と松井の夢の競演があったのだ!
チームとしては、奥川君を中心とした、まとまったチームに見えました。守備も良かったし、打線は苦しんでいましたが、智弁和歌山戦以降、爆発しましたね。今までの星稜だったら、智弁和歌山に負けて終わり。甲子園での死闘は必ず敗者になった。あの試合に勝てたことは、今までの星稜の歴史を変えてくれたと思います。令和元年、101回目の甲子園で、何か新しい歴史が始まる感じがしました。

明徳義塾戦で五敬遠された松井選手の謙虚なアクションが目に浮かんできた。

星稜が金沢へ凱旋して市中パレードする際は、何が何でも沿道に並んで星稜万歳と叫ぶ夢が潰えた。だけど数々の感動をもらったこの夏、星稜チームありがとう!

2019年8月22日木曜日

五郎島金時の出荷スタート


今日の朝刊で、「ほくほく五郎島金時、出荷スタート JA金沢市 」とする記事があった。
加賀野菜のサツマイモ「五郎島金時」の出荷が21日、粟崎町4丁目のJA金沢市砂丘地集出荷場で始まり、初日は生産農家2軒が約300ケース、1・5トンを市中央卸売市場に運び込んだ。22日の午後から県内の店頭に並ぶ。

初出荷された五郎島金時=粟崎町4丁目
同JA五郎島さつまいも部会によると、今年は農家39軒が80・91ヘクタールで作付けしている。梅雨時期から適度な日射と雨に恵まれたことで、昨年より品質は良好という。西村浩一会長は「五郎島金時のほくほくした食感や上品な甘味を多くの人に味わってもらいたい」と話した。

収穫は11月上旬まで続く。来年5月まで、県内のほか、富山や関東、関西、中京圏などに例年並みの約1900トンの出荷を見込んでいる。

五郎島金時は普通のさつまいもより3割以上も値が高い。加賀野菜のブランド品となっているだけあって、食感は抜群である。あのホクホク感とスイーツのような甘さは他の追随を許さない。


農家39軒が81haの作付けというから、1戸当たり2haの畑で生産していることになる。2haといえば高校のグラウンドの1.5倍の面積である。砂丘の畑だから潅水が大変だろうと思う。

やっぱりそーだった。機械化されている!
早速買ってきて焼芋にして食べよう!
ところで今日は星稜が日本一となる熱き戦いがある。午後2時、試合開始。TVの前で応援するぞ!



2019年8月21日水曜日

術後15か月検診「各種検査数値異常なし、よろしいですね」

昨日は8時50分に家を出発し金沢医科大病院に向かった。9時10分駐車場到着。
10時予約なのだが、その前に血液と尿検査があるので受付してすぐ検査受付に行った。そこには既に100人位は順番を待っていた。血液検査室では10人は同時に検査できるようになっているが、いつも超満員で40分ほど待たなければならない。

採血後紙コップを持ってトイレへ。所定の場所に紙コップを置いて泌尿器科の受付へ。
ここでも20分位は名前を呼ばれるまで待たされる。受診番号表が渡され、受診室前の待合室へ行くのだが、ここはいつも座る椅子の空きが無いくらい混んでいる。
受診室は4つあるのだが、教授の受診室が最も込み合うので待ち時間が2時間以上は覚悟しなければならない。

30分くらい窓際の丸太の上に腰かけていたのだが、TVで野球放送しているだろうと徘徊することにした。雨のため開始時間が遅れているという。が、11時過ぎに第1試合が始まった。やはり明石が劣勢で履正社の勢いが遥かに上回っている。12時を回ったので診察室前に戻った。表示板に7人の名前が示されるのだが、12時20分を回ったところで最後尾に自分の名前が表示された。約1時間後なのでもう一まわり散策することにした。

2階の河北潟が見える休憩室のイスに座って外の景色を見たが、あいにくの雨で視界不良。そうこうしている内に50分ほど経ったので待合室に戻った。まだ、3番目だった。
ようやく入室OKの表示で診察室に入った。
血液検査データが置いてあり、教授から数値は全て良好です、そこのベッドに胸を広げて仰向けになってと指示。

教授の触診で、異常ありませんよと言われ、診察イスに戻って3か月後の予約。これで診察が終わり待合室でしばらく待って看護師から次回予約票を受け取り会計へ。
ここでも予約番号が示されるまで20分待ち。このころ星稜戦が始まっていたのでTVで観戦した。番号表示で自動支払処理。請求額960円。この請求額にいつも驚いている。近所のクリニックでは2千円近く支払うのに不思議に思う。

駐車料金も病院内に据えつけられた精算機で100円必要になった。
帰り道に河北潟の橋を渡って暫く行ったところが冠水していて、徐行したのだが、対向車が徐行せず走行してきたため跳ねた濁水がフロントガラスを覆って視界不良になった。
連日あおり運転の番組が続いているが、こんなバカ者が金沢にもいるのだ。

家について早速星稜戦を見た。
優勝候補の作新学院を破った中京だったが、奥川の快投と打線が爆発して中京打線が沈黙した。
東海林、内山のヒットでホームイン
今朝の朝刊、どれもこれもこれ以上はないと思われる大きな活字と大きな写真で星稜勝利をたたえる記事で溢れていた。
金沢市内の優勝パレードは絶対見に行くぞ!




2019年8月20日火曜日

駐車場がないかなぁ

もう3年も経ったのだが、町内のシニアクラブで輪島のキリコ会館やまれの里、珠洲の塩田村を旅行したことがある。途中に白米千枚田の道の駅に寄ったのだが、駐車場も整備され千枚田を展望できる施設も立派なものである。

千枚田を望む展望台

この展望台から千枚田に通じる階段が整備されている
 この千枚田の刈り入れが終わると、数年前からあぜにLEDが入ったペットボトルのランプを立てて千枚田全体をライトアップして人気を呼んでいる。

何万個もの灯が地形の形状を浮き上がらせる
一度行ってみたいと思うのだが、駐車場の収容力が極めて少ないため路上駐車が必然となるため見合わせている。
今年もライトアップの準備が着々と進んでいるという。

輪島市白米町の国指定名勝「白米千枚田」を発光ダイオード(LED)でライトアップする奥能登の名物イベント「あぜのきらめき」をPRするポスターとリーフレットが完成した。今年は十月十九日開幕予定。市内の観光施設や宿泊施設のほか、県外の観光拠点などにも掲示し、幻想的な空間となる稲刈り後の千枚田への来場を呼び掛ける。(関俊彦)

ポスターは満天の星、リーフレットは海風に舞う粉雪を、それぞれ棚田と日本海とともにデザイン。いずれも市が手掛けるオリジナルアニメ「輪島たび色」に登場する男女のキャラクターを描き、幅広い世代に興味を抱いてもらえるよう仕上がりにこだわった。 


あぜのきらめきは、稲刈り後の棚田を日没から四時間ほどLED装置(ペットボタル)で照らすイベント。今回は、前回に引き続き設置範囲を山側にも設け、計二万五千個のペットボタルを配置する。

前回は時間の経過によって二色と四色に色が変化する二種類のペットボタルを設置していたが、今年は全て四色に変化する装置に変更。四色は四季をイメージしたピンク、グリーン、ゴールド、ブルーで、十五分ごとに変化する。
本年度の期間は、十月十九日~来年三月十五日。初日は点灯式があり、花火も打ち上げられる予定。

さぁどうしょうか。駐車場があればいいのになぁ。

2019年8月19日月曜日

星稜・奥川「おれは今日投げたくないぞ」伝令で仲間の笑いを誘う

仙台育英戦、終わってみれば17:1、「なーんだ、たいしたチームじゃないなぁ」。
試合開始を告げるサイレンの音が響き、星稜の攻撃から始まった。何せ去年選抜で大阪桐蔭を破った相手である。それも勝つ手段は選ばないというチームカラーに覆われているイメージが拭い去れない。一昨日も敦賀気比戦で頭にデッドボール、やっぱりなぁ・・・という思いが強かった。

4強は何と24年ぶりという。あの山本省吾が帝京に破れて24年も経ったとはだ。
平成7年8月、笹島構内にあった清算事業団の出資会社「レールシティ西日本名古屋支店」のテレビで仕事中にも関わらず対帝京戦を見守った。いつの間にかあの日から24年も経ったとはだ。(俺も年取ったなぁ・・・。)

それにしても4本のホームラン、17点もの得点、それも相手の得点は1点に抑えた!前日のタイブレークの点が取れない歯がゆさがまるで嘘のようだ。
さすが奥川は出ないだろうという予想は的中した。荻原の好投が光った。

今井の満塁弾が猛攻の口火を切った
6回には林監督から奥川に伝令の指示が出された。


「今日、俺は出たくない」とニコニコ顔で伝え、皆から笑い声がおきたという。
第12日第3試合(星稜17-1仙台育英、18日、甲子園)最高気温34度。この日も甲子園球場は猛暑だった。星稜の2年生右腕・荻原吟哉投手は仙台育英戦の七回、酷暑の影響で投球中に右手首をつりかけた。
ここで仙台育英のイメージを覆す行動があったのだ。
すると、仙台育英のベンチが動いた。異変に気付き、小濃塁外野手(3年)がコップを持って飛び出したのだ。「相手があって野球ができている。2年生だったし、こんなところでけがをしたら…と思っていきました」。自分で飲もうと用意していたスポーツドリンクを手渡した。

「先は長いんだからしっかり飲めよ」と語りかけると、荻原は「ありがとうございます」と応じ、コップに口をつけた。敵、味方を問わないフェアプレーにスタンドから拍手が起こった。 

仙台育英にもこんな選手がいるとは!
実はこのシーンをTVで見ていたとき、「まさか毒は入っていないだろうね」とつぶやくものがあった。それだけ育英のイメージが地に落ちていたのだ。
産経新聞は、「グラウンドに敵はいない! 星稜の2年生右腕に仙台育英・小濃が給水」と写真入りで善意を伝えた。

数々の場面で過去の星稜の戦いぶりが放送される。小松投手の活躍はともあれ、箕島戦18回延長戦、明徳義塾5敬遠等、むかつくシーンが脳裏を巡る。

明日の放送時間帯は病院受診予約が入っていてビデオしか見れないなぁ。

2019年8月18日日曜日

奥川の大活躍に感動

昨日の星稜・智辯和歌山戦は始まってから終わりの14回まで、手に汗を握り息を飲んでの観戦だった。
1点の攻防で激突した両校の熱戦だったが、奥川の素晴らしい投球が光った。
13回のタイブレークに突入して、去年の結末が頭によぎったが、14回ウラの福本の3ランホームランが出て熱戦に終止符が打たれた。

この福本だが、県予選では10打席安打ゼロで控えに回されていたという。この一撃で長打者福本の名を見事復活させた。
星稜がタイブレークを制し24年ぶりのベスト8進出である。
星稜福本3ランHR
星稜1死一・二塁、星稜・奥川(右から2人目)は星稜・福本のサヨナラ3ランで生還しガッツポーズ
十一回に奥川が足をつり、治療のため一度ベンチに退いた際には、智辯の西川はこう願っていたという。
「代わってほしくないと思っていました。奥川を打ち崩して勝ちたかったし、対戦が楽しかったから」 敵陣からも愛されている奥川である。美談だなぁ。

福本のHRが出たこの瞬間、奥川は号泣した。「上がった瞬間、抜けるかなと思いました。勝ったんだな、と。不思議な感覚でした」と語り、涙の理由について「向こうも本気で日本一を狙っていた学校で、日本一を取ってくれと黒川キャプテンに言われて込み上げるものがあった」と説明した。

右足がつるアクシデントもありながら、延長では安打を一本も許さず。「途中つったんですけど、それ以降は大丈夫でした。(交代の打診は)なかったです。言わなくても分かるというか、自分もいく気満々でした」と振り返った。 

結局、一人で投げぬいた奥川が23奪三振で完投。敗れた智弁和歌山は、3回戦突破とはならなかった。
星稜・林監督「奥川、末恐ろしい。こんな選手には一生めぐり合わない」 と称賛したという。

奥川の力投
高校野球奪三振の記録保持者は板東英二がトップ。二番手に江川卓と奥川が肩を並べたという。林監督のおっしゃるとおり、末恐ろしい奥川なのだ。

さて、昨日14回も投げた奥川だが、いくら何でも今日の第3試合の登板はないのだろうなぁ。
対戦相手は仙台育英。どうもこの高校は好きになれない。
去年の対桐蔭戦での足けり、昨日は敦賀気比戦で頭をめがけた死球。サイクルヒットを打った選手が救急車で病院に運ばれたというではないか!

昨日の試合で死球を頭部に受けた敦賀気比の選手
午後1時過ぎから開戦となる育英戦。是非、もやもや感をすっきり晴らして勝ち名乗りを上げてほしいものである。