2018年8月18日土曜日

済美戦

白熱したゲームを展開した星稜対済美戦からもう6日も過ぎた。12日午後1時、星稜のパワーであれば済美戦は勝ちと決めてテレビ観戦した。
予想通り3回までに6得点。やっぱり星稜は強い!と安心しきって観戦できたのである。

3回表に1点加点して6:0
奥川は好投を続けていたのだが、予定通り3人の投手のリレーで8回まで1失点、8回の裏から4番手の竹谷投手がリリーフとなった。結果論だが、これが監督の判断力が「いまいち」だったことが証明されることになる。
ここから沈黙していた済美高校の打線の猛攻撃が始まったのである。
先頭バッターが死球、二番目のバッターが内野安打と続き、タイムリー ヒットが出て7対2と反撃がスタート。 

続くバッターもタイムリーで7対3、ヒットが続き満塁で死球の押し出しで7対4、満塁からタイムリーが出て7対6と1点差。
1点差となって登場したのが9番バッターの政吉選手、1ボール後の2球目を強振し、レフトスタンドへの3ランホームラン。
8回の裏は何と8点、奇跡の大逆転劇となったのである。

そして9回の表の星稜高校をゼロに抑えれば試合終了なのだが、そうは問屋はおろさなかった。
万事休すと思ったがさすが星稜、9回の表に2点を取って同点となり延長戦に持ち込む驚異の粘りをみせたのである。 


延長10回、11回と点数が入らずに延長12回裏の済美高校の攻撃は一死満塁、カウントはスリーボールワンストライク
ボールを投げればサヨナラで試合が終了する済美高校には大チャンス、星稜高校にすれば究極のピンチとなった。

ここで星稜2年生の寺沢投手が奇跡の投球を見せたのである。

ヒットはもちろん四死球やエラーや暴投、パスボールすら全てが許されない絶体絶命の大ピンチにも拘わらず、二者連続で見逃しの三振に仕留めて延長タイブレークに持ち込んだ。ベンチに帰ってきた寺沢投手を監督が抱きしめる場面があった。これには鳥肌が立ち、血わき肉おどる思いがした。

13回表、再び勝利を確信した
2点を追う済美高校は13回の裏、同じ条件無死一塁二塁からセーフティバントが成功して無死満塁。 ここで登場したのが済美の一番バッターの矢野選手。 


矢野選手の一撃

カウント2ボール1ストライクから112㌔のスライダーを強振、打球は高く舞い上がりライトポールを直撃、大会史上初めての逆転サヨナラ 満塁ホームランとなってゲームが終わった。一気に訪れた虚脱感。高校野球はしばらく見たくないと思ったくらい「残念無念」の結果だった。
それにしても星稜というチームは心に残る試合が何と多いことか!
きっと優勝旗を地元に持ってきてくれるものと期待してやまない。


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