2018年10月31日水曜日

紋平柿1個6000円なんだって!

紋平柿という品種は石川県かほく市で生産されるカキである。実の重さ300gほどにもなる大型の渋柿で、能登から金沢にかけての山麓地帯で古くから栽培されてきた在来種。色・形がよく、渋抜きするととろけるような甘みがでるという。 


その紋平柿が昨日金沢で初競り「キング紋平柿」が行われ一箱(8個入り)に5万円で落札されたという。

一箱5万円で落札
かほく市特産の紋平柿(もんべいがき)約4トンが30日、金沢市中央卸売市場で初競りに掛けられ、通常より一回り大きい「キング紋平」1箱(8個入り)がこれまでの最高値の10倍となる5万円で競り落とされた。一個6千強という破格の値段なのだ。

JAや卸売業者によると、今季は大雪や酷暑で例年より出荷量の減少が見込まれ、「キング」の希少価値が高まったことが要因だとか。最高値で競り落としたのは、青果卸業「堀他」(金沢市)で、金沢ニューグランドホテル(同)が購入した。今後、レストランのデザートとして提供されるという。レストランでデザートを注文するといくらの値段になるのだろうか、心配だなぁ。

高松紋平柿生産組合によると、キングは重さが320~350グラムと通常の紋平柿の200~250グラムより大玉で、糖度が高く歯応えが良い。柿は大きくなりすぎると割れることが多く、出荷できるのはまれだという。

やがてスーパーで出回るこの紋平柿は1個せいぜい80円前後の値段である。それが6千円以上の値段がついた。

スーパーではこんな値段なのだ
渋抜きするととろけるような甘みがでるということから、ソフトクリームも道の駅で販売されているのだとか。


のと里山海道を走るついでに道の駅高松に寄って、この紋平柿ソフトを食べてみては。


2018年10月30日火曜日

シニアクラブ会員が20年で半減!なんでや

65歳以上の高齢者は30年間で倍増した一方、会員数は約6万2千人とピーク時の1998年から半減した。クラブ数も約3割減少してる。その理由として、趣味の多様化で活動に魅力を感じなかったり、地域とのつながりを煩わしく思ったりして加入をためらう人が多いのではないかという見方が一般的である.(大分県のデータによる)



吾が町内のシニアクラブの会員も100名を超えていた時期があったのだが、十余年で4割も減少している。発足時は福寿会と称して旅行会や忘年会、新年会等の活動をしていた。しかし、新規加入者が何年たってもゼロの状態が続いた。今から3代前の老人会長は突然老人会は解散すると表明した。理由を聞くと、交通事故で奥さんが亡くなり活動意欲を失ったという。事情は理解できたのだが、後継者を選出すれば何も問題はない筈というと、後継する適任者がいないから解散せざるを得ないという。

副会長に会長就任を頼めばどうかというと、当然頼んだのだが、会長のようにはやれないと固辞しているという。で、副会長と話し合いの場を設けた。その結果、固辞する理由が分かったのである。「会長のように文書作成が全然できない」というのが理由であった。
なら、吾々が文書関係を全面的に支援するから是非会長を引き受けてもらいたいとお願いしたところ、それなら承諾すると引き受けてもらった経緯がある。

何とか会員増加を図ろうとあれこれ策を練ったのだが、先ずイメチェンを図ろう、そのためには名称変更をしようと総会に諮ったが、全会長の「何でこんないい名称を変えんなんのや、わしゃ反対や」と一蹴され否決された。
結局、次の総会まで待つことにしてようやく可決した。

隣の町内の老人会は後継者がいないということで、とうとう解散してしまい十年ほど経った。淋しい思いをしている方が何人かおられることだろう。


一方、加入者が伸びない要因を▽仕事があり時間を取ることができない▽地域との交流、人間関係に煩わしさを感じる▽趣味の多様化―などと分析しているのだが、「元気だからまだ入るのは早い、と思っている人もいる。生活のために、働き続けないといけない状況も影響しているのではないか」という見方が一般的だろう。


役員のなり手不足も深刻で、「会合や行事への出席、イベントの準備などに追われることを懸念し、手を挙げる人が少ない。一度やると、なかなかやめられない」という。休会・解散に追い込まれるクラブも相次ぎ、会員が一気に数十人単位で減るという。
老人クラブは、おおむね60歳以上の住民が任意で加入する。スポーツや趣味の活動、生涯学習など「地域、生活を豊かにする楽しい活動」を展開している。

先だって、町内シニアクラブはたけふ菊人形とOSKレビュー、平泉寺白山神社等の旅行会を実施した。参加者募集の際は会員であるかどうかは問わず募集したところ、27名が参加した。参加した会員外の女性が、「私もシニアクラブに入ります」と意思表示してくれたのである。



そんな人を地道に増やしていきたいと思うのだが・・・



2018年10月29日月曜日

世界最長の海上架橋が開通

中国のインフラ整備は、高速鉄道網の整備や都市開発等に目を見張るものがある。
そんな中、今月24日に珠海~香港~マカオ間の55kmを結ぶ海上架橋工事が完成し開通式典が執り行われたという。

香港とマカオ、中国広東省珠海市を結ぶ世界最長の海上橋「港珠澳大橋」が24日に開通した。23日に開いた記念式典には中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席が出席した。広州や深圳を含む中国本土と香港を一体的な経済圏とみなす「ベイエリア構想」を内外にアピールした。

港珠澳大橋は海底トンネルや橋梁、人工島などからなる全長55キロメートルの巨大プロジェクトである。香港国際空港があるランタオ島とマカオ、珠海を結び、総工費は1千億元(約1兆6千億円)超とされる。陸路で約4時間かかっていた「香港―珠海」は45分、フェリーで1時間の「香港―マカオ」は30分ほどで行き来できるようになる。
本四架橋なんて足元にも及ばない!
中国政府は中国本土の広東省と香港、マカオの連携を深める「粤港澳大湾区(グレーターベイエリア)」構想を推進している。9月には香港と広州を結ぶ「広深港高速鉄道」が全線開業した。交通インフラの充実によって域内で事業を展開しやすくする。
米国との貿易戦争が深刻になる中、ハイテク企業が集まる深圳や自動車産業の中心地である広州と金融・物流センターの香港を結びつけて、経済のけん引役としたい考えだとか。
斬新なスタイルの橋梁構造
同大橋は、構想から30年あまりかかった超大型国家プロジェクトで、総工費は1千億元(約1兆6千億円)超。高度な自治を保障する「一国二制度」が適用されている香港・マカオと、珠海など中国本土の都市との連結を強め、経済を活性化することが期待されている。
けた違いのスケール、何と往復6車線も!
中国の総投資額はどれほどなのだろうか。
中国西部から中央アジアを経由してヨーロッパにつながる「シルクロード経済ベルト」(「一帯」の意味)と、中国沿岸部から東南アジア、スリランカ、アラビア半島、アラビア半島の沿岸部、アフリカ東岸を結ぶ「21世紀海上シルクロード」(「一路」の意味)の二つの地域で、インフラストラクチャー整備、貿易促進、資金の往来を促進する計画であり、それぞれ2013年に習総書記がカザフスタンのナザルバエフ大学と、インドネシア議会で演説したものである。 

だが、中国からの借入金返済の目途が立たないことから、最近では返上の動きが活発になって来た。途上国を札束でびんたを張る政策にほころびが見え始めたのではないか。
スリランカではとうとう港湾施設が中国の国有化となってしまった。本当の中国の狙いはこれにあったのだろう。



2018年10月27日土曜日

義を見てせざるは勇なきなり(アンケート調査票集計入力作業)

先週、集会所事務室で町会長から、千坂校下町会連合会が実施したアンケート調査の回収終了に伴って、そのデータ入力について相談があった。アンケートの回収結果、校下では約3千件にのぼり、当町会の分は約200件の回収があったと報告された。
そこで、アンケートデータ入力様式をどうするか、その業務に精通されている当町内のMさんに依頼されていたのだが、その様式が認定されたので当町会分のデータを入力しなければならないということであった。

アンケート調査内容は、①家庭ごみに関する調査 ②道路除排雪に関する調査 ③地域のつながりに関する調査 の3篇からなり、設問は65問。したがってデータ入力は相当ハードな仕事になるものと想定された。

予算上、作業報酬はないという。100件づつ紐で結んだ2つの調査票をMさんと山分けして家に持ち帰った。
12年前に立ち上げたパソコン教室を、ネットサークルと名称を変えてパソコン初心者の技術向上を目指す同好会は、現在も月2回の定例会を設け、町会HPやブログ発信を担っていることもあって、町会長の依頼をボランティアで引き受けたのである。

さて、その入力作業に取り組んだのだが、どうも根気が続かないというか、集中作業の継続時間が極めて短くなった自分がいたのである。Mさんから完了のメールが2日前にあったので少々焦り気味になった。
町会長からも昨日、進捗状況を尋ねられた。校下町連の副会長という立場なので、当町会が定めた調査データの集計要領を知り、他町会に指示しなければならないようである。

それがようやく作業完了となった。やれやれである。しかし次の作業が待ち構えている。
数字入力のほか、記述式の回答もあるのでそれをまとめる作業が待っている。

調査票に性別・年齢・職業・家族構成・住居についての記入欄が設けてある。まず驚くことに、70代の一人暮らしや、夫婦が非常に多い。さすが高齢化地域の最先端をいくだけある。それに、性別欄の記入が意図的にされていないのが多い。プライバシーに関わることは書かないという強い意思が見え隠れしている。そんなに拘る必要がある?

つながり関係の設問で、「つながりは必要か」を問う項目があるのだが、そうとは思わないに丸印。その理由に、「人間関係が煩わしい」にまる印が散見された。
吾が町内は他の地域に比べ断然つながりが強い地域だと思っていたのだが、そうでない人も結構いるんだなぁとため息をついた。

さあ、最後の作業を急ぐとしよう。

2018年10月25日木曜日

金沢の食品会社が85度でも溶けない「熱いソフトクリーム」

先だって、1時間たっても溶けないアイスクリームができたことを紹介したが、今度は
85度でも溶けない「熱いソフトクリーム」を10月10日、金沢の「日本海藻食品研究所」(金沢市本江町)が開発したという。

常温でも1時間できたての形を保つ「溶けにくいソフトクリーム」を2009年に開発して以降、65度でも溶けない「ホットソフトクリーム」、卵や牛乳を使わない「溶けにくいソフトクリーム」など、ユニークなソフトクリームを生み出してきた同社。これまでは米粉の性質を利用して「溶けにくさ」を実現してきたが、今回は全く異なる視点から、高温になっても溶けにくいソフトクリームを開発した
基本の材料は野菜や果物、豆類などで、特に食物繊維が多いサツマイモやジャガイモなどが適しているという。これらをペースト状にしたものを専用の機械にセットして絞り出すだけで完成する。冷たいペーストだと冷たいソフトクリーム、電子レンジで温めたペーストだと熱いソフトクリームが出来上がる。熱くなると85度を超えて湯気が立つこともあるが、そのままの形を保つという。生クリームや牛乳、砂糖などを加えて、味や食感などを調整することもできる。 

あちっちといいながら食べる「ホットアイス?」
各地の特産物を使い、規格外品の活用もでき、地産地消に貢献できるのが特長。ペーストは1食分ずつ専用の容器で保存でき、食材を無駄なく使うことも可能。専用の機械はソフトクリームメーカーを改良した安価でコンパクトなもので、飲食店などでも手軽に導入できる。だが、高温に耐えられるコーンがないため、今後開発していく考えだという。

同研究所会長の白石良蔵さんは「これまで絞り出しが難しかったが、専用の機械に出合ったことで、新しい発想で開発することができた。ここ10年で一番の自信作」と顔をほころばせる。「冬場のイベントやスキー場などで『熱いソフトクリーム』を楽しんでもらえたら」と期待を寄せる。

暑いソフトクリームねぇ、食べてみたい?ソフトクリームは冷たいのがいいんじゃないのぉー。

2018年10月24日水曜日

駅西地区開発功労者が引退

全国最高齢県議は88歳、ご存じ金沢市出身の金原博氏が引退されるというニュースがあった。
金原さんの政治信念は以下の通りである。政治家には人それぞれの来し方がある。衆議院議員、参議院議員として国政の舞台に立つ政治家には、日本という国家のあるべき姿をデザインする仕事があり、都道府県議会の議員には、自分たちの郷土の礎となって、地域社会の発展に一身を投げ打つ責務がある。「政治家の来し方」という言葉には、そうした使命に向き合って生きてきたか否かを問う重い意味が宿っている。 

都道府県議で全国最高齢で、石川県議12期目の金原博県議(88)=未来石川=が来春の県議選に出馬しないことを表明したという。
金沢市議1期を経て、1971年に県議に転身して以来、半世紀にわたって議員を務め、地方自治の歩みを見てきた人。地方議員のなり手が全国的に不足する中、議員として大切な資質について、金原氏は「誰にも負けない専門性を持ち、論理的な提案をできること」を挙げた。 


 ――引退を決断した理由は。
「これまでは、『生きとる限りやる』と答えていたが、体力的な面を冷静に考え、そろそろだと思った。家内を3月に亡くしたことで、家族との時間を大切にしようと、9月議会終了後に引退を決断した」

 ――後継に娘婿で北陸放送アナウンス部担当部長の長田哲也氏(59)を指名した。
「後援会から『今後、地域の課題の解決を誰に頼めばいいのか。後継者を作る責任はお前にある』と言われ、次女の夫にお願いした。最初は、しゅん巡したが、今月上旬に決断してくれた」

 ――議員のなり手不足は全国的な課題だ。

「選挙にはお金がかかるし、市民の目は厳しく、4年に1度は審判を受けなければならない。それでも、地域の人はいざという時、県や市町との橋渡し役となる議員を必要としている」 

――議員の資質として大切なものは何か。
「誰にも負けない専門性を一つ以上持つこと。そのために勉強を続け、論理的な提案をできるようにすることが必要だ。全分野にわたって役所側以上の見識を持つことは難しいが、得意分野を持つ議員が必要とされる」

 ――県議会では昨年、珠洲市選挙区(定数1)と鳳珠郡選挙区(穴水町と能登町、定数1)を合区とする条例案が可決された。
「能登地域は人口が少なく、1人の議員が抱える地域が広い。議員の負担も大きく、地域全体を見ることが難しい。定数や区割りを検討する際には、地域の面積も考慮することが必要かもしれない」

 ――県議生活で印象に残る仕事は。
「金沢駅西地区の区画整理事業だ。最初は猛烈な反対を受けたが、県庁も移転し、駅西の風景は様変わりした。(街づくりは)私の専門分野となった」

中高生の頃、大和の屋上から金石方面を眺めれば、北陸線から西方は田園風景が広がっていた。今では1枚の田圃を見つけることが難しい程である。
駅西以西の発展は金原さん抜きではあり得なかっただろう。
その功績に拍手を贈りたい。

2018年10月23日火曜日

人生100年時代をふまえた雇用改革

昭和30年代の中頃、グリーンボーイだった小生の職場では、かなり高齢の職員が勤務していたのだが、見るからに「おじいさん」という姿恰好をしていた。
そんな人は来年3月に退職する人、あるいは2,3年後に退職する人の姿であった。
当時の定年は55歳。その頃の55歳はおじいさんだった。体力的にも仕事を続ける限界だったのである。

50数年を経た現在、55歳といえばかくしゃくとした働き盛りの年代である。この違いは驚くべきものがある。
やはり食べ物の違いが最も影響しているのだろう。

今日の朝刊各紙にこんな見出しが掲載された。

70歳雇用へ法改正指示 未来投資会議で首相
企業の継続雇用「70歳に引き上げ」首相が表明
「人生100年時代」をふまえた、雇用改革などについて議論

昨日(22日)の、政府の未来投資会議では、現行の65歳までの継続雇用の義務づけを、70歳まで引き上げる際、就業機会を確保することを確認したという。
また、原則65歳となっている公的年金の支給開始年齢は、維持することを確認した。
安倍首相は、「高齢者の希望、特性に応じて、多様な選択肢を許容する方向で検討したい」と述べたうえで、2019年夏までに結論をまとめ、速やかに法改正するよう指示した。
未来投資会議
一方、安倍首相は、中途採用の拡大に向けて、企業が採用比率の情報を公開することや、評価・報酬制度を見直すことが必要だとの認識を示した。「人生100年時代」をふまえた、雇用改革などについて議論した。
22日の、政府の未来投資会議では、現行の65歳までの継続雇用の義務づけを、70歳まで引き上げる際、就業機会を確保することを確認した。


また、原則65歳となっている公的年金の支給開始年齢は、維持することを確認した。
安倍首相は、「高齢者の希望、特性に応じて、多様な選択肢を許容する方向で検討したい」と述べたうえで、2019年夏までに結論をまとめ、速やかに法改正するよう指示した。
一方、安倍首相は、中途採用の拡大に向けて、企業が採用比率の情報を公開することや、評価・報酬制度を見直すことが必要だとの認識を示した。

企業側は「定年延長や定年制廃止は人件費増につながる」として、継続雇用制度を選ぶケースが大半だ。体力の衰えで短時間勤務を望む高齢者も少なくない。
政府としては高齢者が個々の事情に応じ、多様な働き方の中から自分に合ったものを選べるようにしたい考えだ。来夏に制度の方向性をまとめ、法改正を目指す。

西欧諸国のサラリーマンは早く定年なって自分のやりたいことをしたいという意見が多いと聞く。一方、わが国のサラリーマンの多くは「生涯現役」を望む人が多いという。
長期休暇を取って世界旅行をしている西欧のサラリーマンを中国で多く見かけた。3歳児くらいの子供を背負って夫婦で旅行を楽しんでいた。
日本のサラリーマンは年休20日の消化率は僅か6日か7日程度。この違いは文化の違いだけではないと思うが・・・


2018年10月22日月曜日

日本消滅の危機

現在、日本の人口減少が大きな問題となっており、40年後(2060年)の人口は、約8,600万人と予想されている。
日本の人口は、約1億2649万人(2018年現在)であるから、4000万人以上減少することになる。 
つまり、約40年で、日本の人口は3分の2に減るってことだ。
無茶苦茶すっごい減少スピードなのだ。
ちなみに、4000万人の人口というと、関東地方(一都六県)がほぼ消滅することを意味するのだ。

なお、日本の人口ピークは、2008年の約1億2800万人。
明治初期は3千万人だったというが、昭和の初期は倍増して6千万人台、1億の大台を突破したのが意外と最近になってからの昭和43年前後である。
Japan As Number One と、もてはやされた時代に最も活力があって右肩上がりに人口が増えた。その勢いは衰えながらも平成20年代前半まで増加したのだが、平成22年をピークにマイナスに転じた。


それがである。32年後の2050年には、1億人をきって、2060年には、9000万人を割り込むことになるという。 1億人をきってしまうことには驚いた。 
2060年の死亡数は推定154万人に対して、出生率は推定48万人となっている。
と、いうことは亡くなる人の数に生まれる数が比例していないということになる。
2006年くらいまでは死亡数と出生数の比率はほぼ変わらない状態だが、2015年から死亡数が伸びる一方、出生数が伸びない現象が起きているのである。

人口減少が、なぜ問題かというと、
消費活動の減少
行政機能の破綻
企業の海外流出
などが起こり、日本の経済規模がどんどん縮小してしまうからである。
経済規模が縮小するということは、国の税収が減ることを意味するので、今までのような行政サービスを維持することも難しくなるということ。 過疎化対策なんてそんな生ぬるいものではないのである。限界集落という言葉があるが、大都市までがなくなるのである。

つまり、その結果、吾々の生活に大きな影響が出るということなのである。
それは、なーんでか!
それは結婚しない者が増えつつあるからなのだ。
2015年の統計によると
生涯未婚率】
男性 24.2%
女性 14.9% 

それに晩婚化傾向が止まらない!
【平均初婚年齢】
男性 31.1歳
女性 29.4歳
    妙策を持ち寄り、何とか人口増を真剣に考えなければならない。放置しておくと日本国が消滅する!
    解決策は生涯未婚率を下げ、出産率を上げる道しかない!

    2018年10月21日日曜日

    電話の相手がロボット?

    人工知能(AI)は今後、産業・商業・教育等に加速度的に活用されると予測されているのだが、中国ではまたもや興味深い活用事例が登場したという。

    今年4月に中国の政府系ファンドらから1億5900万ドル(約177億円)を調達したフィンテック企業が、AIがボイスで借金の取り立てを行なうロボットを開発したのだとか。




    Little 100Creditと呼ばれるこのロボットは、借金を返さない人々に電話をかけ、人間とほぼ同じ成功率で取り立てを行なうという。Little 100Creditは個人の声を認識し、会話のコンテキストを理解しつつ、合成音声を用いて会話を行なう。これは言わば、グーグルアシスタントやアレクサの、借金取り立てに特化したバージョンと考えることもできる。

    Little 100Creditに採用されたテクノロジーは、他のAI機器と同様のディープラーニングや強化学習、ナレッジグラフを活用したものだという。
    借金の支払いに応じない人は、そもそも電話に出ないのではと思う人も多いだろう。しかし、このロボットは想像以上の回収率をあげている。Little 100Creditは個人の反応を学習し、支払いに応じるよう説得する会話パターンを磨き上げている。Little 100Creditは感情認識技術を持ち、タイムリーなフィードバックを行なうことで人間よりも低コストで回収が行なえるという。

    100Creditは今後、金融サービス企業向けにこのロボットの導入を進め、回収業務の効率化を行なっていくという。
    2014年創立の100Credit は、ビッグデータ企業「Baifeidian Group」の創業者のZhang Shaofengが立ち上げた企業。同社の出資元にはセコイア・キャピタルやIDGキャピタルなどの有力VCも名を連ねており、これまで累計で2億7000万ドルを調達している。

    ロボットから電話がかかった貴方、上手に対応できますか。相手がロボットだとわかれば対応の仕方に工夫をこらせば人間の方に分があると思うのだけどなぁ。


    2018年10月19日金曜日

    「おら、ちきないぎ」

    能登から大阪の娘の所に行った親戚のおばあさんが風呂屋で倒れ、どうされはった?と聞かれ発した言葉が「おら、ちきないぎ」。訳がわからないので何度聞いても「ちきないぎ」。
    ちきないという言葉は能登でも穴水以北しか通じない。意味は「しんどい」とか「苦しい」。
    生まれ育った地域で言葉を覚え話すのは「方言」である。この生まれ育った地域の方言は何年たっても中々消えない。町内でも70代の女性の津軽なまりが依然として消えない。

    20年前、函館五稜郭の傍に聳えるタワーの展望台の売店で、函館地方の方言を並べたのれんがあったので函館方言に目を通したらえっ!と驚いた。何と、「はんかくさい」という文字があった。津軽出身の女性にこの話をしたら、「津軽でも使うよ」と。
    この言葉を話す地域は、やはり穴水以北、それも漁師の集落の言葉である。
    津軽や北海道で使われるようになったのは、北前船の行き来があったことに寄るのだろうと思う。


    生まれ育った能登を離れて六十数年たったので、能登弁をしゃべってと云われても中々出てこないが、どういう訳か現地に行くとすらすら能登の方言が自然と湧いてくるから不思議である。
    よく調べたと感心する
    13歳から金沢に住んで自然と金沢弁になった。

    金沢弁のお品書
    18歳から岐阜市に住むことになったが、岐阜の言葉はほぼ関西なまりである。
    しかし、「あー、えら」という言葉は何のこっちゃと思った。
    広島に5年住んで広島弁も覚えた。
    豊橋にも1年住んだが、「そーずら」が頻繁に使われる。

    石川啄木は上野駅に行って東北訛りを懐かしんだという。
    だが、テレビの影響で子供たちは方言を話さなくなったという。
    方言は永遠に残ってほしいと願う者の一人なのだが・・・・




    2018年10月18日木曜日

    ワクチン接種が遅かった

    去年の3月末、40℃を超えた吾が体温により、クリニック診察中に意識を失い気が付いたら浅ノ川病院のベッドだった。2週間弱の入院後、60歳から5歳刻みの年齢に達すると肺炎球菌の予防接種が費用割引で受けられることになっていたので、遅ればせながら予防接種をしてもらった。結局、「泥棒を見て縄をぬう」という結果になった。

    ある人曰く、65歳以上の高齢者に於いて、最も健康寿命を短縮する原因のひとつが肺炎だという。多種多様な抗生物質が使用され肺炎は治って当然と一般では考えられているが、肺炎に罹患すると重症度にもよるが、高齢者の多くは入院することになる。すると1~2週間臥床することになり、足腰の筋力が明らかに低下することで日常生活動作がしにくくなる。動きが悪くなることで心身の機能が低下し、徐々に寝たきりに近づいて行くのである。さらに嚥下機能(食べ物を飲み込む力)も低下していくことで、誤嚥性肺炎を繰り返すようになっていき、また入院→以下繰り返し、の悪循環となる。

    ということで肺炎は非常にやっかいな病気なのだが、意識調査では国民の大多数が最も罹患すると困ると心配している病気は、1位:悪性腫瘍、2位:脳卒中、3位:虚血性心疾患となっており、肺炎は遥かに下位であるという。75歳以上の高齢者の死因の1位でもあるので、この辺りの意識も国を挙げて啓発が必要なのかもしれないのだ。

    ちなみに肺炎により入院すると、1日当たりの入院費用48506円×平均入院期間14.6日=総額708189円となり3割負担で212,457円かかるとされているという。
    また入院により認知症発症のリスクが2倍に上昇することも明らかになっている。
    なので肺炎になるリスクを下げる必要があると考えられるようになるのは至極当然の事である。

    上のグラフから分かる通り、統計でも75歳以上になると明らかに肺炎の罹患率が増加し、年齢を重ねるごとにさらに増加することが明らかになっている。
    さらに慢性閉塞性肺疾患(COPD)・気管支喘息と言った慢性呼吸器疾患の合併がある方では罹患率が4~6倍、慢性心不全や虚血性心疾患などの循環器疾患では3.8倍、糖尿病では2.8倍となることが分かっているという。
    以上のことから、健康寿命短縮のまず最初の原因として多い肺炎を予防する重要性が御理解頂けたと思う。
    そのための肺炎球菌ワクチンということになるのである。

    2018年10月17日水曜日

    金沢和傘

    小学生の頃、1年に1回だけ雨傘を買ってもらった。買うのは決まって9月に開かれる宇出津の大市だった。買ってすぐ開く番傘は、独特の油の匂いが嬉しかった。
    今では番傘を買おうと思っても傘屋が見当たらなし、番傘なんて需要もないのだろう。
    昭和36年、岐阜市にあった勤務先へ独身寮から通勤する際に道路の両側には和傘店が沢山並んでいた。岐阜は美濃紙の名産地なので全国から注文が集中していた。だが、やはりそこでも傘屋は一軒もない。

    一方、雨や雪の多い金沢で親しまれてきた伝統工芸の金沢和傘。国内唯一となった工房を営むのが松田和傘店の松田重樹さんだ。2年前の2016年7月に3代目の店主になった。観光客の増加で知名度が高まる中、伝統の重みをかみしめながら傘作りに励む。
    金沢和傘の特徴は湿った雪の重みに耐えられる頑丈さ。傘の生地となる厚めの和紙を数十本の骨組みに張り合わせ、内側には「千鳥がけ」という独特の補強を施す。最盛期に100軒を超えていた…

    石川県の伝統工芸品「金沢和傘」に外国人からの注文が続々と舞い込み、金沢市内で製造販売を手掛ける同市千日町の松田和傘店では、納入まで最長で1年半待ちとなっている。 
     

     北陸新幹線金沢開業を機に、金沢の土産として注文する外国人観光客が増え始めた。店主の松田重樹さん(59)によると、在日大使館の関係者や海外のデザイナーが「日本文化の象徴」として求めることがあった。モミジやササの葉をすきこんだ和紙を使う和傘や、東京五輪のエンブレム、キャラクターに採用された「市松模様」が描かれた傘が人気だ。

    店主の松田重樹さん
     金沢和傘は、繊細な模様や色遣い、丈夫な造りが特長で、30以上の工程がある。松田さんは「お客さまに納入が遅れることを伝えて了解を得ている。お待たせして申し訳ないが、丁寧に作りたい」と話した。
    2年前までは90歳にちかい店主が制作に励んでおられたが、客が「いくらですか」と聞いてもなかなか返答がなかったという。客の品定めをしていたのかどうかは不明だが、4,5回聞いてようやく「4万円」と教えてくれた傘はこれ。

    4万円と返答があった傘
    美しき川は流れたり、室生犀星がそう詠った犀川のほとり、千日町に松田和傘店はあります。藩政時代から明治、大正と盛んに作られた和傘は、やがて洋傘が普及し始めると、その職人達とともに姿を消していった。今ではこの松田和傘店先代松田弘さんが、金沢でただ一人の和傘職人だった。30もの工程を一人で一本一本手作りする松田さんの金沢和傘は、雨雪の多いこの地で育まれた伝統を受けて、手入れが良ければ半世紀も使うことができる丈夫さを身上としている。しかし松田さんは「これは、持つ人を美しく見せるための道具だよ」と笑った。 

    松田和傘店
    この程、「北前船寄港地・船主集落」の日本遺産認定を記念し、千日町の松田和傘店は14日、北前船を描いた金沢和傘7本を小将町の県指定名勝・西田家庭園「玉泉園」でお披露目した。 

    北前船を描いた7本の和傘
    3代目の松田重樹さん(59)が、全国北前船研究会員で北前船を題材にした作品も手掛ける小松市の九谷焼作家北村隆さん(72)に絵付けを依頼した。 
    職人の手による戦前の和紙を使い、松田さんが海をイメージした青の金沢和傘を仕上げ、北村さんは雲母を混ぜた金や銀で、北前船の勇姿や、桜、鶴などを7本それぞれに描いた。
    玉泉園では、加賀友禅大使ら8人が北前船の金沢和傘を手にポーズを取り、魅力を紹介した。来年の百万石行列でも大使が北前船の和傘を手に参加を予定するなど、北前船文化を発信するという。 

    家宝に1本いかがですか
    3代目重樹氏の今後のご活躍を見守りたい。


    2018年10月16日火曜日

    「金沢市とアイスクリームの関係を紐解(ひもと)くプロジェクト」という聞いたことがないプロジェクト

    この程、「金沢市とアイスクリームの関係を紐解(ひもと)くプロジェクト」が立ち上がったという。
    アイスクリームの消費がなぜ全国一なのか、業界団体が解明するため 金沢で調査に着手したのだという。
    一説によると、江戸時代から茶の湯が盛んだったため、和菓子の消費も日本一なので甘党が多いからだという。2位が富山、何で北陸の都市が1,2位を占めているのか不思議と云えば不思議。

    記事によると、金沢市はなぜアイスクリーム消費量が日本一なのか-。この謎を解き明かそうと日本アイスクリーム協会(東京)が「金沢市とアイスクリームの関係を紐解(ひもと)くプロジェクト」に乗り出した。アンケートなどからその背景を探り、販売促進につなげる。企画した日本アイスクリーム協会の発想が面白い。

    総務省の家計調査では、二〇一一~一七年の最近七年間で金沢市は五回トップ。一七年は一世帯当たり支出金額が一万二千四百七十五円で、二位の富山市に二千円近い差をつけ、一人当たり金額も三千九百十一円で一位だった。
    協会はこの状況に着目。世代、性別ごとに、どういったシーンでアイスクリームが好んで食べられているのかを探るという。 


    すでに市内のスーパーや大学、企業などの協力を得て、消費傾向などを聞き取るインタビューや店頭調査を実施したという。五日は協会の桜木正実専務理事とアドバイザーを務める大妻女子大の宮田安彦教授、調査協力する金沢星稜大の川澄厚志准教授らが市役所で山野之義市長に調査概要を説明した。

    聞き取りでは「アイスクリームが冷蔵庫の中にあるのが当たり前」「孫に食べさせるために置いてある」といった声があり、“アイス一大消費地”金沢の一端が垣間見えているという。
    十一月にアンケートを実施し、三月までに結果をまとめ、結果を公表する予定。
    桜木専務理事は「日本で一番アイスを食べている金沢にどういう文化的背景があるのか、答えをひろっていきたい」と話したという。 

    そういえば、わが家にも年がら年中冷蔵庫の一隅にアイスクリームは鎮座している。
    暑かろうが寒かろうがそんなことは無関係、いつでもアイスを食べているなぁ。






    2018年10月15日月曜日

    AIとかIoTという怪物がじわじわと

    小生がパソコンを始めた頃は、WIN95がWIN98に移行する頃だった。平成10年前後である。その頃PCは係4人に1台くらいの割合でしか配備されていなかった。業務上、成果物の納品時期の関係でパソコンを継続して使用する必要があったので、ノートパソコンを自己負担で買いに行った。それから半年くらいすると2人に1台が配備され、1年後にはデスクトップ型PCが全員に配備された。重くて厚みのあるPCはすっかり姿が消えていた。

    1人1台のPC配備となって、最も嘆かわしい現象に、課で働く人間のコミュニケーション不足が顕著になった。昼休みでもまったく変わらない。人と人との会話が途絶えてしまったのである。OBが職場に行ったら全ての人間がPCとにらめっこしており、PCの画面を覗いたら後ろの人間とメールでやり取りしていたという。PCが心と心の触れ合いを奪ってしまった。


    さて、先日、「AI・IoT技術支援工房…金沢 県工業試験場に開設」という記事が掲載された。
    AI(人工知能)やモノとインターネットをつなぐIoTの導入を支援する「いしかわAI・IoT技術支援工房」が金沢市鞍月の県工業試験場1階に開設され、9日に開所式が行われた。県は、人手不足が深刻な中小企業への技術面での支援拠点と位置付け、導入を後押しするという。
    約60平方メートルの工房には、AIなどの導入による省力化や効率化をわかりやすく体験できるデモ機を4台設置。夜間に生産ラインが止まった場合などに異常をメールで瞬時に知らせる技術や、何パターンもの不良品の画像をAIに学習させることで検品の精度を高める技術などが紹介されている。 

    デモ機でAIなどの技術が体験できる工房(金沢市鞍月で)
    工房は、平日午前9時から午後5時まで開かれ、自由に見学してデモ機を体験することができる。
    式典に出席した谷本知事は、「人手不足は深刻で、生産性向上は待ったなしだ。その救世主がAI、IoTで、導入意欲がある中小企業へのサポートは石川の勢いの持続につながる」と期待を込めた。

    県は同日、東京大学の森川博之教授ら3人の専門家に、導入への技術的な助言をする「アドバイザー」を委嘱した。県工業試験場によると、昨年1月に開設したAIなどの導入に関する相談窓口には、今年9月末時点で450件に上る相談があり、昨年同期より3割ほど増えている。


    1974年(昭和49年)に日本で初めてのパソコン(当時のマイコン)が発売されて以降、1995年のWindows95の登場、その後のITバブルを経てコンピュータは我々の日常生活に急速に浸透してきた。 一方、1984年に慶應義塾大学・東京工業大学・東京大学が接続されたのをきっかけに、1990年代後半にはブロードバンドによる常時接続も登場し、インターネットも普及していく事とななった。

    そんな折、2000年当時の内閣総理大臣である森喜朗が、国会の所信表明演説でe-Japan構想について触れた際、”ITをイットと読み間違え”ITという用語が普及するきっかけとなったと言われている。

    これら一連のITの発展・普及を称したIT革命という言葉は、2000年の新語・流行語大賞を受賞している。IoTとは通称”モノのインターネット”と呼ばれる技術で、今まではパソコンやスマートフォンでしか繋げなかったインターネットに「ありとあらゆるモノを繋いで便利にしてしまおう」という画期的な技術のことだ。 2014年ごろから急速な勢いで注目を集め、企業はもちろんの事、政府や国家までもが政策の一環として多額の予算を設けIoT社会の実現を目指している。
    この絵はわかりやすい

    累乗的増加の市場規模
    冷蔵庫・洗濯機・エアコンなどすでにIoT家電というジャンルも存在しているし、今までデジタルやITとは無縁だったアナログなモノにもIoT化の波は押し寄せている。

    +IoTですべてのモノが繋がる?
    実のところIoTで繋がるモノは無数にあるとも言えるという。それはなぜか?モノをIoT化する際にその役割を実現しているのは一円玉サイズほどの通信モジュールらしい。 この通信モジュールが搭載できれば事実上ありとあらゆる物がIoT化できるわけで、そういう意味では「世の中にあるほとんどのモノがインターネットに繋がる」というのが真の答えなのだという。

    世の中の進歩についていきたいと思うのだが、数年後の自分の姿はどうなっているやら。

    2018年10月14日日曜日

    日本で一番住みよい地域

    ボランティアといえば東京オリンピックのボランティア募集があったが、近年のオリンピックでは、2012年ロンドン大会では大会ボランティアに約24万人の応募があり、約7万人が選ばれて活動したという。
    2016年リオ大会では約5万人が活動しており、それぞれ都市ボランティアも活躍していたそうである。

    020年の東京オリンピックでは合計約9万人以上のボランティアを想定しているという。
    しかし、その厳しい募集条件を満たせそうなのは、東京近郊に住んでいる高いスキルや知識・経験を持ったリタイア世代、大学生などになってくるかもしれない。

    さて、そんなボランティアもあれば、今朝7時から実施された地域一斉美化ディなのだが、数年前までは町内清掃は町会役員だけで実施していた。それが2,3年前からボランティアを募集して、地域を数ブロックに分けてごみ拾いや道路の除草をするようになった。
    ところが、町会の班長会議をやったところ、「自分の家の前の道路の除草は各々でやるべき」という意見があったので、その旨を記した文書で各家庭に通知された。



    その文書を見て、自分の家の前の道路の除草と掃除をしなければいけないなーと思っていたのだが、何時の間にか、あたり一面がすっかり除草され清掃されているではないか!
    で、今日(14日)、町会の餅つき大会があったので、ある人に数日前に道路の除草が全て終わっていたがと聞いたところ、わしら3人で全部やった、17班の新規に町会に入った区域の除草はそれはそれは大変だった・・・・と。
    その人は2年前に町内にできた「お助け隊」のメンバーである。やはり根っから地域を愛している人なんだなぁと感心するのである。

    吾が町内には他にはない活動がある。それは何かといえば各種同好会なのだが、その代表者は発足時から現在までズーっと変わっていない。無報酬の役職にも関わらず旺盛な責任感を持って活動して頂いているのである。
    自分が住んでいる地域は「日本で一番住みよい地域」であるに違いない。


    2018年10月13日土曜日

    ガンマナイフという刃物ではない治療機

    日本人の二人に一人の割合で発症するという癌。自分もその一人になって5カ月前に腫瘍を切除した。自分の周りでも癌の手術をした人、現在治療中の人、数えたら何と10人前後に上る。胃を全摘した人、3/4を切除した人は先日町内の老人会の行事であるグラウンドゴルフ大会に元気に参加されていた。昨日カラオケ同好会に参加していた高齢の女性は、昨年すい臓がんを放射線照射して、医師も驚くほど癌が小さくなって普通の生活に戻っていたのだが、2カ月前に再検査したところ再び発症が認められたので、また放射線照射に3週間ほど通院することになると話した。弟も先月前立腺癌でマイクロチップを埋める治療を行っている。
    また、ある人は「入院が10日遅れていたら命がなかった」と告げられたのだが、制がん剤(点滴)が驚くほど効果を発揮してみるみる小さくなって2週間ほど前に退院した人がいる。

    ノーベル生理医学賞に輝いた本庶佑教授は免疫療法を確立したという。オプジーボの効果は素晴らしいものだと評価された。しかし誰にでも効果があるのかというとNoだという。
    昨日の新聞では、放射線照射で脳腫瘍などを治療する手術装置「ガンマナイフ」の新型機を北陸三県の医療機関で初めて導入し、9日から治療を始めたという記事が掲載された。

    オプジーボ
    浅ノ川病院が導入したガンマナイフ
    浅ノ川総合病院は、放射線照射で脳腫瘍などを治療する手術装置「ガンマナイフ」の新型機を北陸三県の医療機関で初めて導入し、9日から治療を始めた。装置内システムが全自動化され、旧型機よりも患者一人当たりの治療時間を平均2時間短縮した。1回の治療で、頭蓋内のほとんどの病変の治療も可能となり、患者への負担軽減を図る。

    浅ノ川総合病院は、1997(平成9)年7月に日本海側の医療機関で初めてガンマナイフを導入した。2005年に一度、装置を更新しているが、老朽化により最新型機に変更し、治療の精度を高めた。
    新型機「ガンマナイフパーフェクション」は、ガンマ線の照射方向や、治療できる範囲を決定する3種類の「コリメーターヘルメット」が、装置内で自動で入れ替わる。放射線技師らが手動で付け替えていた旧型機よりも手間が省け、照射穴の大きさが異なるものを混合して使うことから、複雑な形の腫瘍でも治療しやすくなった。

    患者が乗る寝台は、ガンマ線の照射箇所に合わせて動くため、頭だけを動かしていた旧型機に比べて患者の身体的な負担も減った。これにより、以前は病変が10カ所以上ある場合、複数回に分けて治療していたが、10カ所以上あっても1回の手術時間で治療可能になったという。
    同病院ではガンマナイフの導入以来、約5900件(9月末現在)の治療を行ってきた。患者は2~98歳で主に北陸三県からの受け入れを担ってきた。治療する疾患のうち、転移性脳腫瘍が7割を占め、聴神経腫瘍、髄膜腫といった脳内腫瘍のほか、脳血管障害の脳動静脈奇形、顔面の三叉(さんさ)神経痛もある。

    10月中はすでに治療予約が埋まっているといい、同病院脳神経外科・定位放射線外科の光田幸彦部長は「がん患者の1割は脳に転移する。脳に転移しても諦めず、負担の少ない治療法があることをもっと知ってもらいたい」と話した。同病院は導入を記念した講演会を19日午後7時から金沢市のホテル日航金沢で開催する。

    金沢医科大病院では2年前にダビンチというロボットを導入して腫瘍切除に大きな効果を発揮している。このロボットで実際に手術を受けたのだが、痛みは全くなく(もちろん麻酔)、腹部に5個の穴を開けるだけなので回復も早かった。
    あと4,5年すれば癌は怖い病気では無くなるのかも知れない。

    2018年10月12日金曜日

    入れ歯が命取り!

    去年の春、1週間ほど高熱が続いて日曜当番のクリニックまで行って診察してもらったのだが、次の日の朝も熱は下がらず行き付けのクリニックに向かう途中、口中に違和感があるので指を口に入れ歯を触ったところ、何と4本の歯が一度に抜けた。以前、長く歯医者に通ったのだが、その際に4本の歯の裏側を何かの材料で連結したのだと分かった。
    その後クリニックで診察していたのだが、途中から意識がなくなって気が付いた時は浅ノ川病院のベッドの中だった。

    高熱の原因は「肺球菌」と告げられた。

    肺炎球菌という細菌が感染することで起こる感染症である。「感染」とは、本来その菌がいないはずの部位に菌が住み着き増殖している状態で、何らかの病状があらわれた場合を「感染症」と呼ぶ。成人では、その名のとおり、「肺」に感染して「肺炎」を起こすことが多いのだが、ほかに、菌血症/敗血症、髄膜炎などを起こすこともあるという。

    さて、前置きが長くなったが、4本も奥歯がなくなると食べるときに難儀な状態となる。
    退院後、仕方がないので歯科医に行って入れ歯を作ってもらった。
    日本で「入れ歯」を使っている人は2000万人超と推計され、毎日の生活に欠かせない存在だが、いま、入れ歯が原因で命を失う人が続出しているという。

    東京医科歯科大学の調査では、朝食時に「総入れ歯」が外れて、咽頭部に詰まり死亡したケースが、「日常生活で起こる可撤性義歯の誤飲」(東京医科歯科大学・下山和弘ら)より判明した。
    また、入れ歯を誤飲した54例中21例が、入れ歯の「バネ」によって食道や腸に孔が開いていた。敗血症などを起こせば、死に至る危険な状態である。

    毎年正月には、1200人超が、餅を喉に詰まらせて窒息死している。実は「合わない入れ歯」による咀嚼力の低下が、原因の一つになっていた。
    そして、入れ歯の悩みでダントツに多いのが、「痛い」「噛めない」。その理由を入れ歯治療の第一人者・深水皓三氏(銀座深水歯科・院長)の解説によると
    「入れ歯の型取りをする際、大半の歯科医が、ぎゅーっと強く噛ませます。すると、抜ける前の歯を支えていた歯槽骨の土手部分(顎堤)の粘膜が“圧迫された状態”の型になります。この型をもとに、歯科技工士が入れ歯を作るので、痛くて噛めない入れ歯になってしまうのです」。



    であるから“無圧状態”で型取りするのが理想的だが、高度な技術が必要となるという。
    「もう一つの理由が“噛み合わせ”です。顎の骨の上にある歯槽骨は抜歯後に吸収されるので、土手(顎堤)も低くなっていく。こうした中で、噛み合わせの調整をするのは、とても難易度が高いのです」(深水氏)
    痛くて噛めない入れ歯に、患者は我慢してはいけない。原因の多くは、歯医者の知識や技術不足にあるという。

    4本の入れ歯は写真のイメージにほぼ同じである。固定する金属バネもあるので、誤飲しないよう気をつけなければいけないと肝に命じた。


    2018年10月11日木曜日

    勘違いしていたデジカメの性能

    「高解像度のカメラほど画質は落ちる」という記事を見て、ええっ、と思った。そんな馬鹿なという思いが走った。
    デジカメの出始めの画素数は200万画素程度だった。それが今では5000万画素のカメラが販売されている。自分の一眼レフは2千万画素だから、5000万画素のカメラの性能が2倍違うのだと思い込んでいた。

    ところが、単純に画素数でカメラの性能を判別するのは間違いなのだという。
    記事によると、デジタルカメラを購入する際、多くの人は「解像度」を気にする。 「解像度」とは「1000万画素」や「1000万ピクセル」で表されている数値で、最近のカメラはだいたい「1200万画素~2200万画素」のものが多い。 


    この数値を比較して、解像度が高い、解像度の数が多いカメラほど、性能が良いカメラだ、と判断する人が多いのですが、これは正しくないという。
    例をあげて解説してあった。
    2つのキヤノン製コンパクトデジタルカメラ「PowerShot G1 X」と「PowerShot A2600」の解像度を比較してみましょう。

    機種名        画素数(解像度)
    PowerShot G1 X    約1430万画素

    PowerShot A2600   約1600万画素 
    画素数で見ると下段の「PowerShot A2600」の方が高解像度である。
    しかし、「PowerShot G1 X」のホームページではメーカーであるキヤノン自ら、「PowerShot G1 X」に「キヤノン コンパクト史上最高画質、完成。」というキャッチコピーが光っているのである。

    つまり、「高解像度のカメラほど高画質だ」というわけでは「ない」、ということが解ります。と。

    解説はさらに続いて、 コンパクトデジタルカメラに比べて、一般に一眼レフの方が画質が良いことは皆さん、ご存知と思います。このケースで比較してもやはりそうでしょう。
    解像度で言えばPowerShot A2600の方が高解像度ですが、一眼レフの「EOS Kiss X50」の方がずっと大きなイメージセンサーを搭載しているので、より高画質な写真が撮れるカメラと言えるのです。

    これからは、「イメージセンサー」の数値を比較することにしよう。

    2018年10月10日水曜日

    もう年賀はがきが郵便局に

    来年の年賀はがきの搬入が昨日(9日)、金沢市新保本の新金沢郵便局で始まった。三百六十八万枚が次々と運び込まれ、金沢、白山両市などの計三十二の郵便局に振り分けられた。十一月一日から販売される。

    販売するのは、無地や干支(えと)の亥(い)の絵柄などが入った全国共通のものや、兼六園と県の観光キャラクター「ひゃくまんさん」のイラストが印刷された地方版など計十種類。一枚につき五円が二〇二〇年の東京五輪・パラリンピックの準備、運営費に寄付されるものも。米漫画「ピーナッツ」の人気キャラクターのスヌーピーを取り入れた商品は今年も販売する。


    昨年の県内の年賀はがきの販売枚数は三千六百五十万枚。新金沢郵便局郵便部の山室征也(ゆきや)副部長は「年賀状は日本の手紙文化を代表する。平成最後ということで、はがきに仕掛けがあるので見て楽しんでほしい」と呼び掛けている。

    東京2020大会〔寄付金付〕年賀葉書は、公式マスコット「ミライトワ」「ソメイティ」が宛名面にデザインされた「無地(インクジェット紙)/67円」、通信面にデザインされた「絵入り/67円」、厚みのあるインクを使っていて絵柄を感触でも楽しめる「特殊印刷/67円」の3種類だという。


    近年、電子メールの普及が進むと共に年賀はがきの販売数量が激減したという。だが、今年は増加に転じる見込みなんだとか。その理由は不明である。
    40年前に大流行した「プリントゴッコ」は小生もお世話になったものである。その頃はプリントするのに深夜まで、それからあて名書きに2日間ほどかかった。今では裏表印刷して半日で終る。楽になったー。



    2018年10月9日火曜日

    全国初、ネット炎上の供養

    1309年前の和銅2年(709年)創建の新潟県内最古の由緒ある国上寺が、ネット上の“炎上”は現代型の災難であるという考えのもと、炎上供養専用サイトをオープン。目的はきちんと供養することで、今後のネット上での無病息災を願うのだという。


    10月7日に開催された「柴燈大護摩火渡り大祭」では、今年炎上したこと・投稿を柴燈大護摩の火に入れて、実際に焚き上げ供養したのだ。

    柴燈大護摩火渡り大祭
    まだ1週間もたっていない10月3日、「炎上供養専用サイト」を2日に開設したと発表、その奇抜な存在は、ネット上で瞬く間に話題となったらしい。
    サイトは黄色を基調にし、中央にある寺院のようなものを上杉謙信や武蔵坊弁慶、酒呑童子などが囲んでいる。お経が流れ続け、何とも不思議な雰囲気だ。J-CASTニュースは4日、国上寺の住職に取材を行った。 

    国上寺のホームページ
    「クリックするだけで、少しでも気持ちが晴れれば」
    サイトを立ち上げたのは、国上寺の住職を20年以上にわたって務める、住職の山田光哲さん(51)だ。サイトの開設は、寺の「若者離れ対策」だという。最近は「御朱印めぐり」ブームで若い女性も来るようになったというが、それでもまだ「お寺はおじいちゃんおばあちゃんが来るイメージがある」と話した。 

    「若者離れ対策」が、なぜ「炎上供養サイト」なのか。山田さん自身は、ネットを頻繁に使うというわけではなく、炎上投稿を見ることはあまりないという。ただ、テレビなどで「炎上」関連の話題を目にすることがあり、サイトの開設を思いついた。
    「知らない人に『あーでもないこーでもない』と言われると落ち込むと思います。(サイトの『供養』ボタンを)クリックするだけで、少しでも気持ちが晴れればなあと思います」

    「仏教に基づく大義に『救済』というものがあります。(炎上して落ち込んでいる人に)誰かが手を差し伸べなければと思っています」
    山田さんは、国上寺では「水子供養」や「ペットの葬祭」、他の寺では「下駄供養」など、世の中にはさまざまな「供養」があると話す。「若者離れ対策」、「炎上した人の救済」という理由はもちろんだが、「『炎上供養』はまだ誰もしたことないですよね?」と、これまでにない「供養」をやりたいという思いもあったようだ。

    ブログやSNSでの発言に批判や中傷が殺到するインターネット上の、いわゆる“炎上ワード”を募集。それを印刷し、撫木に貼り、たき上げるもの。
    サイト開設からわずか5日ほどしかたっていないが、供養してほしいという方々からのお願いがあるという。集まった炎上は、この日までに467件

    自身も炎上経験があるという、本物の炎にもめっぽう強い山田光哲住職が、火渡りで身を清め、いよいよ“炎上供養”に。


    467件の炎上が、再び炎上。
    これが、日本で初めての炎上が炎上する様子。

    現代はお寺といえどもSNSとの関係は、「あっしには関わりござんせん」といえない時代になったということか。
    それにしても能登の過疎化で門徒衆が少なくなって、寺が成り立っていかなくなってきたという話は深刻である。どこの寺でも「炎上供養」ができるものではないし・・・・
    今は兼業住職が一般的だが、後継ぎ時代には勤め先が確保できるとは限らないし・・・・