2017年7月31日月曜日

ホリエモンのロケット宇宙に届かず

小学生の頃、糸川英雄博士がペンシルロケットの実験をしている写真を見て、日本も宇宙へロケットを打ち上げる日がくることを夢見た。それが基礎技術となって今のJAXAの実績が積み上げられ世界的にもトップクラスを歩んでいる。今ではロケット打ち上げ成功が当たり前になった。

そのロケット打ち上げを自分たちでやろうと立ち上がったのがホリエモンこと堀江貴文氏。そして広くその資金をネットで募金したのだとか。
その結果、想定外の募金が集まってロケット打ち上げ会社を創業し初代社長に就任した。
そして昨日、北海道大樹町で長さ10m、径50cm、重さ10tのロケットを打ち上げた。
創業者堀江貴文氏と社長
準備中
70秒間飛行中、通信が途絶えるトラブルが発生し飛行を中止したという。


ライブドアが急成長、その後出資法関係で懲役刑に処せられ服役していた。が、やはりただものではないのだ。不死鳥のごとく蘇った。
先日、NHKの番組で船越英一郎と対談していたが、ぶれのない考えに共感を覚えた。
宇宙空間に達するロケットを年内にも打ち上げたいとするコメントがあった。
是非実現をしてもらいたいと熱望している。

2017年7月30日日曜日

航空VS遊学館

昨日は午前中雨の予報だったが降らなかった。昼からの高校野球決勝戦をテレビ観戦した。NHKと民放が同時放送していた。
航空は前日、延長戦で星稜を降し、遊学館は寺井戦をものにした両者の対戦であった。
航空の投手佐渡裕次郎選手は星稜戦で打撃ボールで手首を痛め、登板は難しいかなと思っていたが、2回まではデッドボールやホアボールを投げ「あ、やっぱり駄目だな」と思われる不安定な投球であった。
それでも2回裏兼田の2塁打等で3点先制した。その直後の3回表、遊学館が2点をあげ試合は緊迫した状態で進んだが5回裏、航空が2点追加し5:2のまま最終回まで進んだ。

兼田の2塁打
四回まで6四死球を与え、リードはわずか1点。航空の佐渡は、中村監督から「打たれてもいい」と言われて気づいたという。スライダーにこだわりすぎていた、と。
前日の準決勝、前年優勝の星稜打線に効いたのが、鋭く曲がるスライダーだった。この日のそれは、高めに抜けていた。「ストライク先行できてこそ乗っていける」と佐渡。五回は直球を軸に、無失点に抑えた。

すると、直後の攻撃で援護をもらえた。2点二塁打を打った小板は、「投球のテンポがよくなったので、勢いに乗ろうと思った」。
九回表の攻撃。最後の打者を三振に打ち取った瞬間、歓声が爆発した。2試合連続で完投したエース佐渡裕次郎投手(3年)の母ゆかりさん(49)は「もう最高です」。ヒーローインタビューに答える息子を見つめ、うれし涙をぬぐっていた。(田中ゑれ奈)

勝利の瞬間
航空は8年ぶり2度目の甲子園。能登地区で初めて甲子園ということで注目されたが、あれからもう8年がたっていたとは。
航空は全国の中学出身の選手で構成されているのだが、エース佐渡裕次郎選手は地元輪島中学出身である。何とも頼もしく思うし、晴れ舞台で思う存分の活躍を期待したい。

2017年7月29日土曜日

平均寿命データ更新で思うこと


平均寿命がまた伸びたが・・・・
あるアンケート調査から
年金や医療、介護保険制度について「高齢者を優遇しすぎか」とストレートに尋ねたところ、最も不満を持つ割合が高かったのは30代。82.5%が「そう思う」「どちらかといえばそう思う」と回答した。20代でも約8割、40代でも約7割が不満を抱いている。
 全体では「高齢者の年金などを賄うための借金のツケを若い世代が負っている」(70.3%)が一番多く、「高齢者がもらえる年金額が今の若い世代が受給年齢に達した時より多い」(58%)と続く。

 70歳以上は5割が肯定したものの、「そう思わない」「どちらかといえばそう思わない」の合計は49.6%と拮抗した。そう思わない理由は「日本の発展を築いたのは今の高齢者だから」(57.3%)、「若者もいずれ現行の社会保障制度の恩恵を受けるから」(27.9%)が多かった。

「そう思う」派のコメント
 「交通費や医療費、年金など一事が万事、高齢者優遇」(28歳女性)
 「高度経済成長期に得た多額の資産をため込み経済を停滞させている」(33歳男性)
  ↑こんな考えがあることに驚き!
 「今の日本に貢献したのは理解するが、現役世代が苦しいと社会が衰退する」(55歳女性)
 「自分達の世代では支給すら見込めず、将来の備えをしたくてもできないから」(37歳女性)
 「働けるのに年金を出す事自体が不公平であるから」(30歳男性)←働かざる者食うべからずということか?

「そう思わない」派のコメント
 「年に比例して社会に貢献してきた」(73歳男性)
 「私達はずっと働き社会を構成し支えてきた。そこインフラにあるからこそ若者が自由に生きられている。年金も十分払ってきた」(62歳女性)←うなずける!
 「高齢者が優遇されなければ将来が不安になるだけだから」(62歳男性)
 「高齢者を優遇しているのではなく若者が冷遇されているだけ」(55歳男性)
 「高齢者である自分自身、優遇され過ぎていると思ったことはない」(68歳男性)←この意見に尽きる 

さて、昨日、日本人の平均寿命が伸びた新聞記事が掲載された。後期高齢者となる日を目前にした私としては「めでたくもあり、めでたくもなし」というところ。


世界一長生きしているのが日本人だと思っていたが、その地位を香港に奪われたのだとか。だが、平均寿命が伸びたことには違いない。何と5年連続で伸びているという。
女性87歳、男性81歳。
私が子供の頃。腰を二つ折りにして杖をついてお寺参りしていた高齢者は、年齢は70歳前後だった。昭和36年に就職した頃、55歳定年退職の該当者は「よくぞ今まで頑張ってこられた」といいたい姿の人たちであった。

現代ではどうか。55歳は青年という感じで、70歳でもボランティア全開の年齢で高齢者というイメージからほど遠い。
なんやかやといえども、素晴らしい時代なのだ。

2017年7月28日金曜日

遠山金さんの出番 この桜吹雪が眼に入らぬか!

今朝の朝刊各紙は稲田防衛大臣と蓮舫党首の辞任を大きく取り上げた。
稲田大臣にあっては、国会で数々の迷言があって、とりわけPKOの日報問題が持ち上がり、知ってる、知らない、云った、聞かないの水掛け論が延々と続いた。

陸自で今年1月に見つかったとされる日報電子データについて、陸自側は稲田氏に2月13日と15日に報告したと主張したのに対し、稲田氏は国会答弁でも記者会見でも繰り返し「報告を受けた認識はない」と隠蔽(いんぺい)疑惑を明確に否定してきた。ただ、陸自が13日に行った稲田氏への報告に関しては、一部メディアが陸自側の手書きの面会記録メモの存在を報じるなど、稲田氏の発言の信ぴょう性が揺らぎ、与党からも辞任を促す声が出ていた。
ここで遠山の金さんにお出まし願い、名裁きをしてもらいたいところ。
「おっと、あくまでもしらを切る気か。まさかこの遠山さくらを見忘れたとでも・・・」

辞任の表向きの建前として「混乱の責任をとり辞任する」という。国会質問で涙を見せる場面などもあり、その任にあらずという声もあった。防衛省として、自衛隊としてよろしくお願いします・・・・は失言でも大失言に分類される。

もうお一方の蓮舫氏
フットライトを浴び続けた経歴の持ち主である。
内閣府特命担当大臣、公務員制度改革担当大臣、民主党幹事長代行、参議院東日本震災復興特別委員長、民主党代表代行、民進党代表代行を歴任。昨年9月、民進党代表に就任。

鋭い舌鋒で質問し答弁者をビビらせた。だが、二重国籍の問題で戸籍謄本の開示を拒み続け批判にさらされた。そして先日、「子供が成人したので戸籍を開示」したのだった。
与党を批判することは鮮烈であったが、党員の意見をまとめるパワーが不足していた。
「天は二物を与えず」とも云えるが、一党員から出直して捲土重来を期待したい。

2017年7月27日木曜日

費用対効果?それとこれとは話が違う

公共事業に採択される際に必ず費用対効果の度合いが審議される。
だが、日本列島改造論華やかな頃、全国に国費がつぎ込まれ沖縄から北海道まで「均衡ある国土の発展」をお題目に大盤振る舞いされた。
地方においても然りで、石川県でいうと「均衡ある県土の発展」と謳われ公共事業が至る所で繰り広げられた。
これが平成不況に突入して財源不足が顕著となり、公共事業を極力抑制する目的で費用対効果云々が叫ばれるようになった。

能登半島の沖300kmに位置する大和堆に北朝鮮籍の漁船軍団が割拠して、日本の漁船が漁網でスクリューが破損する恐れがあったり、圧倒的多数の船団の中で漁をするのは危険とみて北海道沖へ漁場を変更した。
水産庁の警備船が北朝鮮籍の船団に警告したところ、1隻の船が近づいてきて銃口を向けたという。警備船は武装なし。当然逃げるしかない。船団は何事もなかったように乱獲しているという。

なぜ費用対効果という語句を持ち出したか。海上保安庁の巡視船が能登半島北方300kmの沖合まで出ていき、たかがイカ釣り船団ごときを警備するには余りにも費用がかさむ、という理論で警備を怠っているのである。この場合、費用対効果は関係ないのである。

他人の庭に入り込みやりたい放題を、見て見ぬ振りをしているのである。水産庁の警備船派遣は何もしないわけにはいかないから形だけを繕っているに過ぎない。
ベトナムやインドネシアでは軍艦を出動させて、中国の不法漁船を撃沈しているという。
北朝鮮の漁業は軍隊直轄だという。だから日本は何もしないと舐められているのである。

そして昨日、東京で知事を含め県選出国会議員団や県議会議員等関係者が対応策を検討したという。

官邸に対応を申し込むということで意見が一致した。排他的経済水域は断固守らなければならないのだ。

2017年7月26日水曜日

「長靴が売れただろう」「東北で良かった」「このハゲー」よりも腹が立った!

国会議員の暴言が百花繚乱だが、柳原国立美術館理事長の暴言ほど腹が煮えくり返ったことはない。東北震災視察で長靴を忘れておんぶされて現場入りした政務官が、講演会の席上「長靴が売れて良かっただろう」と発言しお役御免となり、このハゲーとまくし立てた女性議員は病院に逃げたまま。

これら3人の暴言は我々に直接関係ないのでそれほどインパクトがなかった。だが、柳原理事長の暴言ほど「頭にきた」ことがない。
富山県庁で委嘱セレモニーの記者会見でこの暴言が発せられた。富山県民に石川県をこきおろして「いいかっこ」したのである。これでは石川県民が怒らないわけがない。
そして昨日(25日)その柳原理事長がお詫び行脚したという。


知事は怒りを込めて対応している姿が印象的であった。
県立美術館長や21世紀美術館長にお詫びして、市長にも詫びた。だが、詫びて元に戻れるか?
そんなわけないだろう!
国立美術館理事長という権威の看板を汚した柳原氏には、その職にとどまるべきではない。今のところ辞職する意思はないと表明したが、「とき」がそれを許さないだろう。

2017年7月25日火曜日

半値八掛け五割引き

人の行く裏に道あり花の山という言葉に接したのは18歳であった。
調べてみると、この言葉は千利休の名言だったことをつい最近知った。そして、この言葉に続きがあることが分かった。



「人の行く裏に道あり花の山いづれを行くも散らぬ間に行け」が全文であった。
投資家の心得として前文が広まっているが、中々これを実践できる人間は数少ない。

中学生の頃、親父が短波放送を1日中付けっ放しで、一喜一憂していた。そして今投資している銘柄の解説をした。或る日、急騰している銘柄を高すぎるから空売りしたという。半日ラジオを聞いていてすぐ、その空売りした株を買い戻したこともあった。

そんな環境もあったので、それなりに数ある銘柄から「日本針布」という株を1000株買った。18歳の投資家、50円前後だったから5万円の投資である。
結婚前にはタイムレコーダー製作会社の株を買った。当時、出勤の際は出勤簿にハンコを押した。きっとタイムレコーダーが急速に普及し会社は急成長すると思ったのだ。感が的中し毎年1割の無償増資が続いたのである。配当金は2割の高配当であった。
だが投資額は1000株30万前後だったから儲かっているという実感はなかった。

本格的に株で儲けようと行動を起こしたのが30代の半ば。毎日ダウ平均株価のグラフを付けた。ロウソク線の動きから売り買いのタイミングを掴もうと考えた。だが、思惑と常に反対に値が動いた。

上の図のとおり、自分は普通の投資家なのであった。
大富豪は次のように述べている。


私には絶望が支配している間に足を踏み入れる勇気は全くないことが分かった。
平成初頭のバブル期に100万円を元手に世界一周の資金を稼ごうと投資した。ボロ株を厳選(したつもり)の1万株×3銘柄=100万円だった。
そしてリーマンショックから成長なき20年に突入し今がある。
半値八掛け二割引きが底値だというが、私の場合は半値八掛け五割引きが現在評価額である。競輪・競馬・ボート、いずれも儲けた試しがない。悔しいことに、自分には博才が全くない。

2017年7月24日月曜日

AIにIoT、何のこっちゃ!

22日(土)に放送されたNHKの「AIに聞いてみたどうすんのよ!?ニッポン」、これまでAIという言葉は何度か聞いたことがあったが詳しく知ろうとしなかった。俺が聞いても分かるわけないという思い込みが強かった。
しかし、番組は進行役のマツコ・デラックスと有働アナの絶妙な掛け合いで進められ、75分の終わりまで目が離せなかった。
NHKが開発したオリジナルのAIに、700万という膨大なデータをインプットし、相互関係を分析したという。

その結果は「エーッ、ナンデー?」というものばかり。例えば、少子化を食い止めるには結婚よりもクルマを買えと分析した。東大、京大、それに元ニュースナインの大越アナが解説にまわった。
それにしてもマツコデラックスという人間をこの番組で見直した。物事に対する広くて深い見識が随所に現れた。
そして、日本の子どもが増える次の産業を探せ!というコーナーでは、AIの結果が出る前に「それは農業でしょう」と即答したのである。


ある教授はAIについて次のように語った。
現在、多くの企業「人工知能」と称して開発している機械学習を用いたシステムによって、人間が与えたデータの中から隠れた関係性を自動的に推測することが可能になった。こうした技術の(詳細はさておき)エッセンスを理解したうえで、機械にどのようなデータを与え、得られた結果をどのように運用していくかを考えることをしなければ、機械を適切に利用できないばかりか、そうした機械を設計した設計者のいいなりになってしまうということを強調しておきたい。

ということで、今後益々人工知能AIの出番が多くなるだろう。
AIのほかにIoTという単語も頻繁に目にするようになった。インターネットとモノを繋ぐのがIoTだという。
付け焼刃の勉強
Internet of Thingsの略で「モノのインターネット」などと言われることもある。もともとのコンセプトは、機械同士がネットワークでつながるM2M(Machin to Machine)の考え方から来ている。あらゆるモノがインターネットにつながることによる革新を指す。例えば、橋や建物などの公共建築物にセンサを取り付け、強度を常に把握することで、適切なメンテナンスができ事故を未然に防げる。サッカー選手のすね当てなどにつけたセンサから、選手の疲労度や戦術の理解度などを測るといった事例も既に出ている。これまでネットワークとは無縁だったものが対象になるため、今後市場規模が爆発的に大きくなると言われている。

昭和の化石となった身としては世の中の流れに乗るにはエライコッチャ。



2017年7月22日土曜日

鬼が住む街 中国に次々と鬼城が

東京オリンピック関係施設で湾岸地域の開発事業が活発に行われている。
大阪うめ北、さいたま新都心整備計画も着々と進捗している。
さいたま新都心整備計画の総面積は約50haである。高校のグラウンド面積が約1haなのでそのスケールの大きさが判断できる。

さいたま新都心
お隣の中国ではこの何十倍もある都市開発が急ピッチで行われている。この資金源は何なんだろう?しかし、完成しても誰も住む人間がいない街が乱立しているという。
売れなければ開発当事者は倒産と思いきや、中国では倒産したデべがあったと聞いたことがない。このようなゴーストタウンを鬼城というらしい。


中国経済崩壊という言葉は何年も前からあるが、現実は崩壊していない。それどころかマンション価格が高騰しているという。
政府系以外の不動産開発の資金源は「シャドウバンク」にあるという。銀行ではない闇金融業者である。
2,3年前から「金返せ」運動が盛んになってきた
パリを模した街を造ったが誰もいない
デベロッパーの資金回収はどうなる?

高速鉄道と都市を同時に建設し、ゴーストタウンを量産している。
中国は数年前に不動産バブルが崩壊し、全土で100ヵ所以上のゴーストタウンができている。
だが中国経済は崩壊どころか益々ゴーストタウンを増やし、高度成長をアピールしているのである。

以下ネット記事より転載


ゴーストタウン国家なぜ崩壊しない
資本主義国家ではありえない事で、人口の1%に匹敵する無人都市が各地に出現し、なおも建設に励んでいる。
ゴーストタウンは「鬼城」と呼ばれるが、大きいのは100万人級、小さいのは団地レベルのが無数に存在している
いずれも地方自治体の土地を開発して売り出したのだが、中国独特の事情があった。中国は共産国家なので土地の個人所有は認められず、全て国家の土地と定められている。そこで地方政府は住んでいる住民や農地にしている農民を追い出して、勝手に売り出し始めた。
農民の排除には治安部隊が出動するので元手はゼロで、数十年賃貸する権利を不動産屋に売り出す。この不動産屋は地方政府と組んでいて、共産党幹部が出資したり、共産党幹部の親族が経営している。
不動産屋は地方政府からお金を借りたり、銀行やシャドーバンクから借りて団地や都市を作り、売り出すのである。
それを買うのもまた、共産党幹部や親族で、買った後で人民に転売し、一番高い値段で買わされます。
土地やマンションを買っても期限付き借地権でしかないのだが、中国では他に選択肢はないのだ。

やがて土地やマンションを欲しい人民は手に入れたか、高すぎて買えなくなり、膨大なゴーストタウンが生まれた。

作るためだけに作り続ける

鬼城の多くは高速鉄道の沿線に作られているが、高速鉄道も不要なのに作り続けている。
高速鉄道路線は2万キロ以上だが、黒字路線は京滬(北京―上海)の1300kmだけで、他は全て赤字なのである。
中国の鉄道総距離は11万キロ超だが、大半が赤字で累積債務が68兆円に達しているという。
しかも国営の中国鉄路総公司は鉄道を運営しているだけで、鉄道建設費は赤字に含まれていない。
こんな状況で毎年6000kmの鉄道建設を進め、そのうち2000km程度が高速鉄道である。
高速鉄道が必要な路線は既に建設し終わったので、同じ地域に並行して2つの高速鉄道を建設したりしている。
高速鉄道を建設すると、各駅を土地開発し、始発や終点駅は大都市を建設するのだが、これがゴーストタウンになっているのだ。
高速鉄道は空気を運び、マンションには誰も住まず、道路には車も人も見かけない。
元祖ヘリコプターマネー
それでも建設すれば建設工事によって経済活動が発生するので、GDPが増えるので作っているのだ。
そのお金はどこから出ているのかといえば、中国人民銀行(日銀に相当)が単純にお金を発行している。
ヘリコプターマネーが話題だが、中国では60年くらい前から、お金を発行して政府が直接使っている。
無限にお金を発行して使い続けると、いずれ経済破綻する筈だが、今は破綻していないし、破綻するまで中国人はやめない。
中国の歴史は破綻するまでトコトンやり尽くす事に、なっているからである。

2017年7月21日金曜日

付近住民のエゴ ラジオ体操中止が多発!

今日から夏休み。
と同時に、各地域の公園でラジオ体操が始まった。
ところが最近、公園付近の住民から「うるさい!」とクレームが出るようになって、やむなく中止するところが続出しているという。
当町内では児童公園で開催しているが、10年ほど前に「うるさいから何とかしろ」とクレームが付けられた。何と考え方の狭量さと腹が立ったものだが、面と向かってはそうは言えなかった。
以前、岐阜市内のアパートに住んでいたのだが、夏休みになるとすぐ近くのビルの空き地に子供会が開くラジオ体操があった。6時過ぎから甲高い子供の声、6時半からかなり音量の高い体操のメロディーが流れた。
「うるさい」と感じたか。「No」である。むしろ、「お、今日も子供たちは元気だな」と思ったものである。

どうして最近は「うるさい」と思うようになったのか。恐らく高齢者が増えて、生活に不満を抱えている人たちがラジオ体操を騒音としか見なくなったのだろう。
今年も町内の公園で「蚊の鳴くような音」のラジオ体操が始まった。

2017年7月20日木曜日

天井カメラが識別 入退場足すわけない!

今日の朝刊を見ても、国立美術館柳原理事長の暴言に係るハレーションがいかに大きいかが読み取れる。
投稿欄でも県民を愚弄した暴言を咎める投書がある。
特に紙面を大きく割いて、21世紀美術館の入場者数の調査方法をわかりやすくまとめた。

天井カメラが人型に反応して自動集計をしているという。
「入場者数と退場者数を足して集計している」と断言した柳原氏は、何を根拠にそんなバカげた発言をしたのか・・・・。これは柳原氏が常に心中に持っている石川県コンプレックスから出たものとしか考えようがない。国立工芸館が金沢に移転することや、21世紀美術館の入場者数が国内トップクラスであることなどが、はがゆくてしょうがないのである。

この暴言があってから県美や21美にエールが続々寄せられているという。

馳前文科大臣に説明に行くと聞く。馳前文科大臣は絶対許せないと表明された。
どのような説明があるか注目したい。


2017年7月19日水曜日

今朝の「天声人語」から

昨日(7/18)朝、聖路加病院名誉院長の日野原重明氏が逝去された。享年105歳。
この人の100歳になった時のインタビューが忘れられない。
「私の手帳に予定表があるが、4年分のスケジュールがぎっしり記入されている」と話された。本当に?と疑問に思ったものであるが、その手帳も4年間の使用に耐え、さらに4年分の予定表を作成され、その1年が過ぎ去った。


59歳に時にハイジャックされ4日間人質となった経験は、日野原氏の「生き方」におおきな影響を及ぼした。解放された日から「これからはおまけの人生。人のためになる生き方をしよう」と決意されたそうである。
日野原氏は数々の名言を残された。そのうちの二つを紹介したい。



地域サロンで100歳の日野原氏を取材したビデオを鑑賞した。素晴らしい生き方をしている人だと感心して見たものである。
ご冥福を祈りたい。

2017年7月18日火曜日

工事に起因する建物損傷補償交渉

建設工事には補償問題が必ずといっていいほど付きまとう。
トンネル工事で異常出水が長引けば渇水が発生して農作物等の補償をしなければならない。軟弱地盤で盛土をするととんでもない場所に地盤隆起が発生したりする。

昭和52年、豊橋で新幹線保守基地増強工事を担当していた時の出来事である。
構造物の基礎工事でシートパイル(鋼矢板)をバイブロハンマーを使用して施工していた。この工法はバイブロという振動発生器で重量を加えながらシートパイルを振動させることによって地中に打ち込む工法である。

ある日電話がかかってきた。いきなり、「この馬鹿ども!てめぇらは何をやってんだ。事務所の壁がクラックだらけになった。どーしてくれる!」ともの凄い剣幕で怒鳴られた。
平身低頭で平謝りし「後ほど補償係長と同行してお伺いします」と電話を切った。
事前にそっと現場調査をした。建物の壁一面がクラックだらけ。その状況を本局補償係長に説明し、建物所有者である建設会社社長と補償交渉をすることにした。

電話のあった2,3日後、補償係長と二人で建設会社に向かった。
きっと大声で怒鳴られるだろうと覚悟した。
会社に入って社長室前の廊下に差し掛かった。その廊下に100枚以上もあろうか、神社仏閣の御朱印状がずらりと掲げられていた。その中に加賀一の宮、能登一の宮があった。
そして社長室へ。
こんな御朱印状がずらりと掲げられていた
自己紹介を終え直ぐに「今、廊下の御朱印状を拝見しました。すごい趣味ですね。私は石川県出身ですが、白山神社や気多大社もあり感激しました。」と話をしたら、社長が次々と訪れた時の状況を説明してくれた。そして、「建物を直してもらえばいいからわかった」、「後ほど補償担当者を打ちあわせにこさせます」といって話が終わった。一言も非難の言葉はなかったのである。

自分の趣味に反応した人間に好感を持ってくれたものと思っている。
豊川稲荷へ安全祈願


2017年7月17日月曜日

その器にあらず!二人の暴言許せない(その2) 

二人が放った暴言は次々と波紋が広がっている。
国立美術館柳原理事長について昨日の新聞は次の通り報道した。
富山県が「とやま美術政策顧問」を委嘱したというが、このような人物に要職を委嘱した富山県の見識が問われることになる。
この顔から暴言が発せられた
15日のあるブログに掲載された記事を紹介したい。



国立美術館の理事長の柳原氏の、金沢の美術館界への批判への、再批判が厳しい。柳原氏は、黒部市の出身である。国立美術館の工芸館の金沢移転を巡り、柳原氏が快く思わない発言をした。そこに金沢人の反発を招いた。これは、不二越の本間会長の富山人への嫌悪感発言と、不思議に同期する。
何らかの非が、富山人の側にあり、腹に据えかねた批判が周囲からでたと理解できる。事柄の起源は、昭和時代を超え、明治から江戸時代に及ぶようである。
「加越同舟」という教養が、柳原氏にあれば、こうした金沢人からの反発は生まれない。金沢は、江戸時代、全国で4位の都市であり、富山も高岡もその繁栄を共有していた。七尾港は、加賀・能登・越中の同舟を象徴してきた。この社会経済文化の流れを理解してこそ、北陸人といえる。金沢が栄えることが、共栄の道につながる。徳性が、北陸人の基本である。

僕は兵庫県人であるが、淡路島、播磨、但馬、摂津など「藩政」時代の特定地域の対し、悪口や反感はもたない。相互の敬愛こそ、自己を高める道を知っている。甲子園球場での高校野球、宝塚歌劇団、うまく兵庫県民の一体化に繋がった。ここが、韓国社会の郷党主義と大きくことなる日本人の徳性である。

柳原さん、英語で書かれた日本文化論を原書と翻訳を対象しながら50冊は読破していないと、恥ずかしい公的地位にある自覚を忘れないで欲しい。また、加賀藩の学問文化に果たした貢献を英語で、レポートしなさい。富山人にも、これができる人は居ます。柳原さん、「浦山学派」という黒部の史実もご存知ないかも知れない。徳性は、知性の水準できまる。
富山人のリーダーが、富山人を貶める構造要因はなにか?旧制富山高校の伝統の断絶である。

柳原氏が国立美術館理事長に就任したのが今年4月。文科大臣が任命した。


 選任理由

理事長の選任に当たっては、有識者からの意見、当該法人の理事長に求められる役割等を総合的に判断した上で、任命権者である文部科学大臣が選任したものである。
柳原正樹氏は、美術館の業務に長く携わり、美術館の管理運営の経験が豊富であるとともに、コスト意識もさることながら、美術館は単なる鑑賞の場だけではなく、社会的な役割を視野に入れた活動へと、その姿を変えていかなければならないと美術館のあり方に関する問題意識を強く持っており、当該法人の理事長として求められる知見及び能力が十分にあると評価した。
これらの経験・実績や能力を踏まえれば、同氏が当該法人の理事長に最もふさわしいと考え、今般、理事長に選任したものである。
選任理由が空々しく思えてくる。
さて、一方の不二越会長。

話題となった発言
2017(平成29年)75 - 記者会見において、自社企業の創立地富山県の人間は閉鎖された考え方が非常に強いことから極力採用しない旨を発言し、富山労働局から公正な採用選考が損なわれるおそれがあり不適切な発言と指摘された[3]。同日の決算発表では創業地の富山県から本社を東京に一本化し、本店も東京に移転する方針を示していた。

·         不二越会長「富山の人採らない」労働局が不適切と指摘     

富山市の大手工作機械メーカー「不二越」の会長が、今月5日の記者会見で、「富山で生まれた人は極力採らない」などと発言していたことがわかり、富山労働局は出身地で採用を決めることは公正な採用選考が損なわれるおそれがあり不適切だとして、各企業に出身地で区別しないよう注意を呼びかけています。       
不二越の本間博夫会長は、5日に富山市で開いた記者会見で、本社機能を東京に一本化すると発表し、今後はロボット事業に力を入れ、ソフトウエアに詳しい人材を全国や世界から広く採用したいと述べました。そのうえで、採用について、「富山で生まれた人は極力採らない」「富山で生まれた人は優秀な人が多いが、閉鎖的な考え方が強い」などと発言していました。
この発言に関連して、富山労働局は本人に責任のない出身地が採用で考慮されることは就職差別につながり、憲法で保障された職業選択の自由が損なわれるおそれがあるとして、本間会長の発言は不適切だと指摘しています。
富山労働局職業安定課の朴木浩地方職業安定監察官は「企業側が出身地を把握することは差別につながりかねない。今後も各企業に広く注意喚起するとともに、就職活動で困ったことがあれば相談してほしい」と話していました。
NHKの取材に対し、不二越経営企画部は、およそ3400人いる従業員のうち8割近くが富山県出身者だと説明したうえで、「生産拠点が富山に集積しているため富山県出身者から多くの応募があるが、さらに広く全国から募集して、分け隔てなく人物本位で採用していく」と話しています。


ブログ記事から

今後もこの二人の批判は当分続くであろう。
                                            

2017年7月16日日曜日

新幹線工事監理業務3年目(最終章)

昭和49年も半ば、軌道敷設工事が着々と進められ、残る土木工事も急ピッチで進められた。現場事務所では東北新幹線建設のため、福島や仙台に転勤する者が出てきた。
そのころ、北陸新幹線建設の兆しが見え始めたので、「俺は北陸新幹線だ」と決意した。が、当時の新幹線建設は駅部区間を除き、上越新幹線と北陸は鉄建公団で実施することが決まっていた。担当は駅部区間でもいいし、公団出向でもいいかなと思っていた。
そんな考えのため、東北新幹線への勧誘は頑として拒んだのである。
12月初頭から試運転列車が運行を開始した。
土煙りを上げながら疾走する試運転列車
疾走する試運転列車を眺めていると、困難を極めた過去が頭をよぎった。
異常出水の現場確認

ここを何往復したことか
8月には同僚2人と片道1千kmの能登へドライブした
全職員で南九州旅行

宴会で、はっちゃかめっちゃかもあった
工事の安全祈願は宮島さんへ行った。
当時元気だった人だが物故者も何人か
5年前、孫と一緒にこの思い出多い宮島へ。当時の思い出が走馬灯のように頭をよぎった。
11歳と8歳の孫と69歳のじいじ
試運転が開始されたことに伴い、広島新幹線工事局全職員を対象に、博多まで「線見」という名目で試乗が実施された。
私は隣接工事区の5年後輩と博多まで、こだまの最後尾運転席に乗り往復した。途中、こんな状況で本当に3月10日に開業できるのか心配した場所が何か所もあった。

時速200km/hで担当現場通過、このシャッターチャンスをとらえるのに困難を極めた

同上か所の工事中の写真
昭和50年が明け、職員がどんどん少なくなってきた。ところが、隣接の五日市工事区、玖波工事区が閉鎖統合されて数名が増えた。
3月に入ったある日、分散会が開かれた。
紐を回しながら歌を唄い、止まった結び目の職員が次の歌を唄う
そして3月10日、全職員が広島駅ホームに整列して新幹線開業式典が挙行された。
広島駅での開業式典
3月月末の岐阜工事局転勤まで、大量に処理しなければならなかった残務整理で、引っ越しの車が到着するまで徹夜作業を続けた。
4月1日付け、岐阜工事局線増第三課勤務を命ぜられた。

2017年7月15日土曜日

その器にあらず!二人の暴言許せない 

富山の不二越会長本間博夫氏と国立美術館柳原理事長が、富山県民と石川県民の心情を逆なでする発言があいついで起こった。
本間博夫氏は5日、富山市内であった決算会見で富山県民を愚弄する発言をした。
富山で生まれたものは全員保守的で会社人間にふさわしくないから採用しないと云ったという。
また、国立美術館柳原理事長は13日、富山市内で金沢へ移転が決まっている国立美術工芸館の移転先である兼六園周辺文化の森について、ぼろくそにけなしたのだ。それに加えて、マルビーの入館者数について、「入場者と退出者を足してカウントしている。そんなに入場者がいる訳がない」と発言したのだ。

吾々としてはこの両者の発言を許すわけにはいかないのである。
発言内容から、根拠のない暴言と言わざるを得ない。
柳原理事長に対して、知事、市長、馳衆院議員から反論が出た。当然である。

二人ともその要職の任にあるべきではない。即刻解任がふさわしい。


2017年7月14日金曜日

びっくり仰天の田んぼアート

青森県に田んぼアートという素晴らしい芸術作品が脚光を浴びてきた。
町おこしに始めた田んぼアートは今年で23年目になるという。
先ず作品例を見ていただこう。
これはナポレオン
どのようにして描かれたのか。答えは描いたのではなく「植えた」のだ。
7品種7色の稲を植えた。どうやって植えたのか。何と建設業者に座標計算をしてもらい測量で植える位置を決めたらしい。
色の異なる稲を絵具代わりに巨大な絵を描く田んぼアート。緻密さと芸術性の高さから海外メディアにも注目されているという。田植え体験ツアーで昔ながらの手作業による田植えを体験でき、10月1日(日)には稲刈り体験ツアーを開催するのだという。
作品鑑賞は役場望楼からと
第2望楼がある
駅もあるのだ!

ある記者が役場の担当者にヒアリングした。以下、その記録である。
「山本先生は学校の先生ですので、年度末などが忙しくて、絵ができるのが、ゴールデンウィーク前後になるんです。そこから座標の計算、測量という感じですすめます」
――測量……完全に土木工事ですね。
「計算した座標に基づいて測量して、苗を植えるための目印の茅の杭を差し込んでいくんです、これが設計図ですね
――この設計図に沿って、杭を打っていく?
「はい、役場の職員が1週間ほどかけて杭を打っていきます」

――これ総出でですか?
「半分……30人ぐらいの職員に手伝ってもらって1週間ほどですね。だから、外から連絡があっても、担当者がいま田んぼに行ってていないとか、そういうこともたまにありますよ」
――宮沢賢治みたいですね「下ノ畑ニ居リマス」っていう……。

――1週間で杭を打ち終わったら、今度は田植え?
「そうです、毎年5月末から6月の最初の日曜日に田植えイベントをやるんです、ただ、イベント前日に、農家のご婦人方に細かいところの田植えは事前にやっていただきます、プロの手植えです」
――苗は等間隔に植えていくんですか?
「ご婦人方がおっしゃるには、これはぬり絵と同じで、色の境目のところは密度を濃く植えると見栄えがよいらしいですね」
――植え方ひとつとってもノウハウがあるのか。
ヤマタノオロチ
――1993年にスタートして、2001年までの9年間は、岩木山の簡単な絵だったんですよね。これは測量でやってるわけではないですよね。
「はい、このころは縄を山の形に張って、それに沿って苗を植えてました」
ピンと張った縄にそって苗を植えていく。もしかしたらナスカの地上絵の描き方に近いかもしれない。
――で、絵が2002年から進化し始めるわけですけど、そのきっかけは?
10周年というのもあって、ちょうどNHK-BSのテレビ番組で、村人1000人でなにかやってみるという企画がありまして、そこで田んぼに絵を描いたのがきっかけですね」
「へー」から「すげー」へ、進化し続ける
25年ほどまえ、田舎館村でほそぼそと始まった「田んぼアート」は、いまや一年間に34万人が訪れるという人気イベントに成長した。

ちょっと遠いけど行って見てみたいですね。