2021年2月28日日曜日

ひょっとして千里浜の砂が門前鹿磯海岸に?

今日の朝刊に千里浜へ見学客が大勢押しかけているという記事が掲載されました。やはり千里浜が不通となっているのが関心を深めているようです。

4月中に復旧工事が終わり開通予定
昨日は門前町鹿磯海岸と剱地琴ヶ浜に2ヶ月前から砂が打ち上げられ、住民が困り果てているという記事がありました。この砂はどこから漂着するのか明らかではないが、65km先の千里浜の砂かも知れません。
対馬海流の支流が運んだか?
昨日の朝刊記事
消波ブロックのせい?
この新聞に掲載されている写真は全体像がわからないのでストリートビューで見てみた。

ここは鹿磯海岸 手前に消波ブロックがあるが砂堆積との関係はないと思われるが

2kmくらい金沢方に離れた剱地琴ヶ浜も見てみた。

ここは泣き浜と呼ばれ観光バスも立ち寄る海岸

これまで千里浜の養浜工事に使用する砂は、金沢港の浚渫した砂を運んで使用していた。鹿磯や琴ヶ浜は千里浜から遠い位置ではあるが、恐らく砂を分析すれば車が走れる海岸の砂と同等の品質と考えられる。少し経費が高く付くかも知れないが、「元に戻してやる」ことが最もふさわしいのではあるまいか。

2021年2月27日土曜日

コミュニティの火を消すな!

緊急事態宣言が中止されるという。感染だが、当の石川県は富山福井がゼロの中、昨日も二桁台となり、中々終息に向かっているとは思えない。これでは地域のコミュニティ活動がいつまでも萎縮したままとならざるを得ない。吾が町会は有史以来初めて総会を中止とする措置をとった。新年度まで町会活動は殆どないが、班長業務として町会費の集金は全て終了した。10年前までは毎月班長が各戸を回り集金したが、業務改善として6ヶ月または1年払いに改めた。

校下の行事は殆ど中止となったが、成人式は会食なしで実施したという。各種校下行事の経費は町会費4ヶ月分相当額を上納して運営されるのだが、中止に伴って浮いた経費の取り扱いが今後議論されることになるだろう。紛糾することが想定される・・。

一方、吾が町会行事も中止となっているのだが、町会承認の各種サークルの活動は現在も実施されている。料理、生け花、カラオケ、麻雀、ネットサークル、グラウンドゴルフ(12月から3月まで中止)の活動は万全の対策を講じて継続している。


玄関ホールの行事予定表には各種行事がびっしり詰まっている


テーブルには自動体温計、手指消毒器、マスクが用意されている
問診表の記入が求められる場合もある
平成4年から平成21年までの17年間も、毎月500円の積み立てをして集会所の建て替えに着手、平成22年3月に荒屋会館が完成した。それまで集会所は厳重な管理が行なわれており、サークル活動というものはなかったのだが、新築を機に、折角苦労して皆で建てた会館だから、皆のために解放されるべき、使い倒すべきという合意に基づいて各種サークルが立ち上がった。老人会による会館の当番制を続けたが、高齢化が進みこれは取りやめた。

そんなことで、吾が町内のコミュニティはコロナ禍なにものぞと盤石そのものでゆるぎない。

2021年2月26日金曜日

千里浜の消滅危機

千里浜なぎさドライブウェイのほぼ中間に位置する柳瀬口の近くで、およそ500メートルにわたって砂浜が消えたという。全長5キロの長さを誇る千里浜なぎさドライブウェイだが、金沢方面からの起点となる今浜口から千里浜インターチェンジ口までの5キロにわたる区間が24日から通行止めになった。

VTR冒頭映像から

千里浜の砂浜が浸食され、随分狭くなったというブログを先日投稿したが、去年は通行止めが119日もあったという。これは過去最高の回数だったといい、2,3年の内には復旧困難な状態にならないか心配である。

上のVTR写真と同一箇所の新聞掲載写真

VTRの上空からの映像

石川TVによる浸食状況
砂浜がドライブできる海岸は、世界でたったの三カ所しかない極めて貴重な石川県の財産である。新規出店の営業開始したばかりのレストハウスはあおりを喰って来客が途絶えたという。6年前の通行止めとなった状況を写した写真があった。

この時もドライブウエイの面影が消えた

1日も早い原状回復を!

2021年2月25日木曜日

崖下直下300mを覗く修行の総本山?

アドベンチャーレーサーという職業があることを田中陽希の百名山シリーズで知った。現在は三百名山を放送中なのだが、コロナ禍で予定が伸びて終点の利尻山に登り終えたのか分からない。そのシリーズで、奈良県の吉野山と熊野三山を結んでいる修験道の聖地「大峯奥駈道」の峰々を登った。登山の途中、西の覗きという場所に行ったのだが、最初は尻込みしていたが決心して覗きに挑戦した。

体にロープで縛り300m下を見ながら「親に孝行するか」と問われるのだ

二人がかりでロープを持つ

何でもかんでも全部「はい」と答えざるを得ない

「金峯山寺の大峯奥駈修行」では、この険しい道のりを1日10時間以上ものペースで踏破し、約180kmもの道のりを経て熊野の神々へ詣でる。そして「大峯修行体験」の方では、新しく生まれ変わるための捨身行とも言われ、断崖絶壁から命綱1つで逆さ吊りとなる有名な「西の覗き」などの修行も体験する事ができ、まさに修験道体験の最高峰とも言えるスポットとなっている。

平成20年4月に吉野の千本桜を見に行った。満開時期は下から上に移っていく。13日だから上の山へ行ったのだが、その途中に金峰山寺という大きなお寺があったので寄ってみた。ここは修験道の本山だということを田中陽希が訪れて初めて知った。

このお寺の仁王門で写した

この写真の金剛力士像が痛みが酷くなり修繕するため、有史以来初めて外に出されたという。で、修理が終わり奈良国立博物館で展示されている。

修繕前の状態

展示中の仁王像

像の本来の安置場所である金峯山寺仁王門(国宝)の修理が完了(2028年度予定)するまでの間、展示されるというから当分の間、奈良博物館で見ることができる。

さて、田中陽希だが、屋久島から指宿、本州から四国の瀬戸内海、青森から函館、稚内から利尻、これらの海をカヤックで渡った。スーパーマンといえる行動にただただ感動した。

2021年2月24日水曜日

田園地帯に立つ学校にたどり着いた

昨日は雨はなく時々青空が見える日だったのでウォーキングに出かけた。急激に気温低下して、風も強く手が冷たかった。昨日はいつもと違うルートを歩くことにした。

今回の目的地は左上建物「金沢向陽高校」

総歩数6,700歩のルート
8号線を北上し福久東交差点の地下道を経て柳瀬川右岸を下って、あぜ道から田んぼのど真ん中を通って向陽高校の校門に出た。
ここからかなり距離がある

目的地到着
バス停があったので時刻表を見た。JRバス1日11本、まずまずというところか。
 
中庭
向陽高校といえば女子バトミントン部の活躍が素晴らしい。
県大会32連覇、全国大会でも上位クラス
吾が町内のばあちゃんの家から向陽高校に通学した選手も大活躍した。
帰り道は長い直線道路を経由
総歩数6,700歩。何時ものコースより長かった。
そういえば1週間前に森本駅ルートを歩いたのだが、駅前整備工事が終了していた。まだ、立ち入り制限がされているので入ることは出来ない。三月末には供用開始となるだろう。

左半分

右半分
広場にはベンチ等が設置されるものと思われる。結構な時間がかかったと思うが、公開されたらベンチで休息するのもよかろう・・・と。

2021年2月23日火曜日

意外な発見!

ネットのグーグルアースで旅行したところを見ていたら「エッ、こんな所だったとは!」と驚いた。知床五胡は断崖の上部にあることを初めて知った。

駐車場から長ーい木造高架通路がある

これが観光用木造高架通路 両サイドは電気柵となっている
この通路の終端で写真を撮った。
この先からはガイドの付き添いが必要
この場所が断崖絶壁の上だとは全く知らなかった。

海がこんな近くだとは全く分からなかった
ついでに摩周湖の展望台付近を見てみた。

階段を上って展望台に向かったことを思い出した
霧のない摩周湖だった
ついでにグーグルアースで自分の家がどう映っているのか見てみることにした。
複雑な形をした屋根、杏子の木、隣接の空き地が確認できた

それにしてもこれが衛星写真?すごい時代になったものだと感心した。

右下の人形マークをクリックするとストリートビューに切り替わる

しかしだ。これを悪用しようと思えば容易にできそう。

2021年2月22日月曜日

漂着プラゴミの強い味方「金沢人」

近年、日本海沿岸にプラゴミが大量に漂着している。細分化したプラスチックの粒が魚類の内臓から検出されるなど、海洋プラごみ問題が深刻化している。環境省が漂着ペットボトルを全国各地で調査したところ、山口県下関市と長崎県対馬市では、およそ半数が韓国製と判明。漂着ごみの被害は排出国の総量以外にも、距離の近さが深く関係しているようだ。

こうした中、頼もしい人物が金沢におられる。南極を三度訪問した経験を生かし、危機にひんする海洋環境の現実を伝えたい−。元海上自衛官の中川亨さん(61)=金沢市出身=が4月、市内で海洋環境教室を手掛ける団体を立ち上げ、活動を始めるという。約40年間の海上生活に区切りをつけるベテランは「プラスチックごみが海洋生物の生命に影響を与えている。私たちに何ができるかを考える場にしたい」と話している。
南極観測隊で滞在した際に撮影した「ペンギンと共に」
2009〜2011、二度にわたって砕氷艦「しらせ」の乗組員として南極の地に足を踏み入れた。

帰還後には、南極でも微小粒子のマイクロプラスチックが見つかったことを知った。死んだクジラやウミガメの体内だけでなく、人体からも検出されている。「南極の素晴らしさを伝える活動をしようと思っていたけれど、海洋環境を守らなければ、それもままならない。地球人として行動しなければ」。新型コロナウイルス禍で海に出る機会も減っており、団体を設立することを決めた。今後のご活躍を期待したい。

金沢の漂着ごみはこれまで各種団体が清掃活動を行なってきた。

クリーンビーチいしかわの清掃活動

アーバントラウト犀川を見守る会の清掃活動
県内の海岸にも中国語・韓国語のプラゴミが目立つようになった。マナーの悪さは国民性だろうか。ゴミの山を送り返したい!

2021年2月21日日曜日

いよいよワクチン接種が金沢でも始まった

ワクチン輸入の遅れが心配だったが、金沢でも接種が始められたという。
医療従事者を対象にした新型コロナウイルスワクチンの先行接種が19日、石川県内で始まり、金沢市沖町の地域医療機能推進機構金沢病院の職員百二十人が接種を受けた。

金沢市沖町金沢病院で

接種をした村本院長は、「この一年、スタッフは大変な不安の中、医療従事者としての義務感で働いてくれていたと思う。その不安が接種で少しでもやわらぐことを望みたい」と語った。ありがとうございます。ご苦労様でした・・・と感謝の意を表したい。

3月いっぱいは医療関係者、我々高齢者は4月以降というスケジュールだという。で、5日前になるが、かかりつけのクリニックへ1ヶ月1回の割合の薬をもらいに行った際に、医師に質問した。「接種はかかりつけ医でもできるという話しを聞いたが、ここで接種できますか」と。「そのような話しは来ていません。ワクチンの保管、運搬等が非常に難しいからできないねぇ」と返答された。副反応に即応できるのはかかりつけ医なのにと残念に思う。

しかし、接種はどこに指定されるのだろうか。この辺だと金沢病院か?

2021年2月20日土曜日

平山画伯の絵に魅せられて西安へ

戦後を代表する日本画家、平山郁夫などの作品をもとにした偽物の版画が、数年前から百貨店などで流通していたとみられることが分かったという。画商でつくる組合の調査に対し、大阪の画商が販売したことを認めているということで、警視庁は著作権法違反の疑いで捜査している。20年ほど前になるが、産業展示館で古物展示会があった際に、平山郁夫画伯のリトグラフがあったので思い切って購入した。製作ナンバーがあるので本物だということで購入した。

平山画伯の絵画に惚れ込んだのはもう30年程前からである。シルクロードシリーズが数多く描がかれたのだが、その起点の西安に大雁塔が現存する。

西安(長安)の大雁塔

平山郁夫画伯の「大雁塔」
この絵に魅せられて上海経由で西安に赴いた。そして6層の最上階まで登り小さな窓からシルクロードの隊商をイメージした。この大雁塔が老朽化のため入場禁止になったという。我々が入場した時の階段は狭くて急、かつ、すり切れて板が丸くなっていた。今から思えば最上階まで行けたことが奇跡的で、本当に行った価値があると思える。

入り口付近で撮影

贋作絵画は各デパートで売られていたという。
どの方も超一流画家

そんなニュースに接して西安旅行を思い出した。もう20年前の出来事になっちゃった。

2021年2月19日金曜日

森おろし劇場閉幕

 早い話が、女性が増えると会議が長引くという趣旨の発言があったということで、強烈な森バッシングが続き、その功成って?辞任、そして昨日、橋本聖子新会長が選出された。各局ワイドショーはこれからさぞ暇を持て余すことになるだろう。発端となった女性差別発言だが、意図的に発言記録を切り抜いて公開した。そんなことは露知らずの国民は、マスコミ報道を面白がって次なる展開を期待した。これだけの騒ぎになれば海外のマスコミも黙ってはいない。超大口のスポンサーが「もっての外」とクレームを付けた。森会長が謝罪したのを受け、問題はこれで終わったとしていたIOCが、慌てふためいて森会長非難に転じた。

切り抜き発表
一連の森たたきの一隅に、どこもかしこもバッシング一色だが、溺れた犬をさらに棒で叩く状態は異様と記した記事があった。ワイドショーも歩調を揃えて連日おもしろおかしく仕立てて視聴率を稼いだ。無報酬で尽力された数々の功績等の報道は一切無かった。新会長のワイドショーは早速数年前のセクハラを大々的に取り上げた。そんな番組に大半の国民が感心を示すから各局は競っておもしろおかしく騒ぎ立てる。現代は一瞬のうちに全世界に拡散される。

そんな中、島根丸山知事がここぞとばかり、「聖火リレーを中止する」と発表した。
一言で言えば、「何と偉そーじゃないか」という印象を持った。

記者発表する丸山知事
この知事は、今何をすれば最も注目される知事になるか」ということを実践されたのである。北海道鈴木知事、大阪吉村知事と同等とアピールされたのかも知れないが、「器が違う」感が否めない。

知事発表の感想色々
〇丸山知事こそ独断ではないか!!島根県民の総意なのか?50%以上の同意があるのか?日本国民とは思えないね!
〇聖火リレー辞退に乗じた政府への嫌がらせみたいで不快
〇政府が不快感?当然の事を常識的に考えて正常な判断をされてると日本人として都民ですが素晴らしいと私は、感謝してます。国民の為に言って下さる方が日本でも残って居たんだと島根県の方達は聡明で人間として命の大切さを最優先される素晴らしい知事を選ばれて本当に羨ましいです。オリンピックの為に国民の安全を考えて欲しい国民の声を知事の立場として発言して下さって有り難うございます。他の知事達も知事として自分を選んでくれた方達を守る為に政府にきちんと発言して見習って下さる事を願ってます。県の代表として県民の為に忖度しないで県民を守って下さる島根県の知事のお考えに私も都民ですが1票です。

さて、あなたの感想は?

2021年2月18日木曜日

「逆さ滝と波の花」の競演

今朝は朝日がさし穏やかな天候なのだが、昨日、一昨日は強風が荒れ狂った。この荒れ狂う時期しか見られない事象に、曽々木海岸の波の花と垂水の滝が強風に煽られて天空に舞い上がる豪快な現象が見られる。何度も曽々木海岸に行ったのだが、波の花は見たが逆さ滝は見たことがない。新聞記事にその両方を見事に捉えた写真が掲載された。

波の花と逆さ滝
逆さ滝が発生するには余程の強風でないと現認できない。だから写真撮影することが非常に困難なのだが、この写真は波の花と逆さ滝の競演を見事に捉えている。
夏場は滝の水量が殆ど無くなるのだが、海水浴のあとにこの滝の水を浴びたものである。

穏やかな日の垂水の滝付近の海岸風景
滝壺はなく、人がやっと立てる傾斜した岩盤に水が落ちる。この滝から500m程が能登の親不知海岸である。この道はアップダウンのきつい狭い坂道と素掘りトンネルが続いている。通行止めが長く続いていてもう随分長い期間通ったことがない。今年の夏あたり行ってみたい。

2021年2月17日水曜日

新聞連載小説の名古屋弁が懐かしい

金沢で同窓会があると、意識せずとも自然に金沢弁がすらすら出てくるが、1人だけの部屋で金沢言葉を記せと言われても中々出てこない。実家のある在所に行って近所の方と話しをしても、すらすらと柳田弁で話すことができる。岐阜市にあった宿舎や独身寮から名古屋へ通勤している時代があった。当然、名古屋弁の会話が主体となった。6年間住んだ広島でも広島弁を自然と覚えたものである。だから「ちゃんぽん」になる場合がある。

北國新聞夕刊に安部龍太郎著の「家康」が連載中である。そのフアンなのだが、秀吉が妹を家康に嫁がせ、母親を浜松城に人質のような形で差し出して家康に上洛を促し、現在、家康が上洛し秀吉と会談している場面となっている。その会話で秀吉が尾張弁で話すシーンが多い。それを読んでいると、作者は尾張弁を非常に研究されている跡が伺い知るので、臨場感がより強く感じるのである。

どういうわけか、方言は秀吉だけ
「まちっとまちゃぁ」「そんなことありゃーせん」、「はよいりゃぁ」・・・思い出すなぁ、あの頃をである。
しかし、金沢の「きんかんなまなま」は何のことかさっぱり分からなかった。

2021年2月16日火曜日

海岸600mが鰯で真っ白に

三宅島の砂浜に鰯が打ち上げられ真っ白になった動画を見た。事件が起きたのは昨日だという。ワッ、こりゃスゲーなぁ・・・と思った。


15日正午すぎ、東京都の三宅島の砂浜に大量のイワシが打ち上げられているのが見つかったという。 
島の東側にある長さ約600メートル、幅10メートルほどの三池浜がほぼイワシで埋め尽くされた。 原因は分かっていないが、三宅島では午前11時前から波浪警報が出ていて、東寄りの強い風が吹いていたという。 だが、強風や波浪が原因で魚が陸上にそれも大量に打ち上げられたという話しは聞いたことがない。

一方、砂浜を管理する東京都の三宅支庁は「ここ数日、クジラが目撃されているので、追われたイワシが打ち上げられたのでは」と話しているという。鯨に喰われるより岡に逃げる方が益しと鰯が判断したということか。

写真を見ると、この砂浜は幅100m以上はあるように思う。我々の世代が20代くらいだった頃は千里浜も100m以上はあった。昭和37年5月頃、宇出津から開始された能登線軌道敷設工事の保線用機械である「タイタンパー」が故障して修理するため、小木にあった建設事務所からジープに機械を積んで金沢まで行ってこいと業務命令が出た。金沢までほとんど道路は未舗装だったので悪路を強烈な震動を伴いながら走行した。

28才の独身だった運転手が、「千里浜は震動がないから快適だ。今からそっちに回ろう」と千里浜に出た。暫く走って、「あんた運転してみるか?」というので運転を交代した。無免許者でも一人前に運転できた。広大な砂浜に走行している車は見当たらない。スピードを上げて運転を楽しんでいると突然、川になっている所にさしかかって、ドンドーンと凄い衝撃音を上げた。川は浅くて水が流れる部分だけ若干低くなっている程度なので確認が遅れた。

50年前はこの倍の砂浜だった
20年弱でこんなに狭くなったというデータがあった。

原因は白山の砂防工事が進み、手取川から土砂の供給が絶たれたためである。千里浜に限らず全国的な砂浜消滅時代なのである。県は海を浚渫した土砂を運搬し浸食防止に努めているが効果はなかなか上がらないのが現状である。無免許運転が懐かしいなぁ。