2018年8月28日火曜日

文化の違いと云えども

昭和50年代、日本人の海外旅行が激増し、旅行客は「日本ノーキョウ」と呼ばれるようになり西洋各国からマナーについて非難されていた。
近年、日本に訪れる海外からの観光客が倍々ゲームのように飛躍的に増加している。
特に、中国、香港、台湾などの中華圏からの旅行者が50%を占めるようになった。


日本政府観光局によれば2017年の訪日外客数は2869万人に達した。国籍別で見てみると、日本を訪れる外国人の25%が中国人であり、香港や台湾を含めた中華圏からの訪日客は全体の約半分となった。
日本を訪れる中国人が非常に多いため、観光地や都市部では日本人の生活に大きな影響を与えていて、中国人観光客が「旅行公害」と呼ばれていると指摘している。たとえば、公共の交通機関が中国人観光客で一杯になってしまい、日本人が迷惑していること、さらに、中国人が去った後には「ごみの山」ができていて、その処理に時間やコストがかかることなどが問題となっていると指摘した。


経済が発展し海外旅行に出かけることができるようになり、中国人旅行客の存在が諸外国の経済に影響を与えるようになってきたが、渡航先に与える影響や現地の規則を守ってこそ、本当の意味での「大国」となることができるとある新聞は主張した。確かに日本各地の空港では中国人が捨てるスーツケースの処理が問題となっているという。ぜひともマナーを守って楽しい旅行をしてもらいたいものだ。


兼六園あたりでも中国旅行社の旗をかかげたガイドを先頭に、20人くらいのグループが観光している姿を何時でも見るようになった。
しかし、どうしたわけか金沢市内のイオンに観光バスが横付けされ、衣類や薬を山のように購入していたのだが、最近は観光バスは滅多に来なくなった。


民泊してごみ箱が満タンになり、周りはゴミだらけという住民泣かせのケースも多いようだ。空港では新しい旅行用バッグに買ったものを入れ替え、古い旅行用バッグが山のように捨てられているという。日本ノーキョーの旅行客はマナーが悪い代名詞のように言われたが、バッグを捨てたり、線路に立ち入ったり、桜の花のついた枝を折ったりはしなかったであろう。
どこでも唾を吐き、まるで喧嘩しているような大声をあげての会話、こんな連中を見ていると腹が立ってしょうがない。

やはり文化の違いだからしょうがないのかなぁ。

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