今年はコロナ対策のため、金沢市営グラウンドから西部緑地公園陸上競技場に変更され、53の小学校、1つの分校からあわせて3700人の子どもたちが集まり、代表の扇台小学校6年、飯久保咲良さんと、安川瑠璃湖さんが、「思いやりの心を大切にし、夢に向かって挑戦します」と宣言して大会が始まった。
最初の種目は、昭和22年に石川県で開催された国体から70年以上も受け継がれている、金沢市民おなじみの集団演技「若い力」である。
「若い力」は75年前に開催された石川国体から継続している |
50年ほど前の写真 |
市スポーツ遺産は、市民のスポーツ文化に対する理解を深めるため、市ゆかりの選手のユニホームやボールなどを認定し認知度を上げたり、価値を再認識してもらったりする。
無形遺産として、3月23付で認定された。若い力は、1947(昭和22)年の第2回国体の開会式で披露され、今も市内の各小学校で演技指導が続けられている。毎年、市内の六年生による連合体育大会で披露されるなど、世代を超えた市のスポーツ文化として受け継がれている点が評価された。