2021年3月31日水曜日

歴史を築いた達成感は今、悔しさ&むなしさに

のと線穴水~蛸島間が廃止されて今年で16年が経過した。廃止されて今日に至るまで、ネットでは移りゆくのと線の模様がアップされていたので時々状況確認した。先日、久しぶりに動画を見たのだが、建設した当時と余りも変わり果てた状況に涙が滲んだ。

昭和37年白丸駅付近軌道敷設工事
昭和38年10月宇出津・松波間が部分開業した。それから平成17年3月末までの41年間役割を果たした。
同上箇所を急行能登路が走行中
そしてそこが今どうなっているか。
エッ、ここに鉄道が?
余りにも変わり果てた佇まいに涙が滲んだ。
九里川尻駅傍の九里川尻川橋梁上に道床バラスト取り下ろし作業中
ここが草で覆われているのである。
こんな光景になるとは全く想像できなかった
二十歳前後の能登線建設に従事した2年間の記憶は永遠である。

38豪雪の宇出津駅で満20才・・・あれからやがて60年の年月が

昭和37年当時の宇出津駅構内 その宇出津駅も役場や商業施設になり跡形もない

宇出津駅から小木駅までメグロ125CCで走破した頃が懐かしい。

2021年3月30日火曜日

近場の満開桜堪能(400mの桜並木)

昨日の陽気で金沢の桜が満開だと公式に発表された。史上最速だという。10時過ぎにウォーキングに出発。桜並木が眺められるイオン裏手へと向かった。満開にはちょっと早いかと思いながら現地に到着した。心配無用、見事に咲き誇っていた。

見事に咲いていた

場所はイオン裏手の「牛殺し川」堤防

花で囲まれた窓から瑞樹団地が見えた

樹齢はまだ若いが存分楽しめる

カモたちも楽しんでいるようだ
午後は町内の公園の桜がどんな状態か確かめに行った。
老木だけあって風格がある
道路沿いに数本あるのだが、道路にはみ出たり電線にあたったりしたため枝が切られちょっと残念である。
数年前に植えられたしだれ桜も満開だった。
しだれ桜は今日には満開か
午後は黄砂で花曇りの風情。兼六園は去年を上回る人波が押し寄せたという。何もそこまで行かなくても「近場」に素晴らしい満開桜が眺められたではないか。

2021年3月29日月曜日

61年前の修学旅行

時は今から61年前の昭和35年3月に遡る。修学旅行の北九州方面からの帰路で別府から大阪港に朝方到着、金沢に向かう列車待合時間に大阪駅で写した一枚の写真を探し当てた。探した理由は後述する。
当時、東京・大阪間は1年半前に運行開始した電車特急こだま号創設により、東京・大阪間が日帰り可能となったのである。
東京・大阪間電車特急こだま号運行開始(S33・11)

東京・大阪間所要時間6時間22分
昭和33年11月に国鉄初の電車特急「こだま」号が、東京・大阪/神戸間にデビューしました。「こだま」はその名前の通り、東海道を日帰りで往復できるダイヤだったことから「ビジネス特急」とも呼ばれました。

これより6年後の東海道新幹線が開通した時の東京・新大阪間は4時間。現代は東京・大阪間は新幹線のぞみ号で2時間22分。実に早くなった。リニアが開通すれば1時間前後だという。
金沢行き列車待ち合わせ中に「こだま号」が到着した
当時はあこがれの最新型の電車だったので急いで友達を並ばせ写した

走行中のこだま
ちなみに、この時は敦賀・今庄間の北陸トンネルは鋭意工事中であった。
金沢・上野間は信越線経由の夜行列車で9時間。上越新幹線経由では4時間。それが今では2時間半である。この所要時間はズーッと変わらないだろう。

2021年3月28日日曜日

勝手に現場調査(3)

 昨日のウォーキングは海環の工事現場をルートの一部にして写真も撮影した。名づけて「勝手に現場調査(3)」である。前回は去年の11月末だから3ヶ月ぶりとなる。

8号線と海環の分岐点

地下道付近から見た8号線どん付け部

左端は千木町方向 擁壁がだいぶ出来た

8号線横断地下道 これより左側が取り付け部

袋の中身が気になる
まさか、福島の汚染土ではないと思うが、それによく似た黒い袋が置かれている。何に使用するのか気に掛かる。
この開発計画地がどう変貌するか楽しみである
8号線の地下道をくぐり抜け広大なレンコン田を歩くことにした。
ここは千坂小学校のマラソンルートとなる
この農道に沿って歩くと子どもの頃が蘇る場所がある。
ソウケを持って泥を畦にあけてドジョウを獲った場所を彷彿させる
やがて幼稚園のグラウンドが見えてきた。
4人の孫たちが順に13年間この幼稚園に通った
一番上の孫は大学2年、次は高2、中2、小5となる。13年だが過ぎてみれば早いなぁ・・・である。3時に家内が迎えに行き、家で休憩してからが「じじ」の出番で、手を引いて散歩に行ったものだ。孫の成長は楽しみだが、それだけ老いたということだが、それはしゃーないこと。よって、ウォーキングで足を鍛えなければならないのである。

2021年3月27日土曜日

1年前の感染者が千人余→47万人

去年3月4日の新聞記事と現在を比較すると、1年しか経っていないのに隔世の感がする。
記事:クルーズ船の乗客乗員が706人と最も多いが、地域で見つかる患者も増え続け、2
7都道府県と検疫官らで計280人の感染が確認された。さらに拡大するのか、終息に向かうのか、正念場を迎えている。(クルーズ船の感染者を含め千人弱)

それが現在どうなっているのかを、今朝の朝刊に掲載されたデータを見てみよう。

感染者46万6千人死者9千人に
2週間程前から首都圏や近畿で増加に転じた。宮城・山形・福島の増加率が極めて高くなった。一方、県内感染者の動向は2週間ほど前から、ゼロまたは1,2人と「成績優秀」の県になった。隣の福井も富山とゼロが続いていたのだが、昨日はいきなり15人も。

毎日掲載されるデータを見ているのだが、不思議なのはアメリカがやたら多くて、中国がやたら少ないことである。この差は一体何なんだろう。アメリカの人口は3億人余、中国14億人、中国はアメリカの五倍だというのにだ。3千万人:10万人、何だか眉唾的数字である。

国慶節で駅に押しかけた旅行客(昔ではなく今なのだ)

日本47万人と比べても無茶苦茶少ない。しかし、感染者を過小公表という小細工はすぐバレるだろう。やはり徹底的な押さえ込みが功を奏したと評価せざるを得ない。1000人収容の病院を1週間で建設できる国の底力か。

ともあれ、県内感染者数が増加に転じないよう祈るしかない。兼六園の花見も自粛!

2021年3月26日金曜日

新規採用去年39人、今年は・・・

 あの加賀屋が一昨日、一足早く新入社員の入社式を挙行したという。コロナ禍で営業が振るわず、近鉄グループが都ホテル数カ所を廃業するというのに、加賀屋は異色の存在である。去年の採用数倍増どころか85人も採用したというではないか。

過去最多の新入社員85人を拍手で迎える役員ら=24日、石川県七尾市・和倉温泉の加賀屋で

「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」で毎年のように日本一の評価を得るのだが、何度か利用したけれども、なぜそんな高評価を得るのか不思議でならない。なので調べて見た。加賀屋では、客室係への教えに「笑顔で気働き」という言葉があり、気を働かせる、つまりお客様がなぜ加賀屋にお越しになられたのかをお客様の動きや言葉の端々から読み取り、どうすれば喜んでいただけるのかを考え、実践していくという。例えば、記念日を迎えたお客様に記念品をお渡しするサプライズなども、加賀屋の“気働き”の精神から生まれたものなのだとか。

館内には美術品や意外な仕掛けが
館内の美術品の数々が一品揃いという評価もあった。おもてなしも大きな違いがあるという。ま、2度、3度の団体客では本当の良さが見えないのかもしれない。

この局面において、過去最大の新入社員を迎え入れた加賀屋の度量に感服した。

2021年3月25日木曜日

えっ、まだ53才なのに何で?

数あるニュースでも昨日は古賀稔彦氏が亡くなったというニュースは驚きだった。バルセロナで金メダルを獲得したシーンは今でも鮮烈に記憶されている。

まだまだやりたいことが一杯あっただろうに
00年4月に現役を引退。全日本女子強化コーチや日体大助手などを経て4月から環太平洋大女子柔道部総監督を務めていた。
古賀氏の年齢だと、親は我々世代である。母親には病気だったことを何も知らされていなかったという。心配掛けちゃいけないという気持ちだったのだろう。ご家族の皆さんは突然の訃報を聞いても信じられない心境だったと思う。

そしてとうとう鶴竜が引退表明したという。横審の「注意」が相当効いたようである。日本人の横綱だったら、潔くとっくの間に引退しているだろうに・・・・

そして炎鵬が見事に勝ち越しした。あのどでかい佐田の海を「うっちゃり」で倒した。
きわどい勝負
7勝目を上げた相撲も見事だった。自分より六十数キロ上回った天空海を高々と持ち上げて土俵上に叩きつけた。

決まり手は「つり落し」という技
好調の要因は、ある高校のレスリング部監督に足取りの技を教えて貰ったのが功を奏したのだろう。今日はどんな技が出るか期待しよう。郷土力士遠藤は休場で淋しいなぁ。その分、炎鵬と輝に頑張って貰おう。

2021年3月24日水曜日

スカイブルーとピンクの競演

何時もの年より今年のヒメコブシはピンク色が濃いような気がする。そして昨日は澄み切った青空。そこに満開のヒメコブシが咲き誇った。

雪で枝が折れたが見事に咲いた

去年は実が全くならなかったアンズは4,5日前が満開だった。

この日もスカイブルーとピンクの競演だった

先日投稿したシクラメンはまだ少しも色あせもなく咲き誇っている。

もう2ヶ月余も目を楽しませてくれる
去年大学に入学した孫はとうとう春休みに入ったという。大学で講義を受けたのが1回だけだったという。入学式は当然中止になったのだが、来月5日、1年遅れの入学式を挙行するという。親の出席は禁止。ネットでその模様が流されるという連絡があった。その日を楽しみに待ちたい。

2021年3月23日火曜日

LINEは便利だが、さて、どうするか

文章の入力さえできれば誰でも簡単に連絡用に利用できるのがLINE。ガラケーからスマホに変えた4年ほど前に、すぐLINEの利用を始めた。今では国内の利用者が8600万人に上るという。
ところが急に問題が露見したというではないか!
LINEは東京都に本社があるのだが、考案者が韓国人云々という話しを耳にしたことがあったが、そんなことは全く気にならなかった。

ところが利用者の個人情報が、中国の関連会社で閲覧できる状態になっていたというではないか。さらに、利用者の画像データなどを韓国のサーバーで保管していた問題に絡み、子会社が運営するスマホ決済「LINE Pay(ペイ)」利用者の取引情報のほか、加盟店の企業情報や銀行口座番号も韓国内のサーバーに保管されていたことがわかった。

システム開発を中国の関連会社に委託したのが諸悪の根源

約2年半も情報取り放題!
中国には、通信関係のいかなる会社も国の要求には100%従う義務があるという。国の利益最優先、個人情報保護なんて全く意に介さない。ファウエイ製品ボイコットは納得できるのである。
さて、スマホのLINEをどうする?国や県が利用しているLINEは直ぐ取りやめの措置を講じたが、自分はどうするか・・・。Payなどは一切利用していないから、しばらく様子を伺いながら「使い続ける」ことにするか。

2021年3月22日月曜日

森本駅前広場の完成式典

毎日ではないが、ウォーキングで度々森本駅前を通るのだが、二年前に広場の整備に着工されたのを見かけた。その工事経過を何度かブログに投稿してきた。先月から立ち入り禁止のロープが外され、あとは完成セレモニーを待つのみとなっていた。
そして昨日(21日)、午前10時から森本駅前広場の完成式典が開催された。

山野市長、久保市議会議長等によるテープカット

金沢市が整備していた森本駅東広場(金沢市弥勒町)の完成式は21日行われ、市関係者や地域住民約300人が利便性の向上した駅の完成を祝った。中央にイベントや朝市が開催できるスペースとして多目的広場が設けられ、住民は地域のにぎわい創出に期待を寄せた。

送迎用駐車場や屋根付きバス乗り場も整備された

完成式では山野之義市長が式辞、久保洋子市議会議長が祝辞を述べた。同協議会の岩井一博会長が「広場を積極的に活用し、魅力ある空間づくりを進める」と宣言した。地元の森本中吹奏楽部や劇団「おぐら座」がパフォーマンスを披露した。

広場に面するおぐらざのパフォーマンス
昨日は能登に出かけたので、残念ながらこのセレモニーを見ることが出来なかった。ほんの3ヶ月前はまだこんな状況だった。

去年の年末は工事の最盛期だった
まだ掛けたことがない円形ベンチに座ってみよう。
ちょっと一休みしたくなるベンチ
総工事費が6億4千万円。このほか支障家屋移転費もかかっている。なので、市民は大いに利用しなければならない。

2021年3月21日日曜日

セレモニーホールの厳しい入場制限

今朝6時過ぎ、久しぶりに長距離運転のスタートを切った。目的地は能登町の山間部に位置するセレモニーホール。早朝といえども車は意外と多い。津幡を過ぎ白尾ICからのと里山海道へ。
晴れている写真だが実際は雨だった
9時にセレモニーが始まるというので、到着予定時刻は8時45分過ぎと考えた。
80km制限だが、90km走行で相当数の車が追い抜いていった。猫の目あたりで40分経過だった。
和倉温泉は右側車線
別所岳SA−越の原IC下り区間に入り、久しぶりに聞く「まれぞら」のメロディ。去年も一昨年も里に帰っていないので懐かしく聞いた。

何年持つのだろう
で、現地到着は予定より一時間も早い7時40分。喪主に挨拶して広間で雑談し、9時前に式場に入った。式場も会食場も15人が限度という厳しい人数制限が敷かれていた。コロナ禍以前の場合は在所からバス仕立てで送迎があったが、バスもなし。
本来は通夜に出席して国民宿舎で宿泊を予定していたが、能登町で中学校の軟式テニス大会が開催されるので満員と断られた。で、吾が輩だけ早朝出発となった。隣接する火葬場に行ける人も15人の制限なので10時半に家に向け出発した。12時過ぎに到着。実に早かった。しかし土砂降りの中、車の列に途切れがなかった。コロナの自粛もプツンと切れたようだ。昨日の夕刊に掲載された東山茶屋街の人波も多くなった。折角感染が収まりつつあるのに、元の木阿弥に戻りそうだなぁ。

2021年3月20日土曜日

六連勝!4場所連続の不調は何だったのだろう?

遠藤、輝が不調の中、炎鵬が今までやったことがない六連勝と快進撃を続けている。
昨日は旭秀鵬を寄り倒しで下した。立ち合いから左に動いて
飛び込んだが、旭秀鵬は炎鵬がスッと消えたように思ったのか相手を見失い、空中遊泳のように手を動かした。右足を取ってあっけなく勝負がついた。

十両幕内ただ一人六連勝中

勝ち名乗りを受ける炎鵬

ふりかえれば、昨年春場所から4場所連続負け越しで、1月の初場所は新型コロナウイルス感染者が出た影響で全休を余儀なくされた。今場所は2019年春場所以来、2年ぶりに十両の土俵に上がっている。その中で白星を重ねているが「落ち着いて土俵に上がれていると思う。自分の中で少しずつ不安な面も減ってきたのが、一番大きいんじゃないですかね」と充実の表情を見せているという。十両優勝争いでは単独トップを快走中だが「まだ6日目なので。まずは勝ち越しできるように、明日の一番に勝てるように頑張りたいですね」と気合を入れ直した。

いつまで白星が続くか楽しみだなぁ。

2021年3月19日金曜日

名鉄エムザの身売りと都ホテル跡地

ムサシといえば名鉄エムザ。そのエムザが身の丈に似合わない企業に身売りしたという。コロナ禍で客足減少も影響していると思うが、そんなに経営が圧迫されているとは想像外だった。

圧倒的存在感がある名鉄エムザ

立地する武蔵地区は香林坊や片町と並び、金沢市中心部を代表する繁華街である。JR金沢駅にも近く、高い集客力を誇ったが、郊外の大型商業施設との競争激化で収益が低迷していたという。新型コロナウイルス感染拡大に伴う観光需要の減少が追い打ちをかけ、20年3月期の売上高は百貨店が117億円、ホテルが8億円と、いずれもピーク時の91年からほぼ半減。最終損益は各17億円、8千2百万円と、ともに赤字を計上した。

地下食品街
オーナーが変わっても当面の間は現在のまま営業するという。それにしても4年前に近鉄が都ホテルの営業停止、それに建物の撤去までしたのである。北鉄は名鉄資本が100%だというので資本の総引き上げではないが、近鉄に続いて名鉄も金沢から消え去るのは淋しい限りである。

かつての都ホテルの勇姿
そして現状は・・・・
4年経過だがどうするか白紙なんだとか
祗園精舎の鐘の声、 諸行無常の響きあり。 娑羅双樹の花の色、 盛者必衰の理をあらはす。 おごれる人も久しからず、 ただ春の夜の夢のごとし。 たけき者もついにはほろびぬ、 ひとえに風の前の塵に同じ。

いつまでも嘆いていても始まらないが、この1等地は一企業のものではない。金沢市民が黙って指を咥えて見ているだけが悔しくてたまらない。