2017年9月16日土曜日

含蓄のある言葉

去年から、30分の番組だったのが1時間になったNHKの「ブラタモリ」。そして、都内だけだったのが全国各地を巡るようになった。その理由は、あるテレビ番組を降板して自由時間が増えたのだそうだ。
このブラタモリで、知らなかったことが次々に紹介してくれるところが気に入っている。

例えば、函館山。私はここで夜景を楽しんだことがあるが、ブラタモリでこの山が国土防衛の一大要塞であったことを知った。


山頂の砲台跡は縦横に張り巡らされているトンネルと共に現存しているのには驚いた。

金沢編も放送された。北國新聞社裏あたりは、高い土塁が張り巡らされていたという。
辰巳用水のトンネルにも入った。


この解説で用水の取水口と金沢城の高低差が50mであることを知った。


常にサングラスをかけ、不気味な感じがしたものだが、それにはその訳があるという。
小学校3年生の時、下校途中に電柱のワイヤに顔をぶつけ、針金の結び目が右目に突き刺さって失明。2ヶ月休校して治療したものの、視力は戻らなかった。(納得した)
それに、早稲田大学を中退したのだが、その理由 がこうだ。
同級生三人で、二年生になる時の五月の連休に旅行に行こうということになり、そのお金をタモリが立て替えた。しかし二人からお金が返ってこなかった。タモリが立て替えたそのお金は学費だった。それで、「学費未納のため抹籍」という処分になったという。 
だが、その二人とは今も親交があるというから訳が分からない。

同郷の誼で、赤塚不二夫と親交があったという。大学中退して帰郷するというので、赤塚不二夫が車も使え、俺の家に住めということで長期間居候したという。
赤塚不二夫の葬儀では、白紙の弔辞を7分間にわたって読み上げたという。

さて、昨日の北國に今日の言葉という欄にタモリの言葉があった。


前を向いて歩くより、後ろを振り返ったほうが楽しいよ・・・という。
なかなか含蓄のある言葉だと感心した。タモリは見かけよりずーっと奥が深い人間だと気が付いた。

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