一方、平均寿命と健康寿命の関係なのだが、昨年のデータでは健康寿命は男74歳、平均寿命より6歳の差がある。
この6歳の差は何を意味するか。人間が自立して生活できる限界が健康寿命であるので、6年間は介護を受けながら、あるいは寝たきりの生活である。
私はPPK(ピンピンコロリ)で死にたいという人が多い。
この思いを実現するためには何をすればいいのか、という研究を愛知県武豊町とある大学が長期間にわたり調査をした。
調査方法は65歳の高齢者を対象にアンケート調査を長期間追跡した。
調査過程で何人かが病気や認知症になったのだが、その追跡調査の分析結果が興味深い。
その結果、「社会交流している高齢者は、していない人に比べて病気のリスクが半減している」、「人の世話をしている人ほど長命」という結果が出たという。
町内の地域サロン 平成18年から117回を迎えた |
昭和37年に分譲開始された吾が団地も高齢化が著しい。
サロンに参加している最高齢者は96歳の女性である。2,3年前、この女性と道ですれ違ったときに交わした会話。
「〇〇さん、これからどこへ?」
「ケアセンターや」
「ディに通い始めた?」
「なん、話し相手をしに行くがや」
「エーッ、凄い」
と驚いたものである。
人の世話する人は元気な証明なのだが、先だってのブログで町会長や老人会長のなりてがないと嘆いたが、長命を保つにはそれが最も効果があるということを認識して、進んで引き受けてもらいたいと願っている。
0 件のコメント:
コメントを投稿