「人間50年、下天のうちをくらぶれば・・・」と信長が敦盛を舞ったという小説が強く印象に残っていたのが影響したのだろう。当時の平均寿命が50前後。信長もやがて50、特に敦盛を選んで決戦の覚悟を示した。
その10年後、子ども達が還暦祝いに温泉旅行をプレゼントしてくれた。一緒に行った3歳の孫は今高校1年生となった。ホテルが赤いちゃんちゃんこと帽子を用意してくれた。
しかしそれを身に着けるには抵抗感があった。「俺はまだそんな爺さんではない」という気持ちが強かった。が、しきたりに倣いしぶしぶそれを身に着けた。
この程、ある生命保険会社が還暦を迎えた人にアンケート調査を行ったという。その結果、やはり自分が経験した時と全く同じことを思っていることがわかった。
見出しにもあるように、心は46歳なんだと。からだは何歳?と聞いたところ、心よりも8歳年上の54歳なんだって。気持ちよりも若干体力が落ちたことは認めている。
還暦というイメージは「年寄り」なのだ。今の俺は「まだ10年は若い」と思っている。
平均寿命が81歳(男)なんだから本当にまだまだ若いのだ。
だけど光陰矢のごとしであっという間に年を取る。だからこの時間、「今」を大切に過ごさなければならない。(還暦から十数年を経た人間のたわごと)
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