加賀屋が創業111年にあたることから指値としたものだった。
赤い・大きい・甘いが売りのルビーロマン、一昨年、一粒食べる機会があった。確かに他のブドウと大きな違いはあると思った。が、いま1粒3万7千円と聞けば食べてもあまり感動しないだろう。高級レストランでフルコースの料理を選ぶだろう。
だが、人間はいろいろな価値観を持った人が大勢いらっしゃるのだ。自分の物差しで決めつけるのは良くないことではある。
こんな値が付くブドウに育てた農業試験場の皆さんや、農家の努力に敬意を表すべきだろう。
昨日は能登からブルーベリーが送られてきた。これも大粒で美味しい。ブルーベリーが能登に植えられて20年くらい経ったのだろうか。ブルーベリーワインも好評と聞く。
だが、今年でもうやめるという海産物がある。知人が長年続けてきた「岩ノリ」なのだが、高齢化のため仕事ができなくなったという。この風味は幼い郷愁をも連れてくる。
県外の人から三崎のワカメと指定して買って欲しいと頼まれたことがあった。鮮やかな緑色と香り高い風味は他の追随を許さない。だが、三崎もきっと高齢化しているだろうなぁと思う。
隠れた石川ブランド、陽の目を見る日が来ることを願うものである。
0 件のコメント:
コメントを投稿