しかし、番組は進行役のマツコ・デラックスと有働アナの絶妙な掛け合いで進められ、75分の終わりまで目が離せなかった。
NHKが開発したオリジナルのAIに、700万という膨大なデータをインプットし、相互関係を分析したという。
その結果は「エーッ、ナンデー?」というものばかり。例えば、少子化を食い止めるには結婚よりもクルマを買えと分析した。東大、京大、それに元ニュースナインの大越アナが解説にまわった。
それにしてもマツコデラックスという人間をこの番組で見直した。物事に対する広くて深い見識が随所に現れた。
そして、日本の子どもが増える次の産業を探せ!というコーナーでは、AIの結果が出る前に「それは農業でしょう」と即答したのである。
ある教授はAIについて次のように語った。
現在、多くの企業「人工知能」と称して開発している機械学習を用いたシステムによって、人間が与えたデータの中から隠れた関係性を自動的に推測することが可能になった。こうした技術の(詳細はさておき)エッセンスを理解したうえで、機械にどのようなデータを与え、得られた結果をどのように運用していくかを考えることをしなければ、機械を適切に利用できないばかりか、そうした機械を設計した設計者のいいなりになってしまうということを強調しておきたい。
ということで、今後益々人工知能AIの出番が多くなるだろう。
AIのほかにIoTという単語も頻繁に目にするようになった。インターネットとモノを繋ぐのがIoTだという。
付け焼刃の勉強
Internet of Thingsの略で「モノのインターネット」などと言われることもある。もともとのコンセプトは、機械同士がネットワークでつながるM2M(Machin to Machine)の考え方から来ている。あらゆるモノがインターネットにつながることによる革新を指す。例えば、橋や建物などの公共建築物にセンサを取り付け、強度を常に把握することで、適切なメンテナンスができ事故を未然に防げる。サッカー選手のすね当てなどにつけたセンサから、選手の疲労度や戦術の理解度などを測るといった事例も既に出ている。これまでネットワークとは無縁だったものが対象になるため、今後市場規模が爆発的に大きくなると言われている。
昭和の化石となった身としては世の中の流れに乗るにはエライコッチャ。
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