町おこしに始めた田んぼアートは今年で23年目になるという。
先ず作品例を見ていただこう。
これはナポレオン |
7品種7色の稲を植えた。どうやって植えたのか。何と建設業者に座標計算をしてもらい測量で植える位置を決めたらしい。
色の異なる稲を絵具代わりに巨大な絵を描く田んぼアート。緻密さと芸術性の高さから海外メディアにも注目されているという。田植え体験ツアーで昔ながらの手作業による田植えを体験でき、10月1日(日)には稲刈り体験ツアーを開催するのだという。
作品鑑賞は役場望楼からと |
第2望楼がある |
駅もあるのだ! |
ある記者が役場の担当者にヒアリングした。以下、その記録である。
「山本先生は学校の先生ですので、年度末などが忙しくて、絵ができるのが、ゴールデンウィーク前後になるんです。そこから座標の計算、測量という感じですすめます」
――測量……完全に土木工事ですね。
「計算した座標に基づいて測量して、苗を植えるための目印の茅の杭を差し込んでいくんです、これが設計図ですね
――測量……完全に土木工事ですね。
「計算した座標に基づいて測量して、苗を植えるための目印の茅の杭を差し込んでいくんです、これが設計図ですね
――この設計図に沿って、杭を打っていく?
「はい、役場の職員が1週間ほどかけて杭を打っていきます」
「はい、役場の職員が1週間ほどかけて杭を打っていきます」
――これ総出でですか?
「半分……30人ぐらいの職員に手伝ってもらって1週間ほどですね。だから、外から連絡があっても、担当者がいま田んぼに行ってていないとか、そういうこともたまにありますよ」
――宮沢賢治みたいですね「下ノ畑ニ居リマス」っていう……。
――1週間で杭を打ち終わったら、今度は田植え?
「そうです、毎年5月末から6月の最初の日曜日に田植えイベントをやるんです、ただ、イベント前日に、農家のご婦人方に細かいところの田植えは事前にやっていただきます、プロの手植えです」
――苗は等間隔に植えていくんですか?
「ご婦人方がおっしゃるには、これはぬり絵と同じで、色の境目のところは密度を濃く植えると見栄えがよいらしいですね」
――植え方ひとつとってもノウハウがあるのか。
「そうです、毎年5月末から6月の最初の日曜日に田植えイベントをやるんです、ただ、イベント前日に、農家のご婦人方に細かいところの田植えは事前にやっていただきます、プロの手植えです」
――苗は等間隔に植えていくんですか?
「ご婦人方がおっしゃるには、これはぬり絵と同じで、色の境目のところは密度を濃く植えると見栄えがよいらしいですね」
――植え方ひとつとってもノウハウがあるのか。
ヤマタノオロチ |
――1993年にスタートして、2001年までの9年間は、岩木山の簡単な絵だったんですよね。これは測量でやってるわけではないですよね。
「はい、このころは縄を山の形に張って、それに沿って苗を植えてました」
ピンと張った縄にそって苗を植えていく。もしかしたらナスカの地上絵の描き方に近いかもしれない。
――で、絵が2002年から進化し始めるわけですけど、そのきっかけは?
「10周年というのもあって、ちょうどNHK-BSのテレビ番組で、村人1000人でなにかやってみるという企画がありまして、そこで田んぼに絵を描いたのがきっかけですね」
「10周年というのもあって、ちょうどNHK-BSのテレビ番組で、村人1000人でなにかやってみるという企画がありまして、そこで田んぼに絵を描いたのがきっかけですね」
「へー」から「すげー」へ、進化し続ける
25年ほどまえ、田舎館村でほそぼそと始まった「田んぼアート」は、いまや一年間に34万人が訪れるという人気イベントに成長した。
ちょっと遠いけど行って見てみたいですね。
0 件のコメント:
コメントを投稿