2017年7月29日土曜日

平均寿命データ更新で思うこと


平均寿命がまた伸びたが・・・・
あるアンケート調査から
年金や医療、介護保険制度について「高齢者を優遇しすぎか」とストレートに尋ねたところ、最も不満を持つ割合が高かったのは30代。82.5%が「そう思う」「どちらかといえばそう思う」と回答した。20代でも約8割、40代でも約7割が不満を抱いている。
 全体では「高齢者の年金などを賄うための借金のツケを若い世代が負っている」(70.3%)が一番多く、「高齢者がもらえる年金額が今の若い世代が受給年齢に達した時より多い」(58%)と続く。

 70歳以上は5割が肯定したものの、「そう思わない」「どちらかといえばそう思わない」の合計は49.6%と拮抗した。そう思わない理由は「日本の発展を築いたのは今の高齢者だから」(57.3%)、「若者もいずれ現行の社会保障制度の恩恵を受けるから」(27.9%)が多かった。

「そう思う」派のコメント
 「交通費や医療費、年金など一事が万事、高齢者優遇」(28歳女性)
 「高度経済成長期に得た多額の資産をため込み経済を停滞させている」(33歳男性)
  ↑こんな考えがあることに驚き!
 「今の日本に貢献したのは理解するが、現役世代が苦しいと社会が衰退する」(55歳女性)
 「自分達の世代では支給すら見込めず、将来の備えをしたくてもできないから」(37歳女性)
 「働けるのに年金を出す事自体が不公平であるから」(30歳男性)←働かざる者食うべからずということか?

「そう思わない」派のコメント
 「年に比例して社会に貢献してきた」(73歳男性)
 「私達はずっと働き社会を構成し支えてきた。そこインフラにあるからこそ若者が自由に生きられている。年金も十分払ってきた」(62歳女性)←うなずける!
 「高齢者が優遇されなければ将来が不安になるだけだから」(62歳男性)
 「高齢者を優遇しているのではなく若者が冷遇されているだけ」(55歳男性)
 「高齢者である自分自身、優遇され過ぎていると思ったことはない」(68歳男性)←この意見に尽きる 

さて、昨日、日本人の平均寿命が伸びた新聞記事が掲載された。後期高齢者となる日を目前にした私としては「めでたくもあり、めでたくもなし」というところ。


世界一長生きしているのが日本人だと思っていたが、その地位を香港に奪われたのだとか。だが、平均寿命が伸びたことには違いない。何と5年連続で伸びているという。
女性87歳、男性81歳。
私が子供の頃。腰を二つ折りにして杖をついてお寺参りしていた高齢者は、年齢は70歳前後だった。昭和36年に就職した頃、55歳定年退職の該当者は「よくぞ今まで頑張ってこられた」といいたい姿の人たちであった。

現代ではどうか。55歳は青年という感じで、70歳でもボランティア全開の年齢で高齢者というイメージからほど遠い。
なんやかやといえども、素晴らしい時代なのだ。

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