調べてみると、この言葉は千利休の名言だったことをつい最近知った。そして、この言葉に続きがあることが分かった。
「人の行く裏に道あり花の山いづれを行くも散らぬ間に行け」が全文であった。
投資家の心得として前文が広まっているが、中々これを実践できる人間は数少ない。
中学生の頃、親父が短波放送を1日中付けっ放しで、一喜一憂していた。そして今投資している銘柄の解説をした。或る日、急騰している銘柄を高すぎるから空売りしたという。半日ラジオを聞いていてすぐ、その空売りした株を買い戻したこともあった。
そんな環境もあったので、それなりに数ある銘柄から「日本針布」という株を1000株買った。18歳の投資家、50円前後だったから5万円の投資である。
結婚前にはタイムレコーダー製作会社の株を買った。当時、出勤の際は出勤簿にハンコを押した。きっとタイムレコーダーが急速に普及し会社は急成長すると思ったのだ。感が的中し毎年1割の無償増資が続いたのである。配当金は2割の高配当であった。
だが投資額は1000株30万前後だったから儲かっているという実感はなかった。
本格的に株で儲けようと行動を起こしたのが30代の半ば。毎日ダウ平均株価のグラフを付けた。ロウソク線の動きから売り買いのタイミングを掴もうと考えた。だが、思惑と常に反対に値が動いた。
上の図のとおり、自分は普通の投資家なのであった。
大富豪は次のように述べている。
平成初頭のバブル期に100万円を元手に世界一周の資金を稼ごうと投資した。ボロ株を厳選(したつもり)の1万株×3銘柄=100万円だった。
そしてリーマンショックから成長なき20年に突入し今がある。
半値八掛け二割引きが底値だというが、私の場合は半値八掛け五割引きが現在評価額である。競輪・競馬・ボート、いずれも儲けた試しがない。悔しいことに、自分には博才が全くない。
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