2017年6月25日日曜日

石川産の農作物に高評価


ある農産物の規格がある

〇笠の直径が8センチ以上

〇厚みが3センチ以上

〇巻き込みが1センチ以上

〇形は丸く、割れなどがない

この農産物は一体何なのだろう?
正解はブランド名を「のとてまり」という。

超高級ブランドシイタケ、石川県の奥能登で栽培される「のとてまり」である。1箱6個入り3万5000円――。3年前に金沢市中央卸売市場で行われた初競りでは、1個6000円前後の値がついた。この値はもちろんマツタケをも超える。
1箱6個入り35,000円

この椎茸は「noto(のと)115」という椎茸菌を原木に植え付けし、一本から一つしか取れないような貴重な椎茸で、しかもその中で協会に『のとてまり』と認定されるのは収穫量全体の45パーセント程しかないといわれる椎茸である。
能登の気候がシイタケ栽培に適しているからなのだろうが、生産者の並々ならない努力が実を結んだのだろう。

もう一つ脚光を浴びてきた石川ブランンドがある。
そう、「ルビーロマン」である。
この甘くて大きな葡萄の誕生には、知られざる様々な苦難の歴史があるという。 ブドウで生計を立てている農家の願いと、美味しいブドウで育った石川県民の願いをかなえようと、22年も前に、石川県農業総合研究センター砂丘地農業試験場では、「藤稔」という黒色の大粒ブドウから採取した種400粒を試験圃場の片隅に播いた。

1人息子のように大事に大事に育てた幼木は、平成9年頃から実を付け始めた。しかし、400本の樹の中で赤い実を付けたのはわずかに4本だけ。この中から、味、色、房や粒の大きさなどの品質、栽培のしやすさなどの地道な調査を繰り返し選ばれた1本が、「ルビーロマン」の原木となったのである。

1箱110万円で落札
そして、その後も大切に育てられ、種を播いてから品種登録申請(平成17年3月)にこぎつけるまで11年。その間、10数人の職員が“夢を引き継ぎ”育成に関わってきたのである。長い歳月を経て、多くの人の夢と期待を背負って誕生したのである。
農業総合研究センター砂丘地農業試験場でこつこつと努力された関係者の皆さん、本当にご苦労様でした。

最近、京阪神の料亭で加賀野菜が好評なのだという。
魚はのどぐろ。水揚げは他県のものが殆どというが、なぜか金沢の「のどぐろ」を食べに大勢の観光客が押し寄せている。
七尾では「のとふぐ」のアピールに懸命である。人気沸騰を期待したい。

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