2017年6月18日日曜日

永遠にその日は来ないか?トワイライトで豪遊の旅

かつてトワイライトエクスプレスといえば大阪・札幌間を走行した寝台特急列車である。
この列車は29年前の平成元年7月21日に1番列車が大阪駅を出発した。
歴史を重ねたこの列車ではあるが一昨年の2月12日、26年の歴史を閉じ最終ランとなる3月12日の寝台券が、発売の数秒(まさしくアッという間)で完売となった。

下り大阪発札幌行きは1,495.7kmを約22時間、上り札幌発大阪行きは1,508.5kmを約22時間50分かけて運行し、JR分割民営化後としては日本一
の営業キロでの長距離旅客列車であった。上りと下りが13kmも違うとは初めて知った。
金沢駅に停車中
間もなく札幌行き発車
この列車は金沢駅を午後3時40分前後に発車した。糸魚川あたりで日本海に沈む夕日を眺めながらフランス料理を堪能できる!私も乗って食べたかったなぁー。だが、寝台券の購入はいつも高競争率に勝つ必要があった。
シートは全て海側に据えられている
最後部のスイート 贅沢な時間を何人が過ごしたのだろう
さて、昨日(6月17日)、このトワイライトエクスプレスの2代目となる「瑞風」が大阪駅を出発した。 ダークグリーンの「走るホテル」が近畿、中国地方の各地を巡る。
国内の豪華寝台列車は、2013年にJR九州が「ななつ星in九州」の運行を開始。今年5月にはJR東日本の「トランスイート四季島」がデビューしたばかりで、ツアー型の「クルーズトレイン」は競争の時代に入る。


先発のJR九州はブームに火を付けた。安くて30万円、最高額は130万円前後となっており、JR東日本や西日本も高額の価格が設定されている。が、乗車券購入の倍率が7倍以上、日本にも富裕層が大勢いらっしゃるんだなぁーと羨望するのみである。
瑞風の出発セレモニー
餘部橋りょう付近を通過
私は昔々、鳥取から敦賀・金沢を目指して当地を車で走ったことがある。日本一高い鉄橋がここに架かっていたが、老朽化のためコンクリート橋に変わった。手前の橋脚横には当時の線路敷が展望台として整備されている。
旧余部鉄橋
スイートルーム

これが列車か?と驚きの設備である。
一生に1度くらいはこんな旅をしてみたいものだが、その日は永遠に来ないのかなぁ。




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