2019年6月30日日曜日

小学生のプログラミング教育は来年度からだが

昨日(29日)、ジョイナス金沢というところで小学生がロボットを動かすプログラミングの腕を競ったという。
文科省が昨年、小学生にプログラミング教育を導入すると発表して、「へぇー、小学生がそんなことできるんかなぁ」と驚いたり感心したりした。

小学生らがロボットのプログラミングの腕前を競う「2019オリガミチャレンジカップ」が二十九日、金沢市東蚊爪町のフットサル場「ジョイナス金沢」で開かれた。
市内でプログラミング教室「ロボ団金沢駅西校」を運営する、かほく市宇野気の合同会社「Origami(オリガミ)」が主催。同校を含め、県内三つのプログラミング教室で学ぶ小学生らを中心に十八チーム三十五人が参加した。
プログラミングしたロボットが走る様子を見守る子どもら=金沢市東蚊爪町で
難易度別の「ミドル」「エキスパート」の二部門に分かれ、各自がコンピューターでプログラミングした自走式のロボットを使い、指定のコースを走るタイムを競った。子どもたちはラインに沿って進むロボットに声援を送ったり、コースから外れると「あー」とため息を漏らしたりした。

プログラミングを学び始めて一年ほどという能美市寺井中学校一年の横江和昌さん(13)は「初めての大会。プログラミングしたロボットを自由自在に動かせることが楽しい」と話していた。 

時代は変わったもんだと痛感することしきりである。昭和36年の話になるが、職員の前段階である試用員だった頃に、鉄道学園三島分教所で教育を受けていた際に本社見学があった。見学場所は国鉄が最新鋭のコンピューターを導入したというのでそれを見に行ったのである。初任給1万円の頃だったが、そのコンピュータはIBM製の3千万円。まだ半導体はなく真空管だったので、熱を発するため冷房完備の室内に鎮座していた。図体はでかく1台が畳1枚の大きさ。それが2台稼働していた。

映写機のフィルムドラムより大きめのリールが不規則に回転していた。
隣室では40人ほどの女性軍団がキーパンチャーとして忙しそうに作業をしていた。
穴を明けたカードは機械に読ませてコンピュータに送る。
このコンピュータ導入により国鉄で消費される資材調達処理が著しく効率化したと説明があった。
だが当時のコンピュータの性能は現在の自分が使用しているパソコンの処理能力より遥かに小さいのだという。

さて、2020年度からの小学校プログラミング教育の全面実施に向けて、文部科学省では、
 ・「小学校プログラミング教育の手引(第一版)」の作成(平成30年3月)
 ・「小学校を中心としたプログラミング教育ポータル」※を通じた実践事例の発信 などの支援策を実施。 
○ 一方で、手引等を踏まえ、先行的にプログラミング教育の実践に取り組む学校 や教育委員会も増えてきており、これらを通じて、手引における説明の充実や指 導例の追加を行うことが望ましい点も明らかになってきた。 
○ このため、説明の充実や指導例の追加などを行うため同手引の改訂を行い「小 学校プログラミング教育の手引(第二版)」として公表することで、全国の小学 校における円滑なプログラミング教育の実施を支援するもの。 ※文部科学省、総務省、経済産業省が連携して、教育・IT関連企業・団体等 とともに設立した「未来の学びコンソーシアム」が運営するWebサイト

上の写真は東京霞が関ビルで開催された小学生のプログラミング教室だという。
コボルとかフォートランとかいうのを30年ほど前にほんのちょっとだけかじったことがあるにはあるが、どういうわけか「サブルーチン」という言葉だけは忘れていない。
やはり若い頭脳は違うんだなぁとため息が出る歳になっちゃった。



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