2019年6月11日火曜日

見守りサポーターが名乗り出た!

今日の朝刊に、 24歳宮嶋さん、見守り隊員に 金沢・大浦小サポート隊に参加
という見出しがあったので、まだ若い人なのにどうしてそんな心境に至ったのか関心を持って記事を読んだ。というのも、吾が町内の隊員が最近、「足が痛くて」とか、「もう5年以上もやった」とかいう理由で引退される方が増え、みるみる隊員が減少してしまったからなのだ。


川崎市で通学中の児童ら20人が殺傷された事件を受け、大浦小OBの自営業宮嶋祐輔さん(24)=大浦町=は10日までに、「大浦小スクールサポート隊」に加わった。自身の登下校を見守ってくれた恩返しの気持ちを込め、地元での悲惨な事件や事故を防ぐ。高齢化で見守りボランティアが減少する中、同隊は若手を増やす突破口になると活躍に期待を寄せる。

児童とあいさつを交わす宮嶋さん=木越町
川崎の事件で、通学に恐怖を感じる児童がいるのではないかと考えた。宮嶋さん自身が登下校時、同隊員の声掛けに安心感を抱いていたことを思い出し「子どもに安心を届ける手伝いをしたい」と参加を決めた。
事件発生から2日後に、大浦小を通じて平寿彦隊長に意思を伝え、今月2日に入隊が認められた。翌日から、児童の登校時間に学校前や付近の地下道入口に立ち、児童に声掛けしている。元気良くあいさつを返す子どもたちを見て、地域の同隊に対する強い信頼を再確認できたという。

平成18年、小生が町会長に就任した年だが、そもそも町会長の仕事がどんなものなのかを知る必要があった。引継ぎの段ボール箱が5箱。季節ごとの行事、役員会の仕事、その段ボール箱にぎっしり詰まった資料を調べることから始まった。だが、調べるにしても膨大な資料、ひと箱づつ気長に調べようと観念したのだが、町内の安全パトロール隊長からよそと比較して組織が貧弱なので今すぐにでも町会が組織強化に注力してほしいと要望があった。

要員5人で3か所、週3回下校時間に見守りをしているという。ほかの町内の実態調査をしたのだが、小学校周辺の交差点には1か所に数人も配置されていて、町内組織の貧弱さを知った。
で、役員会で実情を話し、役員やそのつてに隊員募集をすることにした。そうすると、なんと28名もの協力者が隊員となって活動を開始した。

それから13年、「もうやめさせていただきます」との申し出を断ることもできず、現在は10名になってしまった。それに町内の隊長だった方が2年ほど前に急病で亡くなられた。
そんな現状から、今朝の記事は本当にうらやましいのである。
「町内の人、是非ご協力を!」と呼びかけたい。

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