2019年6月16日日曜日

日本唯一の神様の大祭

花園校下といえば千坂校下とは森本校下を挟んだ隣の地区に位置している。だから極めて近い位置関係にあるのだが、その校区に波自加彌神社がある。しかしながら、一度その神社に行ってみたいと思ってはいたものの、まだ足を運んだことがない。

この神社は日本で唯一、香辛料の神様をまつるとされるという。名前の由来は、はじかみはショウガなどの古語なんだとか。
昨日のことなのだが、「生姜(しょうが)まつり」の名で親しまれる「はじかみ大祭」が十五日、金沢市花園八幡町の波自加彌(はじかみ)神社で開かれた。地元住民や香辛料を扱う企業の関係者らが、無病息災や商売繁盛を祈った。 

波自加彌神社遙拝所
 四十萬谷(しじまや)本舗や柴舟小出(ともに同市)、永谷園(東京都)などがショウガを使った商品を奉納した。栽培が盛んな高知など四県で採れたショウガも供えられた。

神事を執り行う田近章嗣宮司(手前)ら=金沢市花園八幡町
田近章嗣宮司(61)が神事を執り行う中、参拝者は順に玉串をささげ、神事で清められたしょうが湯を味わった。田近宮司は「ぴりっとした辛さで気持ちを引き締め、いろいろなことにチャレンジしてほしい」と話した。大祭は、奈良時代に干ばつが起きて雨乞いをした際、付近から水が湧き出たことに感謝し、近くに生えていたショウガを献じたことに由来する。


そういえば、御陣乗太鼓で有名な輪島市名舟の言い伝えとなっている上杉謙信能登攻略に 
勝利した村人たちは、これを氏神様の奥津姫(おくつひめ)神のおかげだとして、以来、奥津姫神社のお祭り(7月31日~8月1日)で仮面を着けて太鼓を打ち鳴らすようになり、氏神様に感謝をささげる習わしが始まったという。

来月初旬に開催される宇出津の「あばれ祭り」の起源も疫病を救ったとされる神様のお祭りである。
日本人は無宗教だと西欧人が白い眼でみているというのだが、いやいやどうして、日本人こそあらゆる事象に感謝しそれぞれを神として崇める崇高な精神を有する民族なのである。



0 件のコメント: