2019年6月24日月曜日

「補償運転」?それ何?

前期高齢者とか後期高齢者という名称に違和感を覚えたものだが、既に前期を卒業して後期に入って2年目を迎えた。
先日、同窓会の幹事会があったが、話題は高齢ドライバーの交通事故。あるホテルに20名ほど集合したのだが全員マイカーに乗ってきた。
「そろそろ免許返納」の話は誰からもなかった。全員「まだまだいける」と思っている。
だが、確実に能力が低下しているデータがある。

 アクセルとブレーキの誤反応のデータをまとめたものだが、全年代を通じてブレーキよりもアクセルの誤操作が多くなっている。それに、70代前半、70代後半と誤操作が多くなり、80代になると急上昇に転ずる。

ところが、高齢者ほど自信過剰となるデータもある。

特に前期高齢者が自分の運転を過大評価していることがわかる。そして、前期、後期とも指導員評価と自己評価の乖離が大きい。

今、「補償運転」という言葉がスポットライトを浴びてきた。
なにそれと思ったのだが、ちょっと調べてみたら「なるほど」と思うようになった。


人は誰もが年齢を重ねるごとに「身体機能」が低下してくる。身体能力の低下は自動車の運転にも大きな影響を及ぼすので、いつかは運転を止めなければならない日がくるかもしれないが、できるだけ長く運転するためには「補償運転」を心がけなければならないという。

難しいことは何一つない。
「補償運転」とは、簡単に言えば、自動車の運転に際し、心身の衰えによって危険が生じるのを避けるための安全運転のことである。
特に難しいことをする訳ではないのだ。
   ○夜間の運転を控える
   ○雨の日の運転を控える
   ○長距離の運転を控える
   ○ラジオ・音楽等聞かずに運転に集中する
   ○以前よりスピードを出さない

等、これまでよりもほんの少しだけ気を配り、余裕を持って運転すれば良いだけなのである。 

高齢ドライバーによる自動車事故の続発を踏まえ、小松署は、夜間や体調が悪い時の運転を控えるよう促す「補償運転」を広める県内初の取り組みを始めたという。安全運転のための五カ条「チョイス・ドライブ・マニフェスト」を独自に策定。マニフェストに同意した高齢者に、宣誓書を提出してもらい、安全運転への意識を高めてもらう。

「遠くではなく、近くのスーパーを選んで、体調が悪い時は公共交通機関を使って」。二十二日、小松市花坂町の老人福祉センター・千松閣であった市西尾地区老人クラブ総会で、同署の若宮佑介交通課長が七十人に呼び掛けた。A4判一枚にまとめられたマニフェストを配ると、多くの出席者が宣誓書を書いた。 

マニフェストは
(1)事故の多い通勤・通学時間、夕方、夜間の運転を控える
(2)長距離運転、混み合う場所への運転を控える
(3)体調が悪い時の運転を控える
(4)車を買う時は安全運転サポート車を選ぶ
(5)身体機能の衰えを感じたら免許を自主返納する-の五項目。

今日から早速実践しよう!

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