2018年6月2日土曜日

電車保存会

流線形で鉄道ファンに人気の旧国鉄のボンネット型特急車両。展示は全国で六両のみで、石川県小松市土居原町の公園にある「クハ489-501」もその一つだという。
車体側面の修復がこのほど終わり、四月末の初お披露目会には全国からファンが集まった。「乗り物のまち」の小松市で、この車両の存在は大きい。管理する保存会の岩谷淳平事務局長(42)は「廃車だが、この電車は魅力がある」と強調する。
車両は一九七一年製造。四十一年間、JR北陸線などを「雷鳥」や「しらさぎ」として全国を走った後、廃車になった。


小松市土居原町の公園に保存されている

車両の内部
当時、名古屋~富山間を走行していたのが「しらさぎ」。私用、公務ともに実によく利用した。
実は名古屋から金沢まで乗車した「しらさぎ」で大失敗したことがあった。それは、年末年始の休暇で能登へ帰省した際、中津川から名古屋まで普通電車に乗って、名古屋から「しらさぎ」に乗り換えた。そして自分の席の窓側にあるフックに、ニコンSPという高級品といわれたカメラをそれに引っ掛けた。
しらさぎは米原駅で進行方向が逆になる。米原駅に到着し、座席を回転して進行方向に合わせた。

金沢到着。忘れ物がないかフックを確認して下車。金沢から珠洲行に乗り換えて宇出津に到着した。その時、カメラがないのに気付いた。そーか、米原駅で方向変換したのをようやく思い出したのである。大慌てで宇出津駅の職員に事情を話してカメラが自分の手に戻ることを祈った。翌日、宇出津駅から電話があり、富山車掌区に保管してあるが、カメラのメーカーや特徴を詳しく聞きたいと云われ話したところ、ようやく一致して明日あたり宇出津駅で引き渡しするという。翌日、無事カメラを手にした。

昭和35年3月、高校の修学旅行で大阪駅で写した写真があった。新型特急電車「こだま」号である。良く見るとこの型式と保存車両は同一である。


当時、東京~大阪間が6時間半。だが、この車両は最新鋭だったのだ。
あれから58年も経ったんだなぁ。


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