2019年1月4日金曜日

おせち料理のアンケート調査で石川県が断トツとは!

大晦日になると女房殿はおせち料理を作るため大忙しである。これは両親が能登で元気だった頃、正月になると兄弟5人がそれぞれ子供を連れて実家に来るものだから、二人住まいの家が「子供の夫婦連れ+孫」の24人に膨れ上がった頃の延長線上にある。24人が食べるおせちを作るのが、おふくろと女房の仕事だった。夏には夏祭りで能登地方独特の風習である「よばれ」があるので、この料理も大量に作る必要があった。

おせち料理
 さて、今日は新年が明けて4日目だが、1日にJタウンネットという研究機関が、「おせち料理のアンケート調査」の結果を発表した。
それによると、石川県が断トツという結果が出たらしい。

以下、アンケートから
おせち料理は食べたかな? 黒豆、数の子、田作りにたたきごぼう、カマボコや伊達巻き、栗きんとん......。おせち料理をいただきながら、昼間からお酒を飲んで、寝正月というのも楽しいものだ。
それとも、あなたは「おせち、食べない派」? おせちを作っているヒマなんてなかったし、出来合いのものはけっこう値段がね......と、おせちを食べない人も最近は多い。

そこで、Jタウン研究所では、「おせち食べる?」について、都道府県別にアンケート調査を行った(総投票数273票、2018年11月28日~12月26日)。
はたして、その結果は?
おせち熱がスゴい石川県


結果が、上の円グラフだ。過半数を占めたのは、「必ず食べている」(51.3%)。やはり、「正月といえばおせち」の文化は廃れていないようだ。「基本的に食べるが、食べないときもある」は18.7%、「ほとんど食べない」は24.5%だった。
なんと「1度も食べたことがない」派も5.5%。およそ18人に1人が、生まれてこの方一度もおせちを口にしたことがないという。ちょっと驚いてしまったが、読者の皆様はこの数字どう見るだろうか。

では、地域別に見て行こう。まずは東京から。
「必ず食べている」は40.7%、「基本的に食べるが、食べないときもある」は19.4%、「ほとんど食べない」は34.3%、「1度も食べたことがない」が5.6%だった。全国平均に比べると、「必ず食べている」がやや低く、「ほとんど食べない」がやや高い。「おせち、食べない派」がかなり多めだが、全国平均にほぼ近い結果である。
続いて、特筆すべき結果となった石川

総得票数は31票どまりだったが、「必ず食べている」はなんと96.8%、「基本的に食べるが、食べないときもある」は3.2%だ。「食べる派」は、両方あわせると100%で、「食べない派」は皆無という結果になった。おせち料理に懸ける石川県の熱意には感服するしかない。金沢に伝わる伝統的なおせちといえば、下記のような料理だ。

「かぶら寿司」は、金沢ならではの冬の味覚であり、おせち料理としても重要な一品だ。脂が乗っておいしい寒ブリとカブラをそれぞれ塩漬けしてから、カブラにブリを挟んで麹に漬け込む発酵食品だ。独特のコクや乳酸発酵による香りがあり、酒の肴としても知られている。
他にも、「棒鱈うま煮」「紅白ブリなます」「小鮒の甘露煮」「えびす」「鱈の子付け」など、時間と手間をたっぷりかけた、さまざまなおせち料理があるという。「食べる派」が100%近いのも納得するしかない。

女房がイオンからめずらしいものがあったから買ってきたと見せてくれたのが「ナマコ」だった。近江町で今まで買ったしろものは袋に小ぶりのナマコが数個入っているものだった。今回のそれは体長20cmくらいもあるナマコ。「固いかも知れん」と心配していたがこれがとても美味。娘や孫も「美味しい」と云って食べた。

こんな不気味なものを食べてみた太古の人の勇気を讃えたい。

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