2019年1月19日土曜日

偉大な二人のMIURA

今、注目されている二人のMIURAがいる。
その一人はサッカーのカズ。

51歳の元日本代表FW三浦と新シーズンの契約を更新したとJ2横浜Cが発表した。背番号は「11」で変わらず、昨年に続いて午前11時11分に発表された。米領グアムで合宿中の三浦は「1試合でも多く出場し、1分、1秒無駄にすることなく、全力で日々のトレーニングに臨んでいきたい」との談話をクラブを通じて出した。2018年シーズンは、Jリーグの最年長出場記録を51歳8か月9日に更新するなど9試合に出場したが、無得点だった。

今年で52歳になる
1982年12月、私立静岡学園高校を1学年修了を待たずに8カ月で中退し、ブラジルに単身で渡航してCAジュベントスに所属した。当時の三浦は身長が低く、テクニックは持っていたものの他に一流と呼べるような強みはなく、指導者達はブラジルでプロのサッカー選手になりたいという三浦の夢は実現不可能だと考えていた

3年間ほど練習に励んだが思うように成果が発揮できず、諦めて帰国しようと思っていたところ、リオの公園で現地の貧しい少年達がサッカーをしている様子を見かけたことが、帰国を思い止まる切っ掛けを作ったという。

三浦曰く、その少年達の中には裸足の子や片足がない子もおり、ボールも古く汚いものだったが、皆楽しそうにボールを追っており、その様子を見て、「自分には両足も、スパイクも、いいボールもある。何を俺は贅沢なことを言っているんだ」と思い、帰国を思いとどまったとのことである。

三浦知良の功績には議論の余地がない。彼は日本サッカー界に誕生した最初のスーパースターだ。イタリアのセリエA、ディナモ・ザグレブ、ブラジルの複数のチームでプレーしたことがあり、アジア年間最優秀選手賞に輝いたこともある。 
そのカズが51歳で契約更新したという。たいしたものである。

さて、もう一人のMIURAさんは、現在、南米大陸最高峰アコンカグア(標高6961メートル)の登頂とスキー滑降に挑む行動中なのだ。
プロスキーヤー三浦雄一郎さん(86)の遠征で、三浦さんの事務所「ミウラ・ドルフィンズ」は16日、予定ルートを変更すると発表した。当初登るルートとしていた氷河の状態が不安定で登山に適さないと判断。一般的な尾根伝いのルートに入って山頂をめざす。


当初は山頂付近に残るポーランド氷河を登る予定だった。だがルートを視察した遠征隊メンバーや現地ガイドが、氷河のところどころが非常に硬くなっていることなどを確認し、代わりのルートを検討した。予定通り進めば、登頂は現地時間の22日になるという。 


滞在している標高4200メートルのベースキャンプから18日にヘリコプターで発ち、標高5580メートル付近で降り立つ。その後、尾根伝いの一般的なルートに向けて歩き、先に歩いて登る次男の豪太さんら遠征隊メンバーと合流。標高5870メートル付近にテントを張って宿泊する。19日から、高度を徐々に上げながら3泊して移動し、22日の登頂をめざす。

自分より10歳も年上の三浦さんだが、気力、体力とも遥かに自分を超えている。
何せ80歳でエベレスト登頂を果たしている。ギネスブックにその名が掲載されているという。
アコンカグア登頂の成功を祈りたい。

二人のMIURAさんに脱帽!




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