2019年1月23日水曜日

認知症高齢者と暮らす家族に朗報

町内のある人が「七尾の親戚のおばあちゃんが行方不明になって1カ月たった。旦那さんの職場や近所の人総出で捜索したが見つからなかった」と話された。
認知症になっている人が行方不明になったという話は他でもよく聞いた。そして1日くらい経ってとんでもない場所で見つかったケース多い。

近所の人が行方不明になって、半日後に西金沢付近で見つかったという。また、ある人は宇ノ気あたりで見つかったという。どうしてそんな遠方まで行ったのか不思議に思う。ただひたすらに歩くからだろうか。
2年前に親父さんを亡くした人が曰く、「うちの親父も夜中に徘徊して困った。ケガをして見つかったことや、衣服を泥だらけにして帰ってきたこともあった」という。

先日、新聞にこんな記事が掲載された。
徘徊高齢者、捜索アプリ…金沢市
金沢市はスマートフォンの専用アプリと、身に着けたICタグを連動させることで、認知症で徘徊する高齢者の位置情報を確認できるシステムの運用を今月からはじめた。家族だけではなく地域全体で高齢者を見守るのが目的。市長寿福祉課によると、ICタグで高齢者の居場所を確認する取り組みは、県内で初めての試みという。

ICタグを身に着けた高齢者が自宅を離れると、自宅の受信機が反応し、家族にメールを送信。その後、街中などで、専用アプリを入れたスマホを持つ市民と高齢者がすれ違うと、自動的に位置情報が専用サーバーに記録される仕組みだ。

家族や民生委員などは、サーバーに記録された位置情報をもとに、高齢者を捜索することができる。
市は、金沢駅や交差点付近など人通りが多い約50か所に受信機を設置する予定で、ICタグを身に着けた高齢者の位置情報を特定しやすくするという。

市によると、徘徊の可能性があるとして、氏名や身体的特徴などの情報を登録している高齢者は約200人。専用アプリは市ホームページから無料でダウンロードできる。ICタグを購入すれば、月額300円でシステムを利用できる。
同課の山下慎一課長は「アプリをダウンロードしてもらえれば、スマホを持つ中高生でも参加してもらえる。地域で見守りネットワークを作り、みんなで支え合う社会にしたい」と話している。

こんな機器ができて徘徊する老人と一緒に生活している人には朗報である。
もう少しはやくできれば良かったのにと思う。



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