2019年1月1日火曜日

吹けば飛ぶような蝶の物語

皆様 新年明けましておめでとうございます。

大晦日の新年を迎えるまでの過ごし方がすっかり変わってしまいました。
子供の頃はラジオから流れる「紅白歌合戦」を聞き、高校時代からズーっと2,3年前までTVで紅白を見て、「ゆく年くる年」の除夜の鐘をききながら新年を迎えたものです。それが、孫が高校生になったころから紅白は見なくなってしまった。番組そのものが我々の年代に合わなくなったこともあって、孫たちやその親たちは「尻たたき?」がいいようです。
で、自分はパソコンいじりで時間を過ごして、新年を迎える10分前くらいに居間に行って新年を全員で迎えることにしています。

今日はいつも5時頃に配達される新聞が8時になっても来なかった。9時過ぎ、ようやく分厚い新聞が配達された。余りの重さに手間取ったのかな?
朝刊で目を引いた記事があった。それは「アサギマダラ」という蝶に関する記事である。


あの吹けば飛ぶような蝶が2千キロ以上も旅をするという。本土から海を越え沖縄で一休みして台湾まで飛ぶ凄いことをしている蝶なのだ。


アサギマダラ はタテハチョウ科マダラチョウ亜科に属し、前羽が4~6センチほどの大きさで、羽を広げると10センチ前 後になる。黒と褐色の模様と、ステンドグラスを思わせる透けるような薄い浅葱(あさぎ)色の斑(まだら)紋様の羽を持っている。胸にも特徴 ある斑模様があり、これが名前の由来である。

アサギマダラを有名にしたのはその渡りのすごさだ。春から夏にかけては本州等の標高1000メートルから2000メートルほどの涼しい高原地帯を繁殖地とし、秋、気温の低下と共に適温の生活地を求めて南方へ移動を開始し、遠く九州や沖縄、さらに八重山諸島や台湾にまで海を越えて飛んでいくという。海を渡って1000キロ以上の大移動である。台湾・陽明山まで2100キロの飛翔になる。 


冬の間は、暖かい南の島の洞穴で過ごしているのだとか。新たに繁殖した世代の蝶が春から初夏にかけて南から北上し、本州などの高原地帯に戻るという生活のサイクルをきちんと守っているのだ。季節により長距離移動(渡り)をする日本で唯一の蝶なのである。
台風や雨の予知能力が優れているという。紙きれのような体質なのに恐れいってござりまするである。白峰あたりに行けば見つけることができるかも。

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