2017年3月5日日曜日

続・東京漫歩:寅さん

今から14年前となった平成15年4月、親戚の結婚式で再び東京に行く機会があった。
結婚式の翌日、すぐ金沢に帰るのは余りにも芸がなさすぎるということで、寅さんの舞台だった柴又に行ってみようということになった。
東京駅から最も時間のかからないアクセスを調べた結果、常磐線金町駅まで電車に乗ることにした。
歩いたルート
金町駅から帝釈天までほぼ一直線。この道路と並行して京成電鉄の線路敷がある。帝釈天まで2km余り。やがて左手に金町浄水場が見えてきた。この浄水場を通り過ぎるまでかなりの歩数を数えた。
浄水場の取水箇所はすぐ裏手の江戸川である。かつてこの川の汚染が極めて危険なレベルに達していた。そのため「日本一まずい水」と評価されていた。下水道施設の整備が進み江戸川も本来の姿に戻ると共に、取水した水をオゾン浄化方式を採用した結果、ボトルウォータ「東京水」として販売するまでになった。

その隣に帝釈天の参道入り口がある。
寅さんが歩いた商店街
そこを通り抜けると帝釈天となる。

今にも和尚さんが出てきそう
ここは比較的観光客は多くなかった。このお寺の裏に「矢切の渡し」がある。そこまでは行かずにUターンして再び商店街をあちこち覗き歩いた。
だが、寅さんの撮影に使われた店は判然としなかった。しかし、おいちゃんやさくらがこの近くに住んでいるように思った。
商店街を過ぎると直ぐ京成柴又駅に出る。
フーテンの寅さんもこの駅から全国各地へ旅立ったんだろうな。
柴又駅から電車に乗って20~30分で地下鉄に乗り換えた。地下鉄は汐留で下車した。
この汐留地区はJR貨物基地だった場所で、現役時代に現場見学に訪れたことがあった。
線路が撤去され再開発を待つ状態
ここがどのように再開発できるのか関心を強く持っていた。
汐留駅の地上に出た時、「オォー」と歓声が上がった。そこは別世界に生まれ変わり、超近代的な街並みが輝いていたのである。バブル景気に沸いた頃とほぼ同時期に再開発されたが、「地上げ屋」がつきものとされた都市再開発ではあるが、この地区には一切暗躍する場がなかった。
シオサイトと命名された
ここに「ゆりかごめ」の始発駅がある。それに乗ってお台場に向かった。「ゆりかごめ」からの眺望も天下一品。ぐるぐる回ってレインボーブリッジを通り過ぎると間もなくお台場駅に到着する。
大型物販店がひしめき、フジテレビの社屋が目立つ存在である。
自由の女神もある
別の機会にフジテレビ社屋に入場したことがあった。ビルの高層部にTV放送室の内部が解放されていて、今にも放送が開始されるかのような見ごたえがあった。

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