2017年3月12日日曜日

長崎から船に乗って佐世保についたー♬(その2)

朝8時30分までに長崎港旅客ターミナルに集合した受講者100人前後は、チャーター船桟橋に向かった。
船のチャーター主は講習会の主催者である全国建設技術者協会である。

この協会は、全国の地方公務員(県及び市町村)の土木技術職員で構成されている。協会は毎年全国主要都市において、行政上必要な技術と知識の向上を目的とした講習会が分野別で概ね10か所で開催されている。

平成10年、県の外郭団体に転職したのだが、その機関の職員は年2回、自分が関心のある講習会に参加しても良いと聞かされたので、講習内容は二の次として、北海道から沖縄まで行くことを密かに決意。そして平成10年度は青森・盛岡、以降、郡山・新潟・東京・岐阜・明石大橋・しまなみ海道・広島・佐賀と回って今回の長崎・佐世保となった。退職までに北海道を除いては沖縄までと、密かな計画は成し遂げることができたのである。

さて、チャーター船は小型なので満員御礼といった状態で佐世保まで6時間の船旅。長崎港を9時に出航した。
航路
長崎は造船の町。三菱造船所で戦艦武蔵が建造されたところでもある。その造船所で豪華客船ダイヤモンドプリンセスが建造中であった。
ダイヤモンドプリンセスのすぐそばを通った
暫く行くと架橋工事現場が見えてきた。
現場見学も講習会の目的
船はやがて湾外へ
もうすぐ湾外となる場所でこれも建造中の豪華客船サファイアプリンセスを見ることができた。
完成した吊り橋を過ぎて湾外となった
湾外を出て5時間ほどは大海原。さすがこれには退屈した。
ようやく日本海と大村湾が繋がる海峡に差し掛かった。海峡は狭いので干満の差による潮流は、渦を巻き飛沫を上げて豪快だという。我々が通過したときは小さな渦ができている程度であった。
西海橋通過
船はハウステンボスがかすかに見えるところでUターンした。
バイパスの橋脚が工事中であった
現在はバイパスが供用されている
やがて佐世保湾に入った。海上自衛隊の自衛艦が何隻も見えてきた。
佐世保港に到着
佐世保市は、かつて旧海軍四軍港(横須賀・呉・佐世保・舞鶴)の一つとして鎮守府が置かれ、現代でも自衛隊や在日米軍の基地として伝統を受け継ぐ、造船および国防の町として知られる。また、西海国立公園に指定されている九十九島や日本最大級のテーマパークであるハウステンボスに代表される観光都市でもある。

海岸の直ぐ近くに佐世保駅がある。ここは高架化したばかりで、駅やショッピングセンターもぴかぴかの状態であった。
ホテルから佐世保湾の眺望
あくる日はトンネル工事現場を見学してから九十九島めぐりの観光船に。
観光船
九十九島全景
晴天に恵まれ素晴らしい景色を堪能することができた。
午後になり現地解散。列車に乗り長崎空港へ。そこから伊丹→新大阪→金沢と全行程が終わった。


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