2023年2月14日火曜日

寿命の競争相手

電波で日本標準時を示すようになったのはいつ頃だろうか。20年前、ムサシの時計を並べたショーウインドウを覗いたら、その電波で正確な時刻を表示すると表示してある時計が並べてあった。そんな機能がある時計を初めて知った。ショーケースの中を覗いて目に留まった時計はシチズンだった。なおかつ、自動巻きではなくソーラーだからとても便利と謳ってあった。

現在のシチズン電波時計(ソーラー) 39,800円

値段は9,800円、これは安いと思った。独身時代にセイコーの腕時計を買った値段は28,000だった。当時の基本給は13,000円前後だったので2か月分の給料では買えなかった。それが、40年後の価格で9,800円。買わなきゃ損!とばかりその時買ったのが今でもきちんとその役目を果たしている。

20年間正確に時を刻んでいる

この堅牢さに脱帽である。1万円もしなかった時計が、今だ機能をきっちり果たしている。
数十万円の腕時計をしている知人がいるが、少しも羨ましいと思ったことはない。寿命はいつか、何だか自分と競争相手のように思える。

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