2022年3月13日日曜日

底設導坑先進上部半断面掘削工法

昭和47年の写真で、カラーでないものがあった。その写真は、広島県大野町地内の山陽新幹線大野トンネルの導坑掘削で、破砕帯に遭遇したという連絡を受け、現場に急行した際の記録である。

いつ何時大崩壊するか分からない「切羽」だが・・・
ここへ辿りつくには、50m間前後にわたり崩壊した土砂が溜まっている中をやっとの思いでここまで足を運んだ。作業員二人が調査中だった。突然圧力水が土砂と共に噴出するかも知れない状況下でも、作業員は黙々と作業を続けた。恐怖心を持ったが逃げ出すわけには行かない。
状況報告後に幹部を交え緊急会議が開かれ、対策を検討した結果、薬液注入で土砂崩壊を防止することになった。
数日後、収まり傾向になったのでこの先端部分をコンクリートで塞ぐ(バルクヘッド工)ことに決定した。このままでは工事が遅延するので、破砕帯を直角方向に横断する迂回坑を設け掘削を続行することにした。
この破砕帯対策で工期が4ヶ月も遅れ、開業日にずれが出るかも・・・と心配された。

上部半断面掘削が破砕帯に到達したが、問題は発生しなかった

底設導坑掘削ジャンボの稼働状況をチェック中

帰路、もうすぐ出口だ、無事でよかった!

その約1年後、無事貫通式を迎える事が出来た。

広島新幹線工事局長の貫通スイッチ「ON」

貫通点で担当者が記念撮影

AIカラー化作業はこれからも続く。

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