2020年3月10日火曜日

宴会場を昼食付きで自習室に(柿木畠あまつぼ)

検査できる場所が少ないので公表感染者数の実態は10万人以上・・・という記事を見た。ひょっとしたらそうかも・・・と思う。今朝の数字はいつもより大幅に増えた。七尾のクリニックではデマを流され患者が激減したという。不安は風評に流されやすい。

そんな不安が渦巻く市中だが、今朝の新聞に心温まる記事があった。
見出しは 宴会場で自習どうぞ 金沢・柿木畠の料理店 臨時休校の中高生に・・・と、あった。この店には何度か足を運んだことがある。粋な計らいをしたものだ。

金沢市柿木畠の料理店「あまつぼ」は9日、宴会場を中高生の勉強スペースとして平日限定で提供する取り組みを始めた。新型コロナウイルスの影響で、市内をはじめ各地で臨時休校が始まる中、集中して自習できる環境を整えて、子どもを預かることで働く親を助ける。無料で食事も振る舞い、助け合いの輪を広げる。 
使うのは2階の30畳、3階の40畳の宴会場で、受験生を中心とした中高生が対象となる。人数は20人までとし、平日の午前10時から午後4時まで自習に活用してもらう。事前の申し込みが必要となる。
急きょ臨時休校が決まったことで受験生の学習する場所がなくなったり、働いている親が仕事を休んで子どもの面倒を見なければいけなくなったりしているのを見かねた雨坪(あまつぼ)毅樹社長が企画。知人や会員制交流サイト(SNS)を通じて利用を呼び掛けた。
初日は、中高生8人が勉強道具を持ち込み、3階で机を並べて自習に励んだ。友人と一緒に利用した泉丘高1年の男子生徒(16)は「家だと何となく集中しにくいのでありがたい。友達と一緒なのもうれしい」と話した。 

こんな粋な計らいは他にもあった。

カフェで勉強に励む受験生
新型コロナウイルスの感染拡大を受け図書館などの学習室の閉鎖が相次ぐ中、栃木県さくら市喜連川のカフェ「HAYAKIKAZE cafe」は4日から、大学受験生に勉強スペースを無料提供している。きっかけは、男子高校生からの「そちらで勉強させてくれませんか」という一本の電話。カフェを統括する石川美紀(いしかわみき)さんは「受験生のために、今できる最大限のサポートは何かと考えた」と話す。

高校生がこの店に電話したという。先ず「云ってみる勇気」を称えたい。そしてサポートしたいという店の心意気が通じ合った。
いい話に心がほっこりした。

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