2019年3月28日木曜日

ネット募金二カ月で目標額到達

インターネットを始めたのが平成15年頃だから、まだ20年にも満たない。平成18年に「頼むこっちゃ、町会長引き受けてくれ」と前任者から泣くようにせがまれて1年だけならと云ったら、「うんうん、そんでいいさかい」となって1月に就任した。
町会長の最大の仕事はコミニュティの強化なのだが、どんな方法でどうすれば早く強化できるか悩んだ。その頃、一般家庭にもインターネットやメールをする人がボチボチ増え始めた。

そーだ、これからの時代はネットだ、これをコミュニティ強化のてだてにできない筈はないという思いに至った。そして4月に高齢者を対象にした町会独自でパソコン教室開設に漕ぎつけた。パソコンができる役員をヒヤリングした結果、幸いなことに3人の副会長が出来ることが分かった。
町会で32吋ディスプレィのパソコンを購入し、公民館から5台借用、自分の家からノート1台、それに持参できる人と16名の受講生の教室がスタートした。

町会集会所でパソコン教室
7月に所定のカリキュラムが終了して受講生や町会役員を含め20数名の会員で「荒屋団地ネットサークル」を組織した。

それから十数年経た今日、スマホを持たない人を探すのが困難となるくらい普及し、「インスタ映え」云々という新語も誕生した。
こんな世相を反映して、ネット募金があちこちで行われるようになり、信じられない額が信じられない速さで目標を達成するようになった。

1月末にこんな記事が掲載された。
事業資金の支援を求める武藤社長=羽咋市の神子の里
羽咋市のブランド米「神子原米」を使い、地元の農産物直売所が地域の酒蔵と連携する酒造りが始まった。1日からインターネット上で事業資金も募る。自然豊かな里山の棚田と里の営みを後世に伝えるプロジェクトの第1弾となる。

神子原米の純米大吟醸造りは、同市神子原町の直売所「神子の里」と同市大町の御祖(みおや)酒造が取り組む。ローマ法王に献上したことでも知られる神子原米のうち、最上級の新米の「心白」を使い、米を育てた碁石が峰の雪解け水の清流で醸し、能登杜氏の横道俊昭氏が仕込む。
インターネット上で事業資金を集める「クラウドファンディング」では出資金に応じて、純米大吟醸酒「神子―Son of God―」(4合瓶)や生酒「神子雫―Son of God―生酒」(2合瓶)、神子原米、棚田のオーナー権、神子の里の商品券、カフェ「神音」のランチ招待などの特典がつく。

担い手の高齢化や減少で耕作放棄地が増える中、住民によるまちおこしへの応援を求めており、武藤一樹社長は「100年後へつないでいくプロジェクトのスタートで、私たちの大きな第一歩に皆さんの力添えをいただきたい」と話した。


それが昨日の新聞で今月26日、その募金額に到達したという記事が掲載された。

神子の酒粕 どうぞ 羽咋の直売所 募金400万円突破
インターネットを用いた小口の募金「クラウドファンディング」を活用し、純米大吟醸酒造りに取り組む羽咋市の農産物直売所、神子の里は「神子の酒粕(さけかす)」の販売を始めた。鼻に抜ける爽やかな香りが特徴で、武藤一樹代表取締役(43)は「お酒をお待ちいただく間に、期待を膨らませてもらえれば」と話す。

募金は、二月一日から受け付け、二週間で当初目標の二百万円を達成。総費用の四百七十万円を賄うべく、倍額の四百万円を新たな目標に設定したが、二十六日までに突破。二十九日が期限で、引き続き受け付けている。


聞くところによると、金沢のある人が80万円もポンと出してくれたという。
ふるさと納税も予定額をはるかに超え、国からの交付金が全額カットされる自治体もあるのだとか。
いやはやネットの威力は凄いと認識を改めた。

0 件のコメント: