2019年3月2日土曜日

羽咋市の傑出した二人の人材

どういう訳か、ここ数年もの凄い勢いでイノシシが増え続け、農作物の被害に悲鳴があがっている。自分が子供の頃、能登にイノシシがいるという話は聞いたことも見たこともなかった。去年は旧柳田村でも熊が出没しているというニュースにも接した。
やはり里山の手入れがおろそかになっている影響なのだろう。

ところで、3月に入って今日は2日となったが、今月はある強化月間だという。
羽咋市でイノシシの狩猟や食肉処理事業をしている「のとしし団」の取り組みが次々と高い評価を得ていることから、看板商品としている同市の道の駅のと千里浜は、三月を「月間のとしし」と位置付け、新商品発売や特売を企画するという。 

道の駅千里浜
昨年、農林水産省の「ディスカバー農村漁村(むら)の宝」のジビエグルメ賞を受けたほか、先月は「第三回日本猪祭りin東京」で準グランプリを獲得している。のとししは、道の駅開業当初からの主力商品だ。

今回は、「のとししコロッケ」を新発売。市内で自然栽培に取り組む新田聡さんの原木シイタケを練り込んだ。味付けは、ソースではなく塩にすることで、風味をより感じられるように。トリュフで香り付けした。 


また、自然栽培の農家自らが、羽咋米を使った「のとししライスバーガー」を用意。道の駅の看板二商品がタッグを組む。

イノシシの肉がふんだんに
今後は、ピザや塩こうじ漬けの串焼きを新発売する予定。また、期間中、のとししを使った商品を購入した人を対象に、ビンゴカードを配布する。すべてそろうと、先着三人に羽咋米五キロが贈られる。  野間仁駅長は「のとししの活躍を知ってもらうとともに、おいしく味わうことで応援してほしい」と期待を込めた。 


しし肉おにぎりも好評

平成25年5月1日、羽咋市が 来たれ!熱意ある人財!「道の駅」駅長候補者募集
という広告文書を発行した。
「(仮称)道の駅はくい」は、のと里山海道千里浜IC周辺に羽咋市のシティセールスを行う場として「休憩施設」「情報発信施設」のほか、農産物直売施設、飲食施設など「地域振興施設」の整備を進め、平成29年中のオープンを目指しています。

民間企業等で培った知識や経験などを発揮し、地域振興への熱意を持って「道の駅」全体の運営を担う人材を募集します。

これに手を挙げたのが駅長の野間 仁さんである。
車で走れる砂浜「千里浜なぎさドライブウェイ」近くに一昨年7月オープンした道の駅「のと千里浜」(羽咋市)で、駅長を務める。一押し商品は、無肥料・無農薬・無除草剤の自然栽培方式で作った「羽咋米」や野菜と、その加工品。約500の陳列商品を季節に合わせてがらりと変え、「地域の畑を反映した、日常とは異なる道の駅」を実現している。さらに、ディスプレーや駅建物に可愛らしさを取り入れ、食への意識が高い子育て世代の女性をひきつける。
横浜市出身。大学卒業後に東芝に入り、18年間、広告を担当した。さすがお役人上がりの人ではないだけあって、その経営手腕は並人ではないのだ。オープンして1年も経たないうちに来店者が20万人を超えたという。先日は同じ羽咋市の限界集落を活性化した高野誠鮮さんについて取り上げたが、最近の羽咋市は素晴らしい人材に恵まれている。益々のご活躍を期待したい。

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