2018年1月25日木曜日

金沢で発明された融けないアイス

総務省の家計調査によると、金沢市は1世帯あたりのアイスクリームの年間支出額が全国1位。なんと金沢市民は、自宅に専用の冷蔵庫も常備するほどのアイス好きなのだとか。アイスにもいろいろなアイスがあるが、気温40度の状態で3時間置いても形を崩さない「溶けない」アイスクリームを使ったぜんざい(税込み700円)が、金沢市のひがし茶屋街の「金座和(かなざわ)アイス金沢東山店」で人気を呼んでいる。冷たいアイスと、ぜんざいの熱さが口の中で共存し、不思議な感覚。店を訪れた客には「こんなの初めて食べたわ」と好評だという

熱いぜんざいにアイスが入っている!
冬季のホットメニューの一つとして開発され、昨年十一月ごろから販売が開始された。同店の舟田卓見さんは「溶けにくいアイスだからこそできる商品。ホットメニューの中でも人気がある」と自信を見せる。最近では多い日で二百人ほどの客が訪れているという。

舟田さんは「石川県には寒い時期にアイスを食べる習慣がある。暖かい店内で冷たいアイスや、アイスを使ったぜんざいを楽しんでほしい」と来店を呼び掛けていた。 
この店舗は築150年の町家を改修し、健康食品や医薬品開発に取り組む金沢大学初のベンチャー「バイオセラピー開発研究センター」が初出店したもの。この製造方法は14年に特許を取得し、町のにぎわいづくりに貢献することを目指したという。
太田教授は過去20年間で、食品製造や環境保全技術などに関する約40の特許を取得し、うち金時草パウダーなど10種類の研究成果を商品化した。
東山の店舗
 以下、教授による解説
アイスクリームは3つの要素からできています。牛乳やクリームの油脂分、空気の泡、氷の粒(氷晶)ですね。この3つがうまく混ざった状態でアイスクリームのおいしさは作られています。ところが、温度が上がると氷の結晶が溶けて水になり、そのために空気の泡もつぶれ、脂肪分も一緒に溶けてしまうんです。これが、アイスクリームが溶けてしまう理由です。

こうした溶け方を防ぐために、金座和アイスにはイチゴのエキスを入れています。氷の結晶が作られる前に加えることで、イチゴエキスに含まれるイチゴポリフェノールが、アイスの材料の中に含まれる水分と油脂分とを橋渡しして、水分と空気の細かな泡を油脂が膜状に取り囲む状態になります。この状態で凍らせると、温度が上がっても水は油脂分に取り囲まれているので溶け出してこず、「溶けないアイス」が実現されるのです。



現在『金座和アイス』が食べれるのは、
金沢市『金座和アイス』本店と、大阪梅田支店、東京原宿支店と、水木しげるロード内『もののけ本舗』2Fと米子薫製バー『ibushi』だけとなっているらしい。

熱いぜんざいをフーフーしながらアイスを食べるのもおつなものかも。


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