2018年1月10日水曜日

地理的歴史的お国柄

昨日9日、河野太郎外相は、韓国政府の慰安婦問題に関する発表を受け、「日韓合意で『最終的かつ不可逆的な解決』を確認したにもかかわらず、韓国側がさらなる措置を求めることは全く受け入れられない」と反発した。
そのうえで「日韓合意は国と国との約束だ。合意の着実な履行は国際社会に対する両国の責務だ」と語り、韓国側に合意の履行を要求した。

日韓併合が終戦で解かれ朝鮮戦争を経て韓国は国連軍の強力な支援で独立した。日本敗戦を機に韓国は戦勝国気取りで李承晩ラインを独断で引いて竹島を取り込んだ。70年以上を経過した現在まで、韓国政府が先頭だって慰安婦問題、竹島問題、軍艦島、三菱強制労働問題等を日本に「謝罪と賠償」を要求し続けている。

一方、最近機密指定を解除された米公文書を調査したある教授が、米軍が沖縄を拠点とした九州や本州の空襲実態を公表した。
それによると、終戦までの3カ月間で九州など計13県の65カ所以上が標的となり、約7千トンもの爆弾が投下されたという。


7000tの爆弾を投下したB24爆撃機
東京・大阪のみならず、日本全国の中小都市でさえ無差別爆撃で何百万人もが殺された。
広島・長崎の原爆投下では30万人以上が一瞬のうちに亡くなった。
もう一昨年になるが、オバマ大統領が広島の原爆死没者慰霊碑に献花した。そのあと被爆者が大統領と抱擁した。抱擁された被爆者は「感激した」と述べた。

終戦と同時に何十万という進駐軍が日本全国に配置された。米軍人による犯罪も多発した。
だが、日本人はあれほど「鬼畜米英」であったアメリカという国を憎むどころか、尊敬の眼で眺めた。それは今日も続いている。

この国民性の違いは一体何なんだろう。
韓国思想史専門家の小倉紀蔵氏は、
「<ハン>という韓国語に最もよくあてはまる日本語は、「あこがれ」なのである。もちろん<ハン>には『恨み』という意味はあるのだが、単なる恨みではなく、そこにはあこがれの裏打ちがあるのである。・・・そして<ハン>は上昇へのあこがれであると同時に、そのあこがれが何らかの障害によって挫折させられたという悲しみ・無念・痛み・わだかまり・辛みの思いでもある」という。

呉善花氏は
「日本では、怨恨の『怨』も『恨』もだいたい同じ意味で使われていると思います。しかし韓国の『恨』は、韓国伝統の独特な情緒です。恨は単なるうらみの情ではなく、達成したいけれども達成できない、自分の内部に生まれるある種の『くやしさ』に発しています。それが具体的な対象をもたないときは、自分に対する『嘆き』として表われ、具体的な対象を持つとそれが『うらみ』として表われ、相手に激しき恨をぶつけることになっていきます」

また、ある人は、
「恨」とは「恨み辛みや不満を生きるエネルギーに転換した状態」のことで、朝鮮民族特有の精神構造である。
確かに、ネガティブな感情が生きるエネルギーになることはあるが、そういう人間、民族や国家は、必要以上に攻撃的、非理性的になる。民族が団結するためにも、必ず憎悪の対象が必要になるからだ。



なるほどと思うのである。


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