2017年5月28日日曜日

もうすぐやってくる百万石まつり

百万石まつりが来週に迫ってきた。
6月2日(金)は金沢神社や成巽閣で行われるお水取りの儀式や洗筅供養から始まって、浅野川で加賀友禅灯ろう流しがある。また、広坂緑地では市内の5年生・6年生9千人が一堂に集まってちょうちん太鼓行列の出発式が行われる。
私はちょうちん太鼓行列と大名行列に実際参加したことがあるので、その体験について記したい。

名行列の前日午後7時から行われるちょうちん太鼓行列の出発式は、広坂迎賓館前の広場に全市内の高学年(5,6年生)が集合して実施される。この組織は金沢市少年連盟で、9千人が集まって実施される出発式は実に壮観である。会場まで各校下の少年連盟の役員が引率して来る。遠方の校下は観光バスでやってくる。
殆どが集合した開式前
セレモニーは市長や市議会議長の挨拶のほか、教育長、少年連盟会長の挨拶が続く。
最後に万歳三唱となる
セレモニーが終了すると、校下少連ごとに順次出発する。人数が多いので出発までかなりの時間がかかる。
出発の頃は夜の帳が降りてちょうちんの灯りが美しく揺れる。
市役所の前に差し掛かると一斉に「金沢市バンザーイ!」とちょうちんを一斉に高く掲げる。
子どもたちはきっと大きくなっても金沢市に誇りを持ち続けてくれることだろう。
香林坊から方向別に分かれて行進する。
我々は約3km弱の行進で公園広場に到着し整列後、学校長の挨拶で解散となる。

翌日は大名行列が実施される。行列参加者は朝から商工会議所に集合し着付けが行われる。
十数名の家老級のメンバーは各校下の町連会長がその任にあたり、足軽級は校下町連役員2,3名が選出されて構成される。家老役をやる人は、毎年同じ家老をやるのが暗黙の了解となっているようだ。

着付けや美容師は京都の専門家なのだ。会場一杯に衣装や道具が並べられて着付けが終わるのに長時間かかる。
3時間くらい経った頃、隣接するお寺の敷地に全員が集合し、路上演技の訓練が実施される。
訓練を終えて記念写真撮影
ここから金沢駅前地下広場へバスで移動する。ここでは女性群の踊りの練習や消防団員の点呼が行われ、あの広場が所狭しと埋め尽くされる。
約2時間後、金沢ホテル前の出発点へ移動する。
待機中
孫が応援に来てくれた
ここでも路上演習。100mくらい旗竿を持って往復全力疾走せよという。それだけでどっと疲れが出るのである。
ここでも1時間くらい、ようやく出発となった。駅前、武蔵、南町、香林坊、市役所の前で演技。風で旗竿が倒れそうになったり、わらじが擦り切れてしまったりと、見ている者とやっている者の大きな違いは、やった者しかわかんないだろなぁ。
粛々と隊列は続く
金沢城内では演技がなかったので実にホッとしたのである。
後日、事務局から出演料が送られてきた。金10,000円也。もう一度出演して欲しいと頼まれても丁重にお断りしたい。だが、貴重な体験で一生の思い出になっている。
百万石まつりバンザーイ!

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