2017年5月20日土曜日

人生下り坂最高!

人生下り坂最高!このフレーズは火野正平が自転車で、長い登坂を登り切って下り坂を風を切って走行しているときに発する言葉である。
御年66歳の火野正平が息を切らせてハアハア言いながら登板するのだが、頂上で一服してから一気に下るその時にこの言葉が自然に出るのだ。

2,011年から日本列島を縦断すること3回目となるNHKの人気番組「にっぽん列島縦断こころ旅」である。
火野正平を先頭に監督、カメラマン、自転車の保守要員等の5人が一列になって全国を走り回っている。
この番組の魅力は先ず火野正平の人間性であろう。自転車に乗っている時の何気ないつぶやきや鼻歌に深い味が染みている。
草花を手に取り、これは〇〇という花だとかとにかく植物に関する知識は半端ではなく、虫を掌に載せて遊ばせている様は心から楽しんでいるようで、よっぽど子供時代に「悪ガキ」だったのかと思わせる。

火野の自転車にもカメラが付けられているのだが、カメラは人が歩く目線の風景が写り、臨場感たっぷりである。どのカメラも高性能である。画像が鮮明でとてもきれいだ。
いつも必ず食堂で食事するシーンがあるのだが、これもまるで画像に味があるようで面白い。
今までの放送シーン 獅子吼高原で

見附島 この島が誰かの顔に見えるんだって
自転車の荷台には人形と一緒に花が咲いた枝きれなどが括り付けられている。面白い性分なんだろう。
だが、経歴を見ると「女遍歴」がただ者ではなさそうだ。著名な女性が5人ほどもいたという。
最初の奥様とは離婚はしておらず(こわくて離婚の手続きができないという)、数々の女性と同棲をして現在の奥様と何十年も同棲しているとのことである。

そんなことはどうでもいいことであって、火野の人柄を存分発揮して番組を盛り上げて欲しいと願っている。
今月29日から石川県を走破することになっている。私の心の風景「能登町田ノ浦海岸で見た水平線上に浮かぶ立山連峰」はどういう取り扱いになったのか気にかかるところである。

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