2017年5月17日水曜日

同窓会の幹事

先日、片山津温泉で同窓会が開催された。
我等が同窓会は2年ごとに開催されている。当番幹事はその都度大変な目に遭うことになる。
60を回った頃、あるグループ2,3人が飲み屋で一杯やっている時に「学年の同窓会ちゅうもんは全然やっていないが、いっぺんやってみたらどーや」となったらしい。(聞いた話)

そんな経緯があって、今から14,5年ほど前になるが、各科の幹事に話が回ってきて幹事会を開くことになった。
機械・電気・建築・土木・家庭の各科からそれぞれ2,3名の幹事が出席して第1回の幹事会を開いた。第1回の代表幹事は発起人である機械科が担当することになった。
その幹事会が終わった後、「どーや、カラオケに行かんか」となってカラオケ屋で盛り上がったのである。
それまで顔は知っているが話はしたことがなかった者同士が、一気に気心が理解できる同志となった。

私は55まで県外の職場に勤務していた関係で同窓会の幹事とは無縁であった。それまでは数名の県庁マンの連中にお任せしていたのだが、55を回って開催したクラス会で「あんたは長いこと県外にいた関係で同窓会の幹事は無理だったが、これからはいいだろう」という話から「それなら恩返しの意味もあるので引き受けよう」となって現在に至っている。

学年同窓会は各科幹事の持ち回り方式で実施することにして最初の頃は3,4年ごとに開催していたのだが、70を過ぎたころアンケート調査を実施し、開催の必要性や開催頻度について意向を調べた。結果は多様な意見があったが、2年毎、開催場所は金沢市内よりも加賀温泉という意見に集約された。中には毎年やれという意見もあった。

そして今年3月の幹事会で新たな提案があった。今年5月のあとは2年後の同窓会で最終回としたいと提案があった。2年後は77の喜寿を迎える。
開催案内の往復はがきでは、息子さんから「父は去年亡くなりました」と連絡があったりする。
幹事の主要業務は名簿の整備から始まる。2年前の住所録から移動がないか確認することから始まる。が、この歳になると「あの人が亡くなった」という話が舞い込むようになる。
本同窓会の発起人である機械科の2名が10年前に亡くなった。冥福を祈るのみである。

卒業生が300名弱なのだが、「私の名前を名簿から削除してほしい」とか、「今後一切案内は不要」という返信はがきがあったりする。よっぽど人生に不満をもっているんだろうかと邪推したくなるのであるが・・・・。
私のクラスは年に2,3回クラス会をやっている関係で、「全体の同窓会はつまらない」と言って参加しないものがかなりある。ところが、家庭科などは学年同窓会しかやっていないので、次回で終わりとするのは抵抗感があるだろう。
今月末に幹事が集合し反省会と次回の同窓会について意見交換が行われる。
どういう方向づけとなるか注目なのである。

それにしても毎回、関東や関西、札幌、博多といった遠方から参加してくれる会員には頭が下がる。会費をはるかに上回る交通費をものともせず参加する心意気に敬服するばかりである。やはり高校生活を共にした仲間と交歓したい、そんな気持ちが強い人達なのだろう。

盛会を記念し「一本締め」

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