2013年2月27日水曜日

ネギを背負ったカモ

軌道敷設に追っかけられるように連日の作業に懸命となった測量も、ある程度軌道の先端から測量済みまでの距離ができると心に余裕ができた。
あるよく晴れた日に、田ノ浦海岸の急峻な崖をよじ登り立山連峰を眺めた。当時はなかった現在の国民宿舎あたりからの景色が素晴らしかった。
第4田ノ浦トンネル出口付近
同上付近の道床バラスト取り卸し作業状況
昭和37年4月に大幅な人事異動があり、独身寮入寮者が4人となった。新任区長を含め単身赴任者が2人、独身者が2人。
4人が退屈しない遊びといえば麻雀である。「おい、麻雀をしよう」と声を掛けられた。「全然ルールがわかりません」とお断りしたが4人しかいない、教えてやるから「やれ」と業務命令。レートを半分にしてやるからと始めたが、毎夜の勝負が月締めで給料日には相当額の負けの分を泣き泣き支払った。随分高くついた授業料ではあった。5,6か月して百楽荘で一杯やろうと誘いがあった。飲んで騒いで勘定することになり、「いくらですか」と聞いたら、「今回は麻雀の上がりを積み立ててあったから不要」とのこと。何のことはない、全て私の負けの分で支払われたのである。顔面を引きつらせながら「ありがとうございます」とお礼を云った。

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