2022年10月28日金曜日

家業を継いで7年目、今では世界進出を目指す!(その2)

今朝の新聞を見て「あれっ!」と驚いた。昨日投稿した干場健太郎氏の講演会が北稜高校で開催されたという。
講演のタイトルは「働くことは人を喜ばせる競争」 老舗鍛冶店の社長が金沢北陵高で講演とあった。
高校生が進路選択に生かすキャリア教育講演会が27日、金沢市吉原町の金沢北陵高であった。能登町の「ふくべ鍛冶」の干場健太朗社長(42)が「働くことは、人を喜ばせる競争。感謝が力になる」と語り、四代目として老舗鍛冶店を継いだ苦労とやりがいを伝えた。

  生徒たちに「地方は固定費も少なく大胆にビジネスできる。
これからは人工知能(AI)にできない創造力を養ってほしい」とメッセージを送った。

1年生175人が耳を傾けた。同社はインターネットで受発注する包丁研ぎサービス「ポチスパ」や付加価値のある商品開発で注目されている。だが、町職員から転身した干場社長が継いだ時は傾きかけていた。「継いだのは失敗と周囲に言われ、見返してやろうと必死だった」と振り返った。この講演会は県が2008年度から県内の高校で開く「トップが語る石川の産業の魅力」の一環だという。

子どもの頃は、村の鍛冶屋があちこちに沢山あった。ふいごを押したり引いたりすると炭が勢いよく燃えた。そこに鍬や鉈を入れ真っ赤になったそれを金属台に乗せてハンマーを振り下ろしていた。そんな鍛冶屋はとんと見ることが無くなってしまった。斜陽産業になってしまったと思っていたのだが、この干場社長は「さざえの身ぬき」等、農作業や漁師の道具を考案でき、かつネットで商売する異色の鍛冶屋なのだ。
今後の益々のご活躍を祈念したい。

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