2022年6月27日月曜日

お盆までには墓石復旧工事がとても間に合わない

震度6弱に続いて震度5強に見舞われた珠洲市では、墓石が転倒したり破損したりする被害が続出しているという。珠洲市内の石屋関係業者2社がてんてこ舞いの忙しさと報じている。
墓参りの季節を前に「先祖に申し訳が立たん」「盆までに直してほしい」と、応急処置の要請はすでに100件超。地元石材店は連日作業に励むが、人手が限られ復旧のめどは立っていない。地震の影響は信仰にあつい最果ての地で暮らす住民たちのよりどころにも及んでいる。


墓石を建てたり、修復したりする件数は年間40~50基ほどで、この数日で年間取扱件数の2倍以上の注文が入った格好だ。ある石材店には「いつまでにできそうかね」「なんとかならんもんけ」などと切実な連絡が連日入るが、社長は「いくつもあって、いつとは言えんもんで。順番にやっとっさけ堪忍して」と心苦しい状況を説明するしかないという。

修復作業に精出す石材業者
市内の石材店は2店のみで、人手も少なく、殺到する依頼をすぐにこなすのは難しい。全ての注文に応えるのにどれほどの時間がかかるか見通せていないのが実情だと。

そういえば、広島で一緒に仕事をした仲間で、阪神淡路大地震で明石市在住の友人が嘆いていたことがあった。「屋根の修繕を業者に頼んでいるが、3年目にようやく着工になった・・・と。

ブルーシートがなくなるまで3年を要した阪神淡路大地震

さて、他人事のように思ってはいるが、森本・富樫活断層帯上に住む我々も、いつ大地震に遭遇するかという不安を常に抱えて生活している。先日の緊急地震情報のスマホの音声や振動で固まってしまっていてはとっさの避難が不可。緊急持ち出し品の整備、避難要領をしっかり頭に叩き込まなければならない。

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