2022年6月3日金曜日

新幹線に初めて乗った高揚感

昭和38年7月25日から始まった東京~新大阪間の新幹線全線試運転のほか、各地域毎にも地元民等を対象にした試乗会が設けられた。吾々職員にも、昭和39年8月末に東海道新幹線試運転列車に試乗する機会が与えられた。

試乗した際に撮影した数枚の写真の中で、試乗する列車がホームに到着する写真があった。モノクロをAI彩色したらより一層その時の高揚感を思い出した。名古屋~豊橋間を往復したが、当時の沿線風景は田園風景がかなりあった。

目の前に停車した新幹線列車に気持ちが高ぶった

豊橋まで20分くらいだっただろうか。車内は静か、振動騒音なし。計器板を注視していると200kmを表示した。

隣の人は居眠り中

高架橋や盛土部分が多いので、景色の見晴らしが良かった。この体験があったから、5年後の山陽新幹線建設業務の募集で俺もやってみたいと思い、手を上げて広島で6年間勤務した。広島の試乗は家主の大家さんに試乗券数枚を贈呈したら、地元の人を誘って大変喜ばれた。転勤は広島港から大阪港までフェリーだったので、女房から試乗したかったとクレーム・・・

しかし、広島から博多まで「線見」という業務命令で最後部の運転席で往復した。

自分の手がけた区間の大野地区高架橋を走行中

当時、4才だった長女はもう50才を回った。トホホ・・・

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