2021年10月9日土曜日

ネットやTV放送切断は中国では当たり前

中国では昨日(8日)発表されたノーベル平和賞について、一部メディアが速報を流したが、その後に削除されて閲覧できない状態となったという。ノーベル賞委員会が、強権下で「表現の自由を守るため努力をした」と評価したジャーナリスト2人の受賞の報道について、当局が不適切と判断した可能性がありそうだ・・・・というニュースがネットで流れているが、中国では当たり前の出来事である。

ノーベル平和賞受賞はフィリピンとロシアの記者だった

ロシアやフィリピンで公然と体制批判を続けてきたジャーナリストへの授与に、中国当局が強く反応したとみられる。ノーベル賞全般については中国国内でも関心が高く、平和賞以外の各賞は連日報道されていた。
中国でメディアは中国共産党の「喉と舌」と位置づけられる。2010年に中国の民主活動家の劉暁波氏(17年に事実上獄中死)に平和賞が授与されたが、当局は国内での報道を封殺し、各メディアは授賞決定を非難する当局の談話を伝えただけだった。

20年ほど前になるが、中国のホテルでTVを見ながら朝食中の出来事だった。放送はNHKのニュースだった。何の放送だったか思い出せないが、いきなり画面が真っ黒、中国にとっては不都合なニュースだったことになる。

子どもの頃、資本主義は労働者を搾取している、だから共産主義国では貧民はいない・・・という話しを聞いたことがあった。だが、20年ほど前の北京では、ホテルから少し離れた地下道の入り口付近で「物乞い」をされたのである。また、桂林のホテル前には10人程が並んで「物乞い」をされた。

云うことと実際の差が極端。昨日、岸田首相は習近平と電話会談したという。ズバリと問題点を云うことができたのだろうか。

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