2021年9月18日土曜日

奥能登群発地震は南海トラフ巨大地震の前触れ?

もう2日前の出来事になってしまったが、当日午後6時10分からNHK「かがのとイブニング」というTVを見ていた。6時42分、いきなり画面が「緊急地震速報」に切り替わり、奥能登地方に地震が発生するので緊急避難してください・・・と。30秒くらい経って珠洲市にM5.2震度5弱の地震が発生したと伝えた。金沢は震度2と表示されたが、全く揺れは感じなかった。ただ、2階にいた孫は揺れと窓ガラスががたがたしたと話した。

TV画面
震度分布図
震度分布図を見て不思議に思うのだが、珠洲と至近距離の輪島が震度3、志賀震度2なのに新潟上越、長岡等の震度3がいくつかあることだ。この傾向は前回も同じだった。フォッサマグナの延長で珠洲市は東部のプレートになるのだろうか。

震度4の能登町の親戚に電話して聞いてみた。「ドカンと縦に揺れた。その後横揺れだったが、物が倒れたり壁にクラックが入ったりはしていない」と聞いた。耐雪設計の家屋のためか、家屋の損壊はゼロだという。

金大平松教授
金大地球社会基盤学系の平松良浩教授(地震学)は「本震の見られない群発型であり、だらだらと活動が続く可能性がある」と指摘する。
平松教授によると、地殻変動のデータから、珠洲市飯田町周辺の地下10数キロの深い場所を中心に何らかの動きがあり、奥能登で地震活動が活発化していると考えられる。一連の地震は18年5月ごろを起点に続く動きで、能登半島地震とは直接関係がないという。

また、富山大学 竹内昭名誉教授は、
「切羽詰まっているというふうに考えられている南海トラフの地震、こういう地震の前後に内陸での地震活動が活発になるということが知られていますので、今回の能登半島の活動も2007年(能登半島地震)も含めまして、一連の活動だと考えるとですね。今、南海トラフの準備段階で活発になっているわけですので、いつかは分かりませんけれども近々、南海トラフ地震が起きることによって収束していくと、そんなふうに考えられるんじゃないかと思います」

南海トラフ巨大地震が発生したら収束するという。何だか不安だなぁ。

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