2021年8月26日木曜日

なにくそ!という精神力に驚嘆

パラリンピックの表彰式を昨日初めて見た。TVの実況中継はいつ頃から開始されたのだろうか。実況中継も高校野球と交互に見たのだが競技の中継は初めて見た。
山田選手が背泳ぎしている中継も見たが、泳げるのが不思議に思える障がい者であるのに、訓練に訓練を重ねた成果を発揮した。表彰台の山田選手の笑顔を見てつい感動極まり涙が滲んだ。
史上最年少の銀メダリスト誕生!山田美幸選手
                  おめでとう

5歳で水泳を始めたという。水泳教室の野田文江コーチ(79)の「障害があっても体は浮いてくるから大丈夫」との言葉に、素直にうなずいた。水を怖がるどころか、進んで水中に入り、健常の子も尻込みする深さ3メートルのプールに勢いよく飛び込んだ。
 「水の仕組みを頭で理解しているから怖くない。度胸の良さ、課題を乗り越える力など、私らの想像を超える何かを持っている」と野田コーチはいう。

間もなくスタート
本人にとって水中は、特別な世界なのだそうだ。他の子とあまり変わらずに自由に動ける。「静かな水の中にいると、心が落ち着く」と話す。
昨年、障害の判定の結果、より重いクラスに変更になった。今大会のこのクラスには得意の自由形がないため、嫌いだった背泳ぎに本格的に挑戦。苦手な腹筋運動にも取り組み、ロープで体に結んだ重さ3キロの排水溝のふたを引いて泳ぐことでキック力を強化した。

並外れた脚力を見せつけた
スポーツだけでなく、小学校時代は習字で表彰されたという。地元・新潟県阿賀野市の英語スピーチコンテストで入賞したこともある。家では、足でタブレット端末を器用にタッチし、ユーチューブでゲーム実況の動画を見て楽しんでいる。
2019年、父の一偉さんをがんで亡くした。「パパは、ちっちゃい頃からカッパだったんだよ」と冗談めかしつつ、娘が水泳に集中できるよう応援してくれる優しい父だった。
レース後、父に伝えたいことを尋ねられると、声を詰まらせてこう答えた。「『頑張りました。私もカッパになりました』って伝えたい」

ゴールして銀メダリストの微笑み
この輝かしい成績を収める背景には、家族や支援者の皆さんの並々成らない努力と協力があって銀メダルがある。鈴木孝幸選手の銅メダル獲得にしても本人の血の出るような努力と大勢の皆さんの協力があったればこその偉業である。

バッハ会長から手渡しされた
そういえば先日、尾身会長が「バッハは何故また東京に来たのか・・・」と凄い剣幕で憤っていたが、まるでバッハがウイルスの塊のように見立てていた。銀座にも行った云々。政府に直言しても中々動かない鬱憤をバッハで晴らした。何だか変だなぁ。みっともないぞ尾身さん!

0 件のコメント: