2021年8月23日月曜日

進む過疎化 あの時140人、今3人!

写真に写っている児童の人数は130人、柳田村の柳田・小間生・合鹿・上町・黒川・当目の6小学校と十郎原・北河内の2分教場の6年生である。2泊3日の修学旅行で金沢と和倉に宿泊した。兼六園のあと、尾山神社境内に開催されていた木下サーカスの入り口だけ(サーカス入場はなし)だった。それでも檻に入れられた象やライオンを初めて見た。
時は昭和29年(1954)5月、早朝臨時バスで輪島駅まで、駅から金沢行の汽車に4時間乗って金沢に到着した。
写真屋のおっちゃんは全員を笑わせた
何を言ったのか覚えがない

当時の世相を調べて見た。
■力道山などプロレスブーム
■ベビーブームで小学校の新入生が100万人も増加
■新宿にうたごえ喫茶登場
■ボーイング707型機が初飛行
■50銭以下の小銭廃止
■日比谷公園で第1回全日本自動車ショー開催
■浅間山が噴火し関東に火山灰が降る
■マツモトキヨシが有限会社として設立
■明治製菓が日本初の缶入りジュースを発売


写真に写っている生徒数は130人だが、修学旅行に参加できない者も何人かいるだろうが、村全体の6年生なのである。あれから67年、日本全国過疎化が進み、2060年には人口が8千万人に減少する見込みだという。何年か前にとうとう旧柳田村エリアの小学校が1校だけに統廃合され、入学者は3人にまで減少したという。
昭和29年の出来事に「ベビーブームで小学校の新入生が100万人増加」とある。
文明が進むほど人口が減るのだろうか。40年後には確実にあの世にいる世代だが、心配で寝不足しそうだ。妙案は有るはずだ。真剣に衆知を集め人口減を抑えよう。

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